2011年4月1日限りで消滅した幡豆町の焼き物 | せともん道楽だもんで・・・

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主に東海地方の焼き物産地の瀬戸・美濃の陶芸作家が作った酒器(ぐい吞)を集めています。
作家が作った酒器は、作家の個性と技術が凝縮され、使って良し、飾って良しのコレクションアイテムです。
そんな酒器の魅力を紹介できたらと思っています。

 

四日前の 4月15日 が誕生日🎁で 31歳 になりました🎂🎂🎂

本当なら15日にブログを書きたかったのですが・・・

14~18日まで仕事があり書くことが出来ませんでした😰💧

 

愛知県・幡豆町

この地名を読めますか・・・❓

幡豆町 (はずちょう)と読みます👀

自分はこの地名を知るまで読めませんでした😂💦

 

現在幡豆町は11年前の2011年4月1日に愛知県西尾市に合併されて、

残念ながら幡豆町は消滅してしまいました・・・😢💧💧💧

そんな戻ることの無い、名が消えゆく「幡豆町」の土を使い「幡豆焼」を確立させた陶芸家、

深谷勝信 先生の 「幡豆佐久黒酒呑」 です❗

 

 

この酒呑🍶は薪窯(半地下式穴窯)でじっくり時間を掛けて焼き🔥上げられた作品で、

深谷先生が地元幡豆周辺で探し出した土を使い、手びねりで作られた作品です❗

黒い素地に上から厚い斑模様の釉薬が掛けられています😋

 

 

裏側も同じように薄青い斑模様の釉が模様になっていますよ😄

この鉄分の塊の様な黒い土のボツボツした肌合い、

これが幡豆の土の個性であって魅力であります😲❗

 

 

写真では見えにくいですが、作品内側にはたっぷり斑釉が掛けられています❗

高さの有る立ち型の酒呑🍶なので、

酒を注ぐと井戸の様な暗い底の深さを感じそうです😰💦

 

 

高台部分の写真です👀❕

作品全体に恐らく透明釉が掛けられているので、

微かに釉の掛かっていない部分に見える土が幡豆の土の本当の姿です😄❕

 

 

深谷先生本人が手書きのお手紙💌を添えて、

この作品「幡豆佐久黒酒呑」🍶の桐製の共箱を作ってくださいました😊

作品🍶と共に手紙💌も一緒に大事に保管しています😄❗

 

この幡豆町の一体は三河湾国定公園に指定されていて、

自分が生まれる前の30年以上前は観光地として非常に有名で人気✨があったそうです❗

周辺には蒲郡や温泉地♨、三ヶ根山🗻、有料道路のスカイライン🚗、回転展望台、海水浴場🌊、こどもの国🎠、

展望が素晴しかった今は無きホテル🏨、三ヶ根グランドホテル、三州園ホテル、かんぽの宿三ヶ根・・・

さらに三河湾に沿って走る赤い電車、名鉄蒲郡線🚃も今存続問題が上がっています😰💧

 

そんな時代から忘れ去られてしまう恐れのある 「幡豆町」 😢💧

深谷勝信先生は去りゆくものを現在に残し、

「幡豆焼」 を作り、幡豆を語り継ぐ・・・

深谷先生の作品見て、自分の知らぬいつかの幡豆周辺の繁栄🌟を想像し、

現代に忘れ去られてしまう幡豆町の寂しさ悲しさも同時に感じてしまいます😢💧

 

自分の知らない昔の事をもっと知りたいので、

三河湾周辺の蒲郡や三ヶ根に行ったことが有る方などなど、

知っている人はコメントで教えて頂けると本当にうれしいです😊✨✨✨

 


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