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気が付いたら、人生の半分以上オーストラリアに住んでる事になっていた、シングルマザー歴22年、リメディアルセラピスト、桔梗のブログの部屋へようこそ。
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夏の始まりゴールドコースト!
NSW州とACTはとうとうダブルワクチン接種率が80%に達した。
先週、接種率が70%に達したので、長く続いたロックダウンが解除され、NSW州の人々は自由に外を歩く事が出来るようになった。
14日の木曜日には、ACTのロックダウンも解除されている。
そして、22日の金曜日にはVictoria州のロックダウンが遂に解除される。
オーストラリア全体のダブルワクチン接種率は、67.8%に達している(一回接種は84.6%)ので、12月初旬には80%に届くだろう。
『ダブルワクチン接種率が80%を越えたら開国』
と首相が発言していたのだけど、なんと11月早々にQantas航空がシドニー空港から国際便を飛ばす事が決まっている。
最初は世界中に取り残されたオーストラリア人の帰国である。
ダブルワクチン接種が終わった人であれば、隔離措置ナシで入国が出来そうな感じである。(まだ正式な決定ではナイ)
その後は留学生や外国人労働者、そして最後に観光客、と、順を追ってオーストラリアへの入国が認められていく。
彼ら、留学生や外国人労働者の入国を臨むビジネスオーナー達は多い。
留学生はオーストラリアの教育機関にとって大きな収入をもたらしてくれると、同時に、大切な労働者でもある。
農家の収穫時期に活躍してくれるのが、近郊の島国や東南アジアからやって来る季節労働者やワーキングホリデー旅行者である。
週末の忙しい時だけや、スクールホリデーの時だけなどの仕事に留学生やワーキングホリデー旅行者は対応してくれるし、フルーツピッキングなど、農場を移動して歩く仕事には、季節労働者やワーキングホリデー旅行者が欠かせないのだ。
昨年は、収穫時期に十分な労働力が無かったために、多くの作物がダメになった。(超勿体ない)
そしてホスピタリティ業界(日本でいうサービス業)の人手が足りなくなっているようだ。
オーストラリア人は仕事の選り好みをするので、スタッフ募集しても応募に来ないらしいのだ。(それで失業保険を貰い続けるのはおかしいやろ...と私は常に思っている)
ワクチン接種率が80%に達したので、NSW州では来週から更に規制が解除になるようだが、NSW州の地方では未だ接種率が50%に達していない所もある。
なので、ロックダウンは解除になっても、NSW州都市部の住人は地方に旅行出来ない措置が取られている。
特に観光業が主な収入源になっている地方都市では、都市部からの旅行者に収入依存している部分が大きいので、ワクチン接種率が上がらないと観光業が復活出来ないが、Covid-19の影響が全く無かった地方ではアンチワクチン派も多く、観光業従事者は複雑な心境のようだ。
因みに、政府の発表したワクチン接種が義務付けられた職に就いているNSW州民が、政府の『ワクチン接種義務』法律に異議を申し立てた裁判が金曜日にシドニーで行われたのだが、最高裁判所は、アンチワクチンの人々の異議申し立てを退けた。
訴訟を起こした労働者達は、仕事に戻る為にはワクチン接種をしなければならず、それが嫌であれば退職しなければならない。
因みに、11月から国際線の就航を開始するQantas航空は、就労者全員にワクチン接種を義務付け、接種を拒否する従業員は職を失う事になる。
Qantas航空は乗客にもワクチン接種を義務付けているので、従業員が未接種では示しがつかないのだと考えたのではないだろうか。
前回のブログ『Covid-19 最前線のドクターのつぶやき』でも書いたけれど、人々の命が沢山失われているパンデミック下で、自分の命を守る為にもワクチン接種はとても重要だと私は思う。(大げさな~。ただの風邪でしょ?って言ってる人もいるけど、風邪もこじらせたら死ぬからね)
このQLD州の州知事が、
「これからは自分の身は、自分で守って下さい。」
という発言をしたと思ったら、今度はチーフヘルスミニスターが、
「デルタ株をこれ以上抑えておくことは出来ません。ワクチンの免疫が付くまで5~6週間かかります。今、一回目のワクチン接種をしていない方は、もう遅すぎる事になります。5~6週間後に何が起きるかは私にもわかりません。」
と発言。(お~!てか、今更、遅いわ!!)
NSW州、ACTがもう既にロックダウンを解除。
そして来週にはVictoria州がロックダウンを解除する。
11月の終わりには、私立の学校が8週間の夏休みに入り、12月の半ばには公立の学校も6週間の夏休みに入る。
QLD州の観光地も夏休みのセールを始めている。
恐らく12月1日あたりをめどにQLD州の州境が開くだろう。
マジ、QLD州の病院ではCovid感染患者を受け入れる体制は出来ていないので、州境が開いたら、
「私、健康食品摂ってるからCovidにはかからないだろうし、万が一かかっても、軽症だろうから大丈夫~。」
なんて思ってる、ワクチンを接種する気が無い方は人込みの中に出る事は避けた方が良いだろう。
Covid に感染して肺炎にでもなって、病院に収容して貰えなかったら、下手すると『死』だ。(Covid 感染患者の2割、詰まり、10人に2人が肺炎になる統計が出ている事を知ってるのだろうか?)
今朝のモーニングショーでVictoria州の州知事が言っていた。
州知事:「Victoria州の病院のICUの患者の97%がワクチン未接種者です。これが現実です。」
さて、欧州ではもう既に、ダブルワクチン接種者であれば国境を越えた旅行が可能になっている。
オーストラリアでも、来年には海外旅行者を受け入れる様になるだろうが、全ての観光客にワクチン接種と出国前と到着時のPCR検査を義務付けるであろう。
世界中のワクチンを打たない派の人々は、少なくとも当面の間は海外旅行は出来ないと思った方がいいのではないだろうか。(それとも世界中の国相手に『ワクチン接種の自由』の裁判をおこす?😅)
スペイン風邪パンデミックも3年で終焉しているので、恐らくこのCovid-19パンデミックもあと1~2年で終焉すると思うが、それでもパンデミックが終わったからといってウイルスが消える訳では無い。(パンデミック終焉=ウイルス全滅、と思いこんでる人もかなり多いとは思うが、それは違う)
けれど、Covid-19のデルタ株に対応するワクチンの生産が進められているようだし、経口薬の開発も世界中で進んでいる。
スペイン風邪は、当時の世界の全人口(18臆人)の1/3が感染し、5000万人以上が亡くなったと言われているが、Covid-19も世界の人口の1/3が感染するかワクチンを打つかで身体に抗体を持つようになると、数年後にはインフルエンザのような流行り感染症として扱われるようになるのではないだろうか。(全世界のCovid‐19感染者は現在まで2臆1900万人。死者は全世界で455万人)
そうすれば、将来、職種によるCovid-19に対するワクチン接種の義務化も撤廃されるかも知れない。
全てはCovid-19ウイルス次第だ。
オーストラリアへ飛んで来たいと思っている帰国者、学生、季節労働者、そして観光客の方々は、暫くの間は、
『ワクチン接種の自由!』
を叫んでいたら、オーストラリアへ飛んで来る自由はないと思った方がいいよ~。
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