みなさんこんにちは。
今日も当サイトへお越しくださり、ありがとうございます。
私なりに、“ギフテッド”とか“高IQ”ってなんだろう?と時々深く考えます。この両者って、似ているようではあるけれど、実際は別の集合です。
別の集合だろうが何にしても、ギフテッドも高IQも、確かに今の社会におけるマイノリティの一つです。マイノリティで、支援を要するとは思うけれど、現行の支援制度の網の目にはかかりにくくて(そもそも網が張られていない)、当事者や保護者の自助を主な動力としたサバイバルを強いられているのがこのマイノリティの辛いところだと思いますね。
マイノリティの当事者が、社会で幸せに生きていこうとするならば、課題意識を共有し合い、支え合う人同士の繋がりを広げることが不可欠であると思います。今日はその、情報というものを振り返りたいと思います。
私は、息子の特性を認識してから、たくさんのことに直面したし、悩んだし、憂いたし、そうしてできる限りの情報を求めて、都合や状況が許す限りにどこへでも行きました。色々な話を聞くことで学んだし、情報を得てももちろん個々に事情も個性も違いますから、それを鵜呑みにするのでなく、自分の頭で考えて自分なりに解釈するように努めることを心がけてきましたが、それもある程度の量の情報があってこそ自分なりの解釈は可能になります。
例えば私は昨年には、香川で開催された国際会議(APCG2024)も、高知で開催された日本ギフテッド・2E学会にも赴きました。いずれも深い学びの機会になりました(それぞれに記事を書いてありますので、検索してみてくださいね)。
とはいえ私も学齢期の子を持つ母親です。一人でホイッと出かけられるほどにはまだ、私も家庭では自由の身ではありませんので、家族旅行がてらというテイにして、私はそれぞれに娘や息子を同行させて彼らもまたそれなりに有意義な時間を過ごせるように計らいつつ。その手間も、交通費も宿泊費もかかりますが(特に息子は大人料金なので嵩みますね、笑)、現地でしか得られない貴重な機会のお代金と思えば必要経費。私は私なりに手を伸ばし、情報を求めてきたと思います。
そう、情報は、待っていても、上から自動で降ってはきません。自分で取りに行かないと、出会いも情報も掴めません。
さらにいえば、インターネットでも今はなんでも調べられる時代とはいえど、『ネットで見た』=『アンテナに触ったレベルの話』でそれはまだ情報じゃないとも思います。実際に会ったりオンラインでも話を聞いたりしてみたら「なんか違った」って(その逆もまた)茶飯事です。
労力を惜しんでいる限りでは、繋がりなんかは出来ません。私は孤独な戦いをしたくないので縦横無尽な“繋がり”が心から欲しいから、できるだけ自分の足で目で耳で、いろんなところに行ってみたいと願っているところです。
動けばこそ、色々な出会いに恵まれることを実感します。
直近の紹介では、今週末には富山県で下記のイベントが開催される、その講演の一枠に私も登壇させていただく予定となっています(↓)。

こちらの主催者である中村順子先生は、長くギフテッド教育を専攻されてきた知識人かつ現場の教員でもあられます。
『ギフテッドという単語を、単なる教育用語に落とし込みたい』
中村先生がそうお話しなさるたくんさんのことに、私も強い共感を感じています。本当にそうなの、社会の中に“そういう子も当たり前に居る”という認知になることがギフテッド児への支援であるし、目指す社会の一つの姿だと思います。
今はまだ、ギフテッドや高IQに対する誤解や偏見ばかりが先に立ち、その偏見が支援の手を遠ざけていると感じます。謎の壁を壊してみないとなりません。そのことは、私も最近の新聞への連載記事でも書きました(↓)
こちらは富山県という地方都市での開催なので(それはそれで大いに価値があると思います)、遠方の方やスケジュールが合わない方もいらっしゃると思いますが、聞いてみたいと感じた方は、ぜひご参加いただければと思います。
それにさ、実際に繋がりを広げる上では『直接面識がある』ことの強みって計り知れないことなんです。このようなイベントの場には同じ関心や悩みを持つ人たちだけが集まりますから、絶対に新しく得るものがあると私も心から楽しみに参加させていただく予定です。
もう一つ、当サイトに関連したイベントの紹介をさせていただければ、
来月の、2025年4月28日(月)に当サイトが不定期に開催しております情報交換会(対面形式)が久しぶりに開催されます。
詳細とお申し込みは、当サイトのメニュー『イベントのご案内』よりご覧ください。
当会は毎回、皆様とお話しできる適切な規模での開催としますので、今回も参加者数には上限を設けさせていただきます。既に数名のお申し込みをいただいておりますので、お申し込みをいただいた方には改めて詳細の連絡を、もう少しだけ日が近くなれば記事としてのアナウンスもさせていただくつもりです。
今回は、私がお話を聞きたいと思って、不登校支援から人生設計にも知見の深い専門家を招聘しようとしています。
息子もさ、難儀なのはわかるけど、社会に出すのが心配なのです。学生の間は守られるからなんとかなるかもしれないけれど、“その先”の話も私は早めに知りたいです。
こちらは当サイトの公式LINEの参加者限定で参加費の割引制度も時々あるので、ご関心をお持ちの方は当サイトのコミュニティへのご参加もご検討をいただければと思います。
こんなにさ、必死に情報を求めなくても“みんな”が歩くルートを歩いて育つ子ならば楽だったのかな?って思うこともあるけれど、それでも息子のおかげさまで私はあちこち行けるし人の出会いやネットワークを得られるし、それもまた幸せなことなのかもしれないなーとも思います。
いずれかのイベントにおいてお目にかかれる方がおられましたら、ぜひ一声かけていただけると嬉しいです✨
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