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気が付いたら、人生の半分以上オーストラリアに住んでる事になっていた、シングルマザー歴22年、リメディアルセラピスト、桔梗のブログの部屋へようこそ。
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日本でスキーホリデーを過ごしたお客様が帰って来て、2週間のホリデーの様子を話してくださった。
そこはニセコ。オーストラリア人に大人気のスキーリゾートだ。
私にとってはちょっと思い出のある場所である。実は2019年の5月に渡日した時、ニセコのリサーチに行ったのだ。
理由は、ビジネスの可能性を見たかったから。
私のマッサージのお客様に毎年ニセコにスノーボード🏂ホリデーにいくお客様がいて、その方のお土産話を聞いているうちにこう思ったのだ。
(冬の間だけでも日本で仕事が出来たらええなぁ)
当時はまだ母が生きていて、おん年84歳だったが、2013年から毎年渡日していた私は80を過ぎた辺りからの母の衰えが見え始めていて、母にもしものことが起きて、日本とオーストラリアを行ったり来たりする生活を余儀なくされた時のことを考え始めていた。
北海道と私の母が住む街はエライ離れているが、日本の20倍の大きさのオーストラリアと比べると、同じ日本国内だから移動距離は大したことは無い。(大陸に住むオーストラリア人的思考😅)
5月ならオフシーズンだし、車で回って町と町との距離や所要時間や、スキーやスノーボード以外のアクティビティがないかどうかなどをリサーチしようと思ったのであった。
これはホンマに良い旅であった。
東京から北海道新幹線で函館に行き、そこから特急に乗り換えて長万部で下車。そこで一泊して、翌日にローカル戦で倶知安で下車。レンタカーを借りて走り回った。
北海道新幹線の終点『函館北斗駅』で、新幹線が2030年に札幌まで繋がる予定であることを知った。私が一泊した長万部も停車予定駅になっていて、駅前に大きく垂れ幕がかかっていた。
長万部は、名前は学生の頃から知っていた(珍しい読み方やから)が、降りてみるとあまり活気の無い町のような気がした。(あまりに遅い時間やったので、そう見えたのやも知れない)
けれど泊まった宿の温泉は良かった。蟹めしで有名なのだが、その時はチェックインも遅く、翌朝も早く出てしまうという素泊まりだったので残念ながら宿で食事はしていない。次回は蟹の時期に行って、名物の蟹めしを食べようと思う。😋
さて、翌朝の始発に乗ってニセコに向かったのだが、この電車から眺める景色がとても良かった。ゆっくり走るローカル線だから増して堪能出来たのだと思う。これが新幹線になったら、流れる景色が超特急で飛び去って行くだろうから情緒は薄れちゃうだろうな〜と思った。
スキーリゾートは『ニセコ(NISEKO)』という名で知られているけれど、実際にはニセコ町と倶知安町とその倶知安の比羅夫地区のスキーリゾートエリアを合わせて『ニセコ(NISEKO)』と呼んでいる。
実際のニセコ駅は対して大きい駅ではなく、駅前にレンタカーショップは無かった。
ニセコ 駅。オシャレ
ニセコ町まで行けばあったのだが、歩くにはちょっと駅からは距離がある。なので、倶知安で借りることにした。(全部事前にネットでリサーチした)
駅からレンタカーショップまでは歩いて5分ほどの距離だった。私がオーストラリアから来ていると言うと、店員が海外から来るスキー客の買い物の金額の大きさに驚いてるという話をしてくれた。
私:「まあ、ホリデーに来る方々は基本お金もってますからね。それにオーストラリアは物価高いから、あれでも彼らにとっては安い方なんだと思いますよ。」
と言う話をしたら、その方は驚いていた。
レンタカーでオーストラリア人が多く訪れる『比羅夫(ヒラフ)』へ向かう。
比羅夫に向かう途中、花園リゾートホテルに立ち寄った。そこはまだ倶知安である。夏のアクティビティも充実していてゴルフ場まであった。2030年の新幹線開通に向けてさらに開発されている途中のようだった。
花園リゾートの夏のアクティビティマップ
比羅夫までは、雪の無い5月で15分くらいの距離だった。
オーストラリア人がいうNISEKOというのは、実際は比羅夫地区である。ニセコ駅の次の駅が比羅夫駅なのだが、ここはなんと無人駅だった。駅の周りには、本当に何んにも無かった。比羅夫は、オーストラリア人が開発した町と言っても過言では無いように思う。
ヒラフ駅。無人駅で、周りはマジで何もナイ…
2019年のこの5月の日は天気が良くて、羊蹄山が綺麗に見えていたのがとても印象的だった。途中、フォトスポットに立ち寄り、写真を撮ったりした。
羊蹄山(ようていざん)
今回ニセコに行ったお客様は、ニセコー比羅夫ー倶知安を繋ぐシャトルバスを利用されたようで、比羅夫ー倶知安はやはり15分位だったと言っていたが、実際にはこのシャトルバスも遅れ気味だったようだ。しかも8時で運行が止まるのだそうで、それ以降は車を持っている観光客しか出歩けない。レストランで食事をしても、8時までには済ませなければバスに乗れないのだ。せめて、10時位まで走らせても良いような気がする。(観光地やし)
さて、2019年の5月、到着した比羅夫の町は...何も開いていなかった。
(お客さんの話してくれた通りやわ。何も開いてへん)
勿論、年中開けている店もあるのだが、私のお客様の話では、レストランなどもスキーシーズンだけ開けて、それ以外の時期は閉めるところが多いとのこと。スキーシーズンの4ヶ月〜5ヶ月で、一年分を稼いでしまうのだと仰っていたが、本当にそのようだ。
当時目についたのは、建設中のビルの多さだ。この比羅夫が、どこまで大きくなるのか興味を持った。
建設途中のビル
長期滞在型ロッジも沢山あったのだけど、問題は、比羅夫にはスーパーが無いのであった。だから、倶知安のスーパーで食料を大量に買って行くのだろう。けれど、この2019年のリサーチ旅行の時、このロッジ近くにショッピングセンターが出来る予定だと地元の人が言っていた。なので、このショッピングセンター周辺で何かビジネス出来ないかな〜なんて思っていたのだが、その後2020年早々に世界中で鎖国が起きたので、恐らくコロナ中は工事は進展しなかったに違いない。
比羅夫のスキーロッジエリア
実際に、今回ニセコに行った私のお客様もスーパーでの買い出しは倶知安まで行っていたらしい。そして、お客様が言うには、旅行客の数に見合うだけのレストランやカフェが開いていなかったと言う事実。実際私がリサーチで行った時に、
(あ、ここは外国人が気に入りそうな場所やわ〜)
と思ったvillageも開いているお店がほんの数件だったそうで、コンビニでお酒買って、コンビニ前で飲んでいる旅行客もおったとか。
お客様:「いっち番忙しかったのは恐らく数件しかないコンビニだったんじゃない?私たちも一回、1万円以上の買い物して夕飯それで済ませたもの。」
と私のお客様が言っていた。
スキーリゾートも、昨年末には準備が整わなかったのが事実だろう。特に、倶知安、比羅夫、ニセコのリゾートは冬場に働く人を入れなければいけないのだが、開国しないことには人の募集も出来ないし、ビジネスプランも立てられない。日本全面開国が10月くらいじゃなかったろうか?
それでも、頑張って開けたお店は稼げていると思う。2019年よりかなり値上げをしているらしいのだが、開いている店が限られているから選択の余地は無い。レストランは予約無しでは入れなかったらしい。
けれど、来年からは準備万端で観光客を受け入れられるだろう。2030年の新幹線開通まであと8年。恐らくこの1〜2年で再び開発が進むと思う。
2019年の私のニセコの旅は、次に続く。