こんにちは。
気が付いたら、人生の半分以上オーストラリアに住んでる事になっていた、シングルマザー歴22年、リメディアルセラピスト、桔梗のブログの部屋へようこそ。
ご訪問ありがとうございます。
私のオーストラリアの人生経験、国際結婚、DV、国際離婚、裁判、鬱、カウンセリング．．．人生最大の激動の頃についてはコチラからどうぞ
夏の夕焼け
全豪オープンを目前に、ジョコビッチ騒動が治まらない
私は、一昨年のパンデミックが起きた直後にマスク無しでパーティー開いてCovid-19に感染した時からジョコビッチに、
（なんやパンデミックを甘く見てるよな～
）
という印象を持っていたのだけど、その後、ワクチン接種もせんと東京オリンピック行ったし、『自分大事』な人である事は重々承知していた。
彼がワクチン接種する気なんて更々無かったであろうことは、全世界の人達がご存じだったと思う。
それで、オーストラリア入国に『Vaccine exemption』を取得したと聞いて、
（どんな手使ったんや
）
と、私ははなっから懐疑的だった。
『12月16日にCovid-19の陽性反応が出ているので、感染した後6か月間はワクチン接種適応外』
というのを『Vaccine exemption』の理由にしたらしい。
（実際オーストラリアでは、Covid-19感染後は3か月間ワクチン接種はしない方がいいという事だったけど、オミクロン株の影響で前倒しされている。）
それにしたってジョコビッチは12月16日までワクチン接種してなかったんだから、まあ、豪州オープンに参加するために接種する気は更々無かったって事だよね？
けれど、そのワクチン回避理由が今回の騒動を引き起こしている。
「バスケットを一緒に見に行った人が『陽性』になったので、12月16日にPCR検査を受けたら『陽性』だった。」
と、ジョコビッチは発表したけど、翌17日にイベントに出席して、マスク無しで子供達と写真まで撮っている。
そこをメディアに追及されて、
『12月16日にPCR検査して、17日の夜に陽性を知ったから、17日のイベントに出席した時は陽性と知らなかった。』
とジョコビッチは言い訳してるけど、これも矛盾している。
（16日にPCR検査受けたら、結果出るまで普通は自宅待機じゃね？）
基本的に感染を疑ってPCR検査したら、オーストラリアでも結果が分るまでは自主隔離だ。
加えてジョコビッチは、陽性が判明した翌日にはインタビューを受けている。
一言、
「Covid-19の陽性が判明したので、リモートでお願いしま〜す。」
と言えば良い事ではないのか？．．．と思うのだが。
恐らくジョコビッチは、
（大して症状も出ていないから、公表しなきゃわかんないし大丈夫じゃね？）
と、思っていたんだろう。（感染を公表したラファとは大違いや～😅）
国際的スポーツスターであれば、そういう常識は身に着けていなければいけない筈だけど、彼の常識が私達の常識から外れちゃっているような気がする。（『私は特別』っていう常識？）
で、その『感染陽性』をワクチン回避の豪州入国手段にちゃっかり利用しちゃった。
ところが、入国で問題発生で、政府指定のホテルに連れて行かれる。
（一流ホテルでは勿論ナイ。『特別食を一流シェフに作らせて運んで欲しい』と要求したらしいけど却下され、そこのホテルのシェフが特別食を作ったらしい。ジョコビッチはグルテンフリーダイエットをしているハズ）
私から見たら、ジョコビッチは
（あ～、やっぱりね🙄）
という、彼のパーソナリティに感じていた『自己中』部分が確証に変わっただけなのだ。
だから今回の入国の問題でも、自己を守る為に言い訳はするし、周囲に責任をなすりつける事も何気に平気でしている。
先述の「17日のイベント参加は『陽性』が分る前の参加だった。」という言い訳や、しっかりドバイやスペインに行っちゃったりしているのに、『渡豪14日間前に海外旅行はしていない』という入国時の申告に『していない』と申告し、旅行してた事が世界的に報道されると、「マネさんが申告書書いたので単なる『人為的ミス』です」と発表しちゃったり．．．。（確認してからサインしなかった君の責任はどうなるんや？）
今はメディアが発達してるから、そういう矛盾した行動は直ぐにターゲットにされちゃう。
唯一、18日に受けたインタビューだけは言い訳出来ないと判断したのか、自分の非を認めている。
名声を手に入れると『パーソナリティ』が変わっていく人は多い。
全て『自分が正しい』という思考になっていくのかも知れない。
全米オープンで大阪なおみ選手が優勝した時のセリーナ・ウィリアムズ選手の癇癪も、自分の地位を若い選手に脅かされる事に対するイライラから来ているものだったんだろうけど、あれはチョット見苦しかった。
今回のジョコビッチの弁明も、私から見たら
『見苦しい』
の一言。
オーストラリアは、16歳以上の国民の90%以上がダブルワクチンを打っている国だ。
勿論、ワクチンなんか嫌だと思っている人も多いだろうが、国が決めたルールはルール。
それに従っている多くのオーストラリア国民にしてみれば、ジョコビッチの今回の行動は
『片腹痛い』
のである。
年末にCovid-19に感染した事を（ちゃんと）公表したラファエル・ナダルは、自己隔離が済んだ後に極秘にオーストラリアに入国して、突然、tweetしている。
🤫 Don’t tell anyone…
— Rafa Nadal (@RafaelNadal) December 31, 2021
… here I am 😉 pic.twitter.com/x1F2BJnH3y
🤫 Don’t tell anyone…
… here I am 😉
（お茶目な投稿や～）
ラファは、インタビューで
He made his own decisions, and everybody is free to take their own decisions, but then there are some consequences. Of course I don’t like the situation that is happening. In some way I feel sorry for him. But at the same time, he knew the conditions since a lot of months ago, so he makes his own decision.”
『彼はワクチンを打たない選択をして、人はそれぞれ自由に選択をする訳だけど、それには選択による結果が付いてくる。勿論、僕は今起きている状況は好んではいない。彼に同情はしている。でも、彼は何カ月も前から状況は知っていた筈で、それでも自分で（ワクチンを打たない）選択をしたんだ。』
“It’s normal that the people here in Australia get very frustrated with the case, because they have been going through a lot of very hard lockdowns,” Nadal said. “A lot of people were not able to come back home.”
『オーストラリア人の方々がこのケースに失望するのはもっともな事だよ。だって、彼らは（世界で最も）厳しいロックダウンを何度も味わって来てるんだから。多くの人達が帰国も出来ていないんだ。』
“After a lot of people have been dying for two years my feeling is with the vaccine, [it’s] the only way to stop this pandemic. The only for me clear thing is if you are vaccinated, you can play in the Australian Open and everywhere, and the world in my opinion have been suffering enough to not follow the rules.”
『この二年間で多くの人が亡くなっている状況で、僕はワクチンがパンデミックを終わらせる唯一の手段だと思っている。唯一明確な事は、もしワクチン接種をしていたら、豪州オープンもそれ以外のどこでもプレーが出来るって言う事、そして僕の考えでは、世界では、ルールに従わない事で十分に苦痛を伴っているってことだ。』
という趣旨のコメントをしている。
テニスは強いかも知れないけど、ラファとジョコビッチの人としての格は、ラファの方が格段上だという事が証明されたような、今回のCovid-19騒動の顛末って感じだと思った。
（今現在、ジョコビッチのビザの最終裁判結果は出ていません。弁護士だけが儲かってる．．．って気が）
記事が面白かったら、ポチっと押して頂けたら嬉しいです
