今話題になっている発酵食品ですが、以前の記事に

載っていたものを紹介します。ニコニコ

 

 

がんの多くは「腸に何を入れるか」で予防できる

リスクを「上げる食品」と「下げる食品」とは

2023/05/29 16:00

 

「腸内環境」が崩れると、がんを生み出す

ヒトの体には、日々5000個~10000個以上のがん細胞が発生

していますが、その細胞ががん化して固形がんになるには

10年以上必要です。そのため、自分の免疫細胞ががん細胞

を死滅させる時間はたっぷりあるはずなのです。がんになる

ということは長期にわたって自分の免疫がしっかりと働かず

に生活していたというサインです。

免疫がうまく働かなくなる原因として重要なのは「腸内環境」

です。腸の中には免疫細胞の70%が存在していますから、

腸の環境を乱すような食事、運動不足、睡眠不足、ストレス

などが続いてしまうと免疫力は低下します。

腸内環境を改善するためには、腸の中に「何を入れるか」が

一番重要です。

消化器外科医の石黒成治氏は、がんについて「毎日、腸の中に

何を入れるか、つまり食事が重要」と語ります(写真:takeuchi masato/PIXTA)

がんのリスクを最小化するもの

④:発酵食品

日本人が安心して摂取できる発酵食品は、植物乳酸菌の作る麹、

みそ、醤油、納豆、ぬか漬けなどです。これらは毎日積極的に

摂取すべきなので、その質には十分に注意する必要があります。

●麹(こうじ)

麹で作る発酵食品は、体内での消化・吸収を促進し、発酵過程

で必須アミノ酸やビタミンB群など多くの有効成分を作り出し、

腸内での善玉菌の繁殖を助け、腸内環境を改善します。麹に、

塩や醤油、玉ねぎなどを加えれば、添加物フリーでうま味

たっぷりの安全な発酵調味料が作れます。

●みそ

高濃度のイソフラボンが乳がんのリスクを下げる効果が期待され

ますが、一年かけて完成される「天然醸造のみそ」に限られます。

市販の多くは、アルコールや酵母エキスなどを添加し、約3ヶ月

で発酵させて作ります。そして、風味を整えるためにアミノ酸、

砂糖、カラメル色素、保存量、香料などが添加されます。購入

の際はしっかりと確認して本物を選んでください。

●ぬか漬け

乳酸菌や酵母が増殖し、乳酸やアルコールが作られ独特の風味を

持ちます。米ぬかに含まれるビタミン、ミネラルとともに、発酵

する微生物もビタミンを合成します。特に一番含まれている乳酸

菌は、腸管粘膜の表面を保護するムチンの合成を誘導し、病原体

やウイルスの侵入を阻みます。

 

以上のことを知識として持ち、100%守ることは難しいかもしれ

ませんが、がんになる確率を最大限に下げるために、80%気を

つけるというマインドが現実的でしょう。