羽生選手が4Aにこだわる理由について書かれた 毛受さん個人の意見は、このコラムのクライマックスとも言えると思いました
あくまでも 自分の印象として語る形で、ジャッジングの問題に切り込んだ後半部分に、
びっくりしながらも、拍手したい心境になりました
個別に数字を挙げたり、
糾弾しているわけではない
柔らかな表現のなかに、
普通に見ている人でも おかしいんじゃないかと思う、現在の「評価」への疑問が浮き彫りにされていました
誰が見ても明らかにダントツの演技に、相応の評価がされない現状......
だから 羽生選手は、
ジャッジという名の他人に下駄を預けるのではなく、彼自身が 自分の力で掴み取れる4Aを目標に置いたのではないか、と、毛受さんは推測します
私も、それが、羽生選手が4Aを目指す幾つかの理由のひとつだと思います
彼は 絶対口には出さないだろうけど...
このコラムを発端に個人的に興味を持ったのは、マガジンがこの先も こうした形で、或いはもっと具体的に、採点問題を取り上げていくのかどうか、という点です
今までも、山口さんの文にチラチラあったんです
「点数はあまり出なかった」とか....
ただ、正面きって語られてはいませんでした
あって欲しくないけど、
キスクラで羽生選手が あの美しい顔を曇らせるような採点が また行われたら?
マガジンは、どう書くのかな?
万が一、疑問が湧き上がるような採点が またあった場合、そこをスルーして試合を語っても、どこか説得力に欠ける内容になるんじゃないか、と思うんです
一問一答の書き起こしなど、時代を切り開いてきたマガジンが、今後、どういう方向に舵を切るのか、
毛受さんのコラムは、もしかしたら、その布石なのか.......
今後も、マガジンを見つめていきたいと感じた、毛受さんのコラムでした
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