こんにちは。
気が付いたら、人生の半分以上オーストラリアに住んでる事になっていた、シングルマザー歴23年、リメディアルセラピスト、桔梗のブログの部屋へようこそ
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Gold Coastの夜景
地球の反対側では、未だにクリスマスイブのご馳走を家族や友人や恋人と楽しんでいる人も多いだろうが、オーストラリアはクリスマスモーニングである。
暑いと予想していたが、何気に過ごしやすい朝になった。
セミの声が聞こえる。
34回目の夏のクリスマスだ。
昨夜、娘アリスが作ってくれた『カンガルーバーガー』とスパークリングワインでささやかなイブを過ごした。
オーストラリアのハンバーグに欠かせないビートルートが入っていてめっちゃ美味。
因みに、アリスが作る『バンビバーガー』(鹿肉バーガー)も美味である。
デザートはライチとチェリー。
この時期の定番フルーツである。
普段飲まないので、6時間の出張マッサージで疲れていたこともあり、グラス二杯でほろ酔いで寝てしまったらしい。
そして今朝、珍しく夢を見た。
小学校5年生のクリスマスの夢だった。
子供の頃、クリスマス時期は毎年弟妹と一緒に小さなクリスマスツリーを飾るのが楽しみだった。
毎年お歳暮に送られてくるイチゴのクリスマスケーキと、母が用意してくれた鳥の骨付きもも肉のご馳走がクリスマスイブの定番だった。
幼稚園がカトリック系だったのでクリスマスは一大イベントだったのだが、私の父にとってはクリスマスというのは何の意味も持たない日だったようで、私達はクリスマスプレゼントなどというものを貰った記憶は無い。(誕生日プレゼントも貰ったことは無い😅)
子供の頃の1年というのは身体も心も大きく成長する時期だ。
小学校5年生になったその年のクリスマス、私は弟妹の喜ぶ顔が見たくて、自分のおこずかいで弟と妹にクリスマスプレゼントを買った。
弟は小学校3年生で、妹は1年生。
共働きだった母は忙しくて、クリスマスのご馳走は用意していても子供たちのクリスマスプレゼントまでは考えていなかった。
帰ってきた母に二人へのプレゼントをこっそり見せた。
「ありがとう」
母は私にそう言ってくれた。
その夜、いつものクリスマスと同じ様にご馳走とクリスマスケーキを食べ、家族の団欒を楽しんだ。
そして二人が寝た後、枕元にプレゼントを置いて布団に入った。
翌朝、目覚めた二人は枕元のプレゼントを見て驚き、包みを開けて嬉々としていた。
その弟妹の様子を見ていた私は凄く幸せな気分だったのを今でも覚えている。
今朝の夢はそれだった。
夢から覚めて、暫くしてから涙がこぼれた。
恐らく弟妹は、あのクリスマスの朝を覚えてはいないだろう。
彼らにとってはあれは忘却の彼方のクリスマスで、私がどんな思いを込めて彼らにプレゼントを用意したのかも、今の彼らにとっては何の意味もなさない。
アリスは言う。
「お祖母ちゃんが生きていたら、日本でクリスマス過ごしても構わないんだけどな。」
2021年のクリスマスに母とアリスと私の3人でオンラインコールをした。
互いにケーキを買って、皆で一緒に食べた。
それが私達家族の最後の幸せなクリスマス団欒だった。
人はいつどこで何があってこの世から去ってしまうのか分からない。
もしかしたら、これが最後のクリスマスになるかも知れない。
家族や友人とのクリスマス団欒を当たり前と思わずに、そうやって一緒に過ごせる事に感謝して楽しく過ごして欲しいなと思う。
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