1敗ぐらいどうってことないぜ、阿炎 | ハッキヨイ!よっちゃん相撲日記

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  初日から連勝を続けてきた阿炎(あび=西前頭6枚目)に7日目、土がつきました。

  相手は、今場所好調の阿武咲(おうのしょう=東前頭5枚目)。立ち合いから、長い手を生かした突っ張りで阿武咲をのけぞらせ、一度は押し込んだものの、右からのいなしで崩され、突き落としに屈しました。

 先場所、横綱照ノ富士と最後まで優勝を争った勢いが、今場所もこのまま続きそうだと思われてきましたが、ついに連勝ストップです。

 

 前日の6日目、NHKテレビの相撲解説で、北の富士さん(元横綱)が興味深い話をしていました。

 

 その中で北の富士さんは〝自分は組んでたたかう四つ相撲だった。組んでしまえば、一見不利でも何とかなる四つ相撲とは違って、突き、押し相撲はとにかく攻め続けなればならない。強い精神力が必要だ〟と解説していました。 

 

 突き、押しは相撲の基本と言われ、豪快に見える上手投げなどは応用技です。この基本技を身につけ、持ち味にしていくのは、これまた至難の業です。

 北の富士さんの話は、別の側面からそれを指摘したものだと思いました。

 

 阿炎は昨年、相撲協会が定めたコロナ感染防止違反で3場所出場停止という厳しい処分を受けました。復帰後の土俵では、奇襲に頼らず、真っ向から挑む、絶対ひかないと、突き押し相撲に徹底して追求しているように見えます。それはそれですごいことですが、この日の相撲を見ると、まだまだこれから、という事なのかもしれません。

 

 カギは、北の富士さんが言う〝強い精神力〟。

 相撲を取りたくても取れなかったときに比べたら、たかが1敗したぐらい、どうっていうことはありません!

 

 

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