こんにちは。

 

気が付いたら、人生の半分以上オーストラリアに住んでる事になっていた、シングルマザー歴22年、リメディアルセラピスト、桔梗のブログの部屋へようこそ。おねがい

 

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私のオーストラリアの人生経験、国際結婚、DV、国際離婚、裁判、鬱、カウンセリング...人生最大の激動の頃についてはコチラからどうぞ

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ゴルフ場のティーグラウンドで、ショットを打とうとするゴルファーの直ぐ前で、カンガルーがのんびり草を食んでいる。オーストラリアのゴルフ場ではよくある光景。

 

 

 

 

 

Happy New Year!

 

明けましておめでとうございます。

 

 

 

 

2022年1月1日。

 

 

めっちゃ平和である。

 

 

 

昨夜は、娘とご馳走を食べ、シャンペンを開けたら酔って知らないうちに気持ち良く熟睡。😪😪😪

 

 

花火も見てもいないし、何も聞こえなかったのであった。(爆睡😴😴😴)

 

 

 

今朝は、雨の音で起きた。雨雨雨

 

 

かなり雨脚が強いので、さすがに酔ってビーチで寝ている輩は、今年はいないだろう。(毎年必ずいる。夏だから凍死は無いが、飲酒による脱水症が怖い)

 

 

 

 

22年前の2000年の1月1日は、嵐の前のつかの間の静けさだった。

 

それでもParadise Point(地名)で、新年の花火を見た記憶は鮮明に残っている。

 

 

『Happy New Year!!』

 

 

と聞こえてくる人々の声に

 

 

(Happy New Yearか...。今年はいい年になるいいな)

 

 

なんて、ちょっと冷めた気持ちで花火を見ていた。

 

 

めっちゃ沈んでて、当時は、『今年はいい年にするぞ~』ではなかった。

 

 

 

 

 

今年の師走に起きた二つの大きな事件。

 

12月18日に起きた『大阪・北新地ビル放火殺人事件』と『神田沙也加さん急逝』で、考える所が沢山あった。

 

 

 

 

 

 

 

 

この事件に巻き込まれた人々の家族(被害者も、加害者も)にとって、

 

 

『Happy New Year!!明けましておめでとう』

 

 

という巷の人々の言葉は、やっぱりちょっと遠巻きに見てしまうものがあると思う。

 

 

22年前の私みたいに。

 

 

 

 

今から22年前の1999年の12月19日は、私の別居、離婚地獄が始まった日。

 

25日のクリスマスは悲しい思い出の日になっちゃった日。

 

2000年の新年を希望で迎えたのだけど、そこからは辛い日々が3年以上続いた。

 

そんな過去があるので、年末の事件で最愛の人を失った人々の心を思うと、ちょっと涙が出てしまう。

 

 

(この新年を、昔の私がそうだったように悲しみの真っ只中で迎える人々は、世界中に沢山いるんだよなぁ。)

 

 

と思った。

 

 

 

そんな私は、ある記事を見た。

 

 

 

 

2014年に居所不明児童17歳の少年が祖父母を殺害した事件。

 

 

『居所不明児童』とは、その名の通り、生きているのか死んでいるのかも分からない、居所が不明な子供。

 

 

本来、親がキチンと病院に通わせたり、学校に生かせたりしていれば、こんな事は起きないが、少年は小学校5年生から学校へも行かせて貰えず、浪費壁のある働かないシングルマザーの母親は、ホストクラブに行ったり、ホスト(義父)を家に連れ込んだりと、やりたい放題。

 

 

そんなこんなで妹が生まれると、少年が面倒を見る。

 

 

ハッキリ言ってホームレスの状態。

 

 

少年は小学校5年から中学2年まで、母親と義父に連れられ学校にも通わせてもらえないまま、ラブホテルを転々とした野宿をしたりして生活をしていた。さらに、少年は両親から度重なる虐待を受け、「生活費がないのはお前のせいだ」と責め立てられて親戚への金の無心を繰り返しさせられていたという。

引用元:『誰もボクを見ていない: なぜ17歳の少年は、祖父母を殺害したのか 』p5 著者山寺 香 ポプラ社  

 

 

この義父も、結局浪費癖のあるこの母親から去っている。

 

 

そして事件は起きた。

 

 

この17歳の少年とその妹の母親の姉は(つまり伯母)、そんな甥や姪の境遇を知っていたが、裁判で自分の両親を殺害した甥に対して、怒りをあらわにしたそうだ。

 

 

が、裁判官は、

 

 

「貴方を責める訳ではありませんが、周囲の大人が彼を救ってあげる事は出来なかったのでしょうか?」

 

 

と、問うている。

 

 

 

死刑を求刑した検察に対して、裁判長は15年の禁固刑を与えた。

 

 

彼は今24歳で、刑務所の中で2022年の新年を迎えている。

 

 

皮肉なものだと思う。

 

 

母親から虐待を受け続けて尚母の愛を求め、母子依存関係にあった17歳の少年は、祖父母を殺害した事で刑務所にり、初めて虐待親から自立をする事が可能になった。

 

 

この親子関係が歪んでいたという実態を彼が学び、彼を理解して相談にのってくれるような人が側にいたなら、彼は前を向いて、希望という光を人生に見つける事が出来だろうと思う。(彼には、長くカウンセリングなどを受けて欲しいと思う)

 

 

本が出版されている。(注文したい)

 

 

 

そして、映画にもなった。

 

 

 

 

 

今、この時にも、Happyじゃない子供達は沢山いるし、昔の私みたいに、トンネルの中でもがいている虐待被害者は沢山いると思う。

 

 

 

そんなDV経験を綴った私のブログを読んで下さった方から、

 

 

『色々知る事が出来ました。』

 

『参考になりました』

 

 

というようなコメントを頂いた時は、たった一人でも、私のブログを読んで、人生の参考にして下されば、それは私にとってとても嬉しい事だったりする。

 

 

 

私は22年前に、人から支えられてDV関係から逃れる事が出来た。

 

 

その経験が、一昨年の母の超熟年離婚の時に母の気持ちを支えられてよかった。

 

 

 

自分の苦しみを他人と分かち合う事で、その人の人生にプラスになるんならめっちゃ嬉しい。

 

 

 

昨夜、アリスと話をした。

 

 

アリス:「高額Lotto(宝くじ)が当たったら、何に使いたい?」

 

 

私:「日本で親の虐待を受けて、養護施設で育てられているような子供達に、オーストラリアで教育を受けさせて、オーストラリアでの新しい人生を見つけさせてあげたいかなぁ。」

 

 

アリス:「いいんじゃない?凄い良いと思うよ。」

 

 

アリスも虐待を受けている。

 

 

 

私は虐待関係から逃れて、22年後の今は幸せを感じている。

 

 

けれど、やっぱり虐待のニュースには敏感になる。

 

 

同じ境遇の人や、子供達の力になれればいいと思っているけれど、何が出来るのか。

 

 

それは2022年の課題にしようと思う。

 

 

 

 

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