購入した大型バイク(NT1100)の改良

良いバイクですが、気になるところもあります

ホンダNT1100は3月下旬に納車されて、3か月が経ちました。11年間乗ったCB1300SBは、真夏だとエンジンの排熱が足に当たって街乗りは本当に苦痛でしたが、NT1100は排熱が体に当たらない工夫がされていて快適です。これは本当に凄いことです。しかし、不満に感じて改良したポイントもあるので、今回はそのうちの2か所を披露します。

CB1300SBのリアサス(後輪のサスペンション)は後輪タイヤの左右に1本ずつ付いていて、合計2本のサスでした。オーソドックスなレイアウトですが、シート下の空間が広くとれて、かなりの収納力がありとっても重宝しました。

NT1100はシートの真下に1本のサスが配置されています。後輪タイヤの可動範囲を大きくできて、乗り心地はこちらの方が良くなるし、機構的にもシンプルにできます。

私のもう一台のバイク、ヤマハWR250Rも1本サスです。この1本サスを始めたのがヤマハで、モトクロスのレースでスタート直前まで秘密だったようです。2本サスが常識だった時代に、スタート時間が近づき覆いが外されると、「リアサスが無い!!」と周囲からどよめきがあがったそうです。起伏が激しいモトクロスのコースで1本サスの可動域は素晴らしく、圧倒的に速かったのです。それからは各社から細部の機構は異なるものの、1本サス装備のモトクロッサーが誕生しました。そして1本サスはオンロードバイクにも波及しました。ちょっと横道にそれましたが、1本サスは車体の中心、後輪タイヤの前に配置されるので、後輪が巻き上げたドロやゴミがもろに当たってしまいます。そのため、「泥除け」を付けたりカバーを装着してサスペンションを保護しています。

ところがNT1100には泥除けがありません。ちょっと走っただけで泥や砂がサスペンションにかかりました。このバイクも10年乗ろうとしているのに、その前にサスペンションがオイル漏れしたら、高い修理代になってしまうでしょう。そこで、ゴムの板とブリキ板、針金、ビニールテープで即席の泥除けを取り付けました。この効果は絶大で、その後は後輪が巻き上げた泥や砂がかかることが無くなりました。

もう一つの気に入らない点が、大金を投じて装備したパニアケースです。ケース137500円、アルミパネル17600円、サポートステイ25300円、工賃15730円など計198220円でした。片方で10万円近くしたケースなんですが・・・・・

アルミパネルを押すとペコペコと音がします。ケース本体とパネルの間に隙間ができているようです。とっても気になります。

アルミケースを固定しているボルト4本を外して中を見ました。上下に細い両面テープが貼ってあるだけでした。

そこで両面テープを追加しました。これでだいぶ改善されました。

このケースで一番気に入らないのが、ケースのふたを閉めた状態でも、隙間が開いていることです。これではツーリング中に雨になったら、中に入れたものが濡れそうです。

これ以上隙間が広がらないように、バイクから外して格納している時はゴムひもできつくしばっています。高価なパニアケースなのに、ホンダらしくないなぁ! まあ、それでも真夏でも快適に乗れるビッグバイクに満足しています。ではまた

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