大関の豊昇龍(ほうしょうりゅう)、横綱昇進へ。
金峰山(きんぼうざん)、王鵬(おうほう)、豊昇龍三者の優勝決定巴戦となった大相撲初場所千秋楽。大関が力の差を見せつけ、2回目の優勝を遂げました。
横綱昇進がぐんと近づいてきた感じがします
決定戦まで持ち込んだ西前頭14枚目の金峰山、西前頭3枚目の王鵬の活躍も見事でしたよ。
なかでも金峰山は先場所は十両でした。入門からわずか8場所目で入幕した、もともと実力を持ったカザフスタン出身の力士です。しかし最近は故障で十両、幕の内を行ったりきたり。ぱっとしない存在でした。
それが十両から舞いもどったとたん、いきなり優勝争い。びっくりしましたね。
終盤、あれっと思ったことがあります。金峰山は勝利者インタビューで「優勝めざします」と何度か口にしたことです。
たいていの力士は、のどから手が出るほど優勝したいくせに、口では「明日の一番に集中します」などとぼかし、煙幕を張って、優勝したいなんて絶対言わない。
ですから「目標は優勝」と、はっきりと口にする力士は本当にめずらしい。
率直だな、いいぞ、がんばれと思っていました。
来場所はこの調子で、口にしたら必ず実行する「有言実行」で行ってください。
新横綱誕生、若手力士らの活躍、40歳になっても若々しく動き回るベテラン力士……。横綱を期待された琴桜も、黙っていないはず。3月場所も面白くなりそうな気配です。
※昨年暮れ、ブログを閉鎖すると書きました。10月に受けた脳の手術で思うように書けなくなり、存続は難しいと判断しました。しかしそのお知らせブログに、元旦当日、たくさんの方がアクセスしてくださいました。驚きました。
12月末、手術してくれた医師から「全快です。もう治療は必要ありません」と告げられました。生活も普通に戻ってきて、相撲好きの心が揺さぶられました。
少々躊躇もしました。でも著名な歌手や俳優さんの再登場でもあるまいし、ということで、初日の1月12日からまた書きはじめました。
オチがあります。「やめます」「また書きます」と書いたのに、そのブログに上書きしてしまったので、前の文章(ブログ)が消えてしまいました。まったく、アホ、です。
おそまつでしたが、もう一度、相撲を中心に書いていきます。暇な時に覗いていただければ幸せです。
(2025年1月26日。初場所千秋楽の日に)