多肉植物に茶色の模様のような点々のようなものが出てきたけどなんだろ?と思われた方いらっしゃるのではないでしょうか?
おそらく、その原因はサビ病だと思われます。今日は、そのサビ病について書いてみたいと思います。
・さび病とは
【特徴】
「糸状菌」と呼ばれるカビ菌の一種です。水及び空気を通して感染する伝染病で2km先の発生源から感染することもあるとのこと。防ぐには、対策するしかなさそうですね。多肉植物以外の植物の葉や野菜のネギにもでます。病斑の色は、黒色、淡黄色、褐色などがあります。
【発生時期】
真夏以外の4〜10月、気温でいうと9度〜18度で24度以上では発生しません。低温で雨の多い時期に発生しやすくなるそうです。(丁度今ぐらいの時期が危険)
・さび病がよく出る品種
多肉植物の中でさび病がでる品種についてですが、見た目で言うと、葉がモフモフしたものによく出ると言われています。属名では、「クラッスラ」が多いように思います。
私が栽培している品種で過去にさび病を発症した一部ご紹介します。
属名:カランコエ / 名前:ミロッティ
属名:エケべリア / 名前:フロスティ
属名:クラッスラ / 名前:ロゲルシー(写真一番奥)
属名:クラッスラ / 名前:レモータ(写真手前の緑)
アップで写っている多肉植物が、少しさび病におかされてしまったフロスティーです。ご参考までに。
その他には、ワテルメイエリー、ハムシー、黒兎耳、銀箋などもさび病には要注意とされている品種です。もし、このような品種をお持ちの際は気をつけて観察してあげてください。
・さび病対策に使える薬剤と対策の方法
さび病対策でおすすめしている薬剤は、この「サプロール乳剤」です。多肉植物以外にも、他の植物の色々な病気対策にも効果があるようなのでありがたいですよね。
【希釈】
必要量をスポイトでとり、ペットボトルやスプレーに水をいれて必要分を作って使用します。さび病の場合は1000倍希釈です。
【使用方法】
1,さび病になってしまっている部分は完全に取り除きます。
2,さび病は菌なので、土や鉢も全て入れ替える方がおすすめです。
3,侵されていない部分の多肉と土に満遍なくサプロール乳剤を散布
4,さび病を発症した鉢の近くに置いていた鉢にも散布
これで一通りの対策となります。
ちなみに、私は、予防の為にさび病に侵されそうな種類には、3月頃全体的にサプロール乳剤を散布しています。
いかがでしたでしょうか?丈夫で育てやすいと言われる多肉植物ですが、育てていくうちにポロポロと注意しないといけないことが出てきます。これからも皆さんの多肉ライフに少しでもお役にたてる情報を発信していきたいと思います。
本日も記事を読んでいただきありがとうございました。