治そう、良くしよう、どうにかしよう。
治療家の人たちは、そういうことをよく思ってしまいがちです。
いざ患者さんを目の前にすると、良くしてあげようだとか思ってしまいます。
治療して上手くいかなければ、どうにかこうにかしてなんとか結果を出そうとします。
そういった姿勢はとても大切なものです。
そんな欲があるからこそ、治療技術を向上させようと思うわけです。
一方で、そんなものは自分の目を曇らせてしまいます。
やればやるほどドツボにはまっていくものでもあります。
何かをやろうとすればするほど、自分の目は曇ります。
要るものか、要らないものかと言えば、最終的にはそんなものは要らなくなってくるものです。
良くしようなんて思わなくても、心根の部分でそうであるなら、そんなことを思う必要はありませんよね。
自分の心根はすでにそうだから。
心根で人を悪くしたいと思っている人は、まぁなかなかいないでしょう。
私はそんな人にお会いしたことはありません。
みな、心根の部分ではいい人しかいません。
治療家さんに限らず、どんな人でもそうだと感じます。
みな、少年であり少女であり、本来の魂は輝いています。
人に良くなってもらいたいというものが心の奥底にあるものです。
治そう、どうにかしようというのは、自分が満足したいという願望や表面的な浅い願望が働いたもの。
どうにかしようなんて思っても、どうにもなりませんから。
がんばったところで、自分自身を超える力なんて発揮できません。
いつでも、どこでも自分自身です。
結果が出ないのは、日ごろの準備が足らないだけです。
欲があればあるほど、自分の目が曇っていきます。
ただ、いつもの自分自身でいればいいだけです。
とは言いつつ、いつでも人は難しい問題に直面するものです。
どうにかこうにかやっていくんです。
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基本ほったらかしで、何のお構いもしませんが、見ていただき、うれしいです。
ありがとうございます。