ライオンズが足りない中継ぎ左腕として、存在感を出したかった佐野泰雄投手です。
今季は1軍で23試合に登板しましたが、
防御率4.91 WHIP1.64 K/BB0.88
結果を出せませんでした。
イースタンでも19試合に登板し、
防御率4.50 WHIP1.70 K/BB1.22
ファーム相手でも打ち込まれる事が増え、来季に向けて心配な選手です。
ライオンズは中継ぎ左腕が足りませんが、左腕が足りないのではなく、左キラーが足りていません。
佐野投手の左右別被打率は、
右.172 左.386
左打者対策としては使えないと言う結果となりました。
武器は球威あるストレートです。
今季オープン戦では、中継ぎ陣の中でも最もアピールした投手でした。
松本投手のように空振りの取れるストレートではありませんが、球威がありゴロやファールを打たせるなど、押し込むことが出来ます。
オープン戦では、右打者のインコース、左打者のアウトローへもストレートを投げ込めていました。
ヤクルト村上選手からも、ストレートで押し込みカウントを稼ぎ、最後はスライダーで三振を取るシーンもあり、期待の出来る内容でした。
ただ、シーズンに入り制球難が顔を覗かせる場面も増え、ストレートの力も落ちていき降格となりました。
投球の5割はストレート、3割はスライダーの投手です。
ただストレートは.324、スライダーは.280の被打率と決め球に欠けています。フォークが最も被打率は低いですが、精度に欠ける事から全体の1割程度しか使っていません。
ストレートに力があるので、フォークを扱えるようになれば、空振りも取れる中継ぎ投手になれるのですが、キャリア的にも上積みは厳しい可能性が高いです。
先発も中継ぎも出来る投手ですが、今のままだと今季の吉川のように、ファームのイニングイーターが主な役割となってしまいます。
これも大事な役回りですが、今季のオープン戦の様な投球を定着させ、1軍の戦力になりたいです。
オープン戦の時のように、球威あるストレートを右のインコース、左のアウトローに投げ込める制球が鍵です。
若い左腕投手も入ってきますし、プロ8年目となる来季はキャリア的にものんびりしていられません。
生き残りをかけて、来季は存在感を出せるシーズンとしたいです。
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