岩手県、大沢温泉湯治屋(1)行ってきました。
花巻温泉郷の共同送迎車が、駅前にやってきます。
到着してすぐに視界に入るのは、
山水館の高級旅館と、隣接する湯治屋の建物。
全部、通路で迷路のようにつながっている一軒家なのです。
湯治屋の到着直後は「積み上げ算料金」
昔の宿屋って、廊下に囲まれた内側にお部屋?
確かに窓際は、
超寒い「すき間風」が吹きます~
お部屋なのですが、うーん、
こたつに足を突っ込むようにして、
布団を敷きました。
高校時代のスキー研修以来の「こたつ技」
こたつですが、有料です。
驚くあなたのために、料金案内。
今回は、ストーブなしで、
部屋の大きさや風呂の入浴回数を考えて、
こたつだけにしました。
雪が積もったら、絶対ストーブとこたつ、
両方必要ですよ!
私ら関西の人間には、雪が降る直前の季節でさえ、
「京都の2月!と変わらないじゃん」
でしたが。
いろいろなプランがありますので、
まずはHP参照。
湯治屋 | 岩手県花巻市 大沢温泉 公式ホームページ 【最低価格保証】
https://www.oosawaonsen.com/touji/
2泊しましたので、
最初のプランと翌日は、
浴衣・その他レンタル代がつきました。
昼間には、
ここの超おいしい食堂「やはぎ」さんで、
お蕎麦や石焼の地鶏など、
定食を作ってもらって、
部屋に持ち込んで、酒盛りです(笑)
ここのお風呂って・・・素敵。
誰もいないから女子専用の露天風呂、
撮ってきました。
現場での測定温度は加温・加水なしの43~44度くらいだそうです。
気まま添乗員は熱い風呂が大好きなので、
丁度良い湯加減です。
一緒に入ってきた皆様は、
熱すぎるようで、短時間ですぐに上がられますが、
わたくし、最低でも湯船に20分は沈んでおります(笑)
東北の浴槽って、いささか、深くないですか?
北陸のお風呂の深さより、5㎝以上は深いと思うのです。
体長の短い私には、肩より顎まで浸かれます。素敵。
中腰か、
しゃがんでも浮いているような具合で入っていました。
で、このお風呂なんですが、
窓もないですよ、ほんとに露天です。
川のせせらぎが聞こえて、
向かい側(菊水館側)の水車が見えて、
川べりの草や、木の枝が、
風に揺れているのが見えています。
外気温12度くらいかなあ。
外のちょっとした庭空間には、
昔、源泉の井戸があったそうです。
元源泉の井戸に一番近い風呂、
つまり成分が一番濃い風呂。
マスクのかぶれが、一瞬で、消えました。
成分表、チラ見せ。
加温なし、加水なし。正真正銘、かけ流し。源泉。
肌触りですぐにわかったのは、
特有の硫黄のにおい、
肌に優しいヌメリがまとわりついて、
一枚の「保護膜」となってくれること。
塩味もしないのに、ナトリウムイオン。
風呂上りはさっぱりする、硫酸イオン。
欧州のスパ並みの、炭酸水素イオン(珍しい)。
お肌の上で何が起こっているかというと、
硫酸なんて怖い名前がついていますが、
このイオンは、お肌のピーリングのエステシャンです。
そのままだと、お肌ガサガサ。
そこへ、美肌美容液のナトリウムのイオンが仕上げにきます。
メタケイ酸のおかげで、べたつきなし。
炭酸水素イオンといえば、
ヨーロッパなんかで、
リウマチや腰痛のご年配が利用するスパに含まれる成分とのこと。
うちの旦那の腰痛、
ばっちり治りました。
2泊3日の間に、何回入浴したか、
数えてませんが(笑)
ここ、芸能人さんたちもたくさん来ているようで、
秘湯中の秘湯です。
「教えたくない~」
倹約トラベルの旦那、言ってます。
さて続きの情報は、次回。