不登校の子はゲーム依存?
不登校のゲーム・ネットは、安全の欲求が満たされている
うちの次男は小学校5年生の初めから不登校です。
家にいる時間はほぼ、寝ているか食べているかゲーム・ネットをしているか。
「マズローの欲求5段階説」というのがあります。
そのピラミッドの一番底の階層が生理的欲求で「食事」「睡眠」など。
そこが満たされている状態で初めて次の階層、安全の欲求に至ります。
不登校で毎日ゲームやネットばかりをしている子供は、この階層にいることが多いです。
「ゲームをできる=安心できる環境」
という事ですね。
ここから上の階層、社会的欲求に至れれば社会復帰も目に見えてくるのですが、ここからが中々上に上がれない子が多いのではないでしょうか。
次男もそのうちの一人。何年もこの階層に鎮座しています。
不登校からくる孤独感や、社会から断絶している事に対する不安を紛らわすために、ゲーム・ネットにハマるんですね。
つまり、
不登校は毎日ゲームやネットばかりしてダラダラしてる!!
という訳では無いんです。
毎日不安に押しつぶされないように、ゲームやネットをして身を守っているのです。
だから、
不登校になったばかりのお子さんがゲームばかり!
とお嘆きの保護者の方には是非知ってほしい。
家にいるという事で身の安全を確保できた不登校の子から、
「ゲーム・ネット」を奪わないで下さい。
それを奪ったからといって、決して勉強はしません。
とはいえゲーム中毒・ネット中毒が怖い・・・
好きにさせていたら中毒になって廃人になってしまう・・・、
と不安になるかもしれません。
私もそのうちの一人です。
だけど、結論から言うと、大丈夫。
私が子供にほぼ干渉しなくなって、毎日好きにさせました。
ゲームを何時間しようが、ネットばかり見ようが制限はしません。
すると、不登校の子供から「怒り」が消え、「笑顔」が増えました。
安心できる環境で、心が安定しました。
それって、何よりでは?
それと、大事なことは、
それプラスα(親の役目)です。
好きにさせる事プラスα不登校の子に大事な事。
不登校は、
子供自身が回復しようとしないと回復しないんです。
周りがいくらゲームを止めさせよう、勉強させよう、学校へ復帰させよう、としても無駄な努力に終わるか悪化するだけです。
かえって体調(精神)を悪くし、安全の欲求さえも満たされなくなります。
つまり、不登校(引きこもり)の回復から余計に遠ざかるだけですよ。と。
ゲームばかり好きにさせて、放置で良いの?どうすれば良いの?の疑問。
プラスαの親の役目は・・・
- 子供を信じて下さい。
- 子供と向き合って親子関係の回復をする努力をして下さい。
- 子供と話して下さい。
何にもしなくても、糞して(!)寝てるだけでも
子供の事を大事に思っているということを伝えて下さい。
- 子供に美味しいご飯を用意して下さい。
- 安心して引きこもれる環境を整えて下さい。
以上が出来てから、何年もかかって不登校は回復していくと思われます。
次男もまだまだ回復には程遠いですが、兆しは見えます。
矛盾するようですが、
子供の事は「諦めないで」親が期待する事は「諦めて」。
待つのみ。
のんびりと楽しく毎日を過ごしましょう。
・・・と、私自身にも毎日言い聞かせて。
今日はここまで。
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