工業簿記合格テキスト08【個別原価計算Ⅰ】<前半>
個別原価計算
個別原価計算とは、特定の注文に応じて生産される特注品に適用される原価計算
製造指図書
注文を受けると製造指図書を発行する
原価計算票
製造指図書ごとに原価計算票が用意され同じ指図番号がつけられる
原価を集計するものであり、原価計算票に集計された原価が製品原価となる
製造直接費の賦課(直課)
直接費は、製造指図書ごとに個別に原価を集計して原価計算票に記入する。
この手続きを製造指図書への賦課または直課という
製造間接費の実際配布
間接費は、工場全体の消費額をある一定の基準(配布基準)によって各製造指図書に割り当てる手続きを行う。
これを配布という。
あらかじめ工場全体の製造間接費の総額を集計する場所として製造間接費勘定を設ける必要がある。
配布基準
製造間接費の配布基準は、工場の生産設備の利用程度(操業度)を時間などで測ることで決定される
賦課額の計算
製造間接費の総額を「配布基準数値の合計」によって割って「実際配布率」を計算する
実際配布率=製造間接費の総額/実際配布基準数値の合計
実際配布率に各製造指図書の配布基準数値を掛けて実際配布額を決定する
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません