Fさんの日々の記録と山歩き

 山歩きが生き甲斐の団塊世代オッサン、ある事無い事日々感ずるままに綴っていこうと思います。

北ア、常念山脈縦走2日目(蝶ヶ岳~常念岳~大天荘テント場)

2022年09月17日 | 山歩き

9月13日(火)     天気=晴れ時々曇り一時雨

05:28蝶ヶ岳ヒュッテ➜ 05:51横尾分岐➜ 06:06~22蝶槍➜ 07:12~252592mピーク➜ 07:56~08:092512mピーク➜ 09:32~45常念岳➜ 10:24~47常念小屋➜ 13:24大天荘テント場

 

 朝4時前に起床した。外はまだ暗いし寒いので、寝袋から出るのにちょいと勇気がいる。朝飯は具無しのインスタントラーメンと漬物少々だけ、ちっとも美味くは無いが、麺はエネルギー補給、汁は塩分補給の為と思って食べている。

 テントを撤収して蝶ヶ岳テント場を出発したのは5時半頃、丁度朝陽が出る時間だったが、雲が多くて見栄えのしない日の出だった。広々とした尾根を20分余歩くと横尾へ降る道が左へ分岐していた。

蝶ヶ岳の日の出

 分岐からしばらく歩いて槍ヶ岳のミニチュア版みたいな蝶槍に着く。昨日長塀尾根コースですれ違った女性から、「蝶槍付近で熊を見たので気をつけて」と言われたのだが、幸いにして熊さんと遭遇する事は無く、代わりに雷鳥夫婦と出会えたのはラッキーだった。

蝶槍ピーク

蝶槍で見かけた雷鳥夫婦

 蝶槍から常念岳までの間には2592m峰と2512m峰の二つピークがあり、このアップダウンがけっこう厳しかった。2512m峰を越えるといよいよ常念岳に向かって標高差約360mの登りが始まる。

2592m峰山頂から蝶槍方面

2512m山頂から常念岳

 忍の心で急な山道を黙々と登り、2512m峰から約1時間半ほどで常念岳(2,857m)の山頂へ達した。岩が積み重なったような山頂からは360度の展望で、雲は多めながらも槍穂高連峰を始め北アルプスの山々が望まれた。

常念岳への登り

常念岳山頂

山頂から穂高連峰方面

 山頂を後にすると40分程の降りで、10:24に常念小屋へ着いた。軽食でもと思ったが、「食事は11時から」と小屋の人に言われる。仕方ないのでガーリックポテトとポカリスエットを売店で買い栄養補給する。

常念岳から常念小屋への降り

常念小屋

 常念小屋を出発すると、今度は大天井岳に向かって登りになる。しかし常念岳への登りに比べれば、こちらの方がだいぶ楽な道だ。横通岳の肩まで達すると、その後は緩やかで歩き易い道になった。

横通岳への登りから常念小屋方面

 横通岳を過ぎると次は東天井岳への登り、山頂まで随分遠く高く感じたが、思ってたより早く東天井岳の肩へ登り着いた。此処を過ぎると、目指す大天井岳が姿を現した。

横通岳から東天井岳(左奥)へは緩やかな道

東天井岳を越えると奥に大天井岳が見えた

 緩やかに登って行くと遠くに大天荘の建物が小さく見え、午後1時半頃に大天荘のテント場に到着した。蝶ヶ岳のテント場も良かったが、ここのテント場も広々として眺めが良くとても快適な環境だ。

大天荘の建物が見えてきた(小屋の奥が大天井岳山頂)

大天荘

大天荘のテント場

 テント設営しビールを飲んでいたら、パラパラと雨が降り出した。しかし雨は本降りにはならず、夕刻には陽射しも戻ってきた。夕食を終えると安曇野の里が見下ろせる東側稜線に移動して、スマホでブログを作成し妻へ無事を連絡した。

テント場から夕暮れの槍ヶ岳

 朝が早いので、今日も午後6時半過ぎには寝袋へ潜り込む。此処は蝶ヶ岳より200mばかり標高が高いので、その分だけ寒い夜になった。

 

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