月曜日。

いつも通り朝イチで放射線治療。



すっかり顔馴染みになった技師さんに「明日で終わりですね!」と言われ、嬉しさと同時に感謝と寂しさが。




毎回マーキング消えててごめんなさい。


気をつけてるのに何で消えるのかわからないんです…


そしていつも笑顔で話してくれてありがとうございます。何気ないことだけどその笑顔のおかげで頑張れました。



毎日かなり時間に追われている技師さんなので直接ゆっくりお礼は言えないけど、頑張れたのは本当に技師さんの笑顔があったから。



月曜日の放射線日記


・今日のBGMは「未来予想図II」「らいおんはーと」小田和正「たしかなこと」。
いい曲だけどやはり古いラインナップ。

・治療室に入ると毎回技師さんの自己紹介から始まる。「今日の担当は○○と△△です」
なんだかそれが小さな楽しみ。


そして一度帰宅。午後また病院へ。


一年ぶりの形成外来。




夢の中に何度も引き摺り込まれた後ポケベルが鳴り中待合へ。


しばらく待って診察室に呼ばれる。




「お待たせしてすみません〜!」



「大丈夫!M先生ご無沙汰しております!」



「ぐすいさん、お元気でしたか?」





お元気でしたか?といきなり聞かれてしまったのでお元気ではなかった事を早々に話す。





「先生、ご存知かもしれませんが右乳房も初発乳がんが見つかって、今放射線治療中です。」






「えっ!!」






M先生を驚かせまいと診察前に話した。が、先生は想像していた以上に驚いてカルテの記録を読み始めた。




「ほんとだー!ごめんなさい!全然聞いてなかった!ぐすいさん、大変だったんですね。大丈夫ですか?」



「大変でしたが、もう放射線も明日で終わりなので」



するとおもむろにM先生が言った。





「…ぐすいさん、部分切除なんですか??」





さすが乳房再建のスペシャリスト。

着眼点はそこでしたか。


たしかに左乳房再建を3年がかりで終えたのになぜ?と先生は思ったかもしれない。




「遺伝子検査も陰性で、ケンジー先生が『温存も可能です』と言ってくださったので悩んだのですが結局温存にしたんです」




「そうでしたか。でもすごくキレイにしてもらったんですね!左右の乳輪乳頭の位置もとても自然です」



「いや。それは左乳房を作ってくださった方がきれいにしてくれたからグッド!




「いえ、温存手術って乳輪があらぬ方向にツッパってしまったりするんですが左右のバランスも良くてとてもきれいに仕上がってますよ」





そうなのか。



次にケンジーに会った時、あらためてお礼を言わなくては。




そして再建胸の診察は問題なし。


ただ、仕方のないことだがインプラントの位置が上がってきたこと、少し拘縮していることを言われた。




「入れ替え手術はあと何年後になりそうですか?」




「今の状態は特に大きな問題はないので何年後に入れ替えなければというのはありません。ただ10年を過ぎるとBIA-ALCLの確率も上がりますし、いつかは…と思っていて下さいね」




そう。そうなんだけど、右が温存で左がインプラント再建。これをこの後どうしたらいいのか?というのは私の中で結構悩ましいことで。




そんな私の心を見透かしたのかM先生は




「右の方も治療が落ち着いてからゆっくり考えてもらえればいいです!」



と笑顔で言った。





そうですね。


今は右乳房の治療に専念しましょう。




こうして始まったこの週。


実は色々なことがギュギュギュウーッと詰まる1週間となった。









今日の夕方のベランダからの景色。


加工なしでこんなにキレイ。


夏の空ですね。