学習塾の必需品ホワイトボードの種類と特徴 ~壁掛け・脚付きetc~

ホワイトボード 学習塾経営
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 皆さんは「学習塾の教室」というと、どんなイメージを思い浮かべますか?

整然と並ぶ机?
集中して勉強する子供達?

 あーね、それも大変分かりみが深いです。

 でもでも、他にも何かありません?

 ホラ、一教室に必ずと言っていいほど一つはあるじゃないですか。

 そう

ホワイトボードですよ。

ゆうき塾長
ゆうき塾長

これ一つで塾っぽさが
軽く3割増し
ですよね。
(※個人の感想です)

 おそらく、多くの方は「ホワイトボード」と聞くと、みな同じようなものを想像するかと思います。

 それは学校や大手学習塾に勤めている方も例外ではありません

 しかし、いざ独立して学習塾を開業しようとホワイトボードを探し始めたら気付くでしょう。

「あれ?意外と色んな種類があるぞ?」

って。

ゆうき塾長
ゆうき塾長

少なくとも、僕は
思いました。

「片面か両面か」くらいしか考えていなかっただけに、はじめは正直かなり面食らいましたね。

 そんなわけで、この記事では遠からず独立して塾など習い事の教室を開業しようとしている方に向けて、ホワイトボードの種類と特徴についてご紹介していきます。

 ホワイトボードは結構バカにならない出費になりますので

「どれも同じでしょ♪」

という軽いノリで購入したら後悔するかもしれませんよ。

 ぜひ当記事を最後まで読んでいただき、ホワイトボードに関する基礎知識を身につけた上で、ご自身の懐事情や使用目的に合った納得のいくご購入をなさって下さい。

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ホワイトボードの形状・種類

 まずはホワイトボードの形状・種類について。

 ホワイトボードと一言で言っても、その形や大きさは様々です。

ゆうき塾長
ゆうき塾長

僕も調べてみるまで知ら
なかったんですけどね。

 学習塾、それも集団指導のように授業で多くの生徒に対して使うのであれば、それなりに大きなものが必要となるでしょう。

 しかし、個人塾となると教室のスペースは限られてきますので、あまり大きなものだと設置場所に迷いそうですよね。

 一方で個別指導自立型個別指導の形態のように、個々の生徒にだけ伝えるのが目的なら、コンパクトなものの方が便利かもしれません。

(指導形態の違いと特徴については以下の記事で詳しく説明していますので、よろしければどうぞ↓)

 指導形態や設置する場所、教室の広さなどによって、最適なホワイトボードの形状・種類は変わってきます。

 以下でホワイトボードの形状・種類毎に、それぞれの特徴を見ていきましょう。

 それでは、どうぞ!

壁掛け・固定タイプ

 壁に取り付けたフックに引っ掛けたり、金具とネジを使って壁に固定させるタイプですね。

 片手で持てる程度の重さ・大きさのものならヒモで引っ掛けるだけのタイプが多く、家庭でメモ代わりに使用する小型のものなら100円ショップにも売られています。

 指導に用いる道具のメインとするには物足りない感じですが、ちょっとした伝達事項の掲示や軽い質問対応には便利です。

 両手を広げた大きさ以上のものになってくると固定させるタイプが多く、結構な重さになって搬送も大変なので、主にネットショップで購入することになるでしょう。

ゆうき塾長
ゆうき塾長

大型で固定タイプのもの
になるとホームセンター
でもまず置いてない
です
からね。

 学校の黒板のように、集団指導で使用する場合は大きさ的に固定タイプのものになると思いますが、教室が賃貸物件だと壁にネジで穴を空けるのがNGなケースがあるので注意が必要です。

 対して、勉強スペースが個別に仕切られたブースになっている個別指導の形態なら、個々のブースに小さい壁掛けタイプのものを使っている塾が多く見られます

 このように両極端な特徴がありますが、共通したメリットが一つ。

 それは省スペースであること。

 床面積を占有しないので、こじんまりとした小さい教室に取り付けても圧迫感がありません

 教室の広さが気になるのであれば、このタイプのホワイトボードを検討すると良いでしょう。

脚付きタイプ

 ボードに脚が付いていて自立するタイプで、学習塾だけでなくオフィスでの会議やプレゼンなんかでもよく使われていますね。

ゆうき塾長
ゆうき塾長

僕の塾でもこのタイプ
を使っています。

 脚の形にはT字型L字型の2種類があって、ホワイトボードを立てる場所に応じて選ぶと良いでしょう。

 壁際にピタッとつけるように置く場合には、L字型の脚ならボードと壁との間に無駄な隙間ができません

 前後の空間ができる場所に置く場合には、T字型の方が安定していて倒れにくいです。

ゆうき塾長
ゆうき塾長

T字型は移動に便利な
キャスター付きのもの
もありますよ。

 脚付きタイプ最大の特徴は大きさの割に移動可能という点。

 このタイプのものは横幅1200mm~1800mm程の比較的大きいホワイトボードに多く、集団指導の授業にも使用されています。

(ただし、教室が広くて後方の生徒から距離があるようなら横幅1500mm以上、できれば1800mm欲しいところですね)

 逆に個別指導や自立型個別指導の形態だと、生徒全員一斉に指導する機会がないので、あまり大きくても持て余してしまうかもしれません

 これから塾を開業する予定の人は、教室のレイアウトや自分の指導スタイル、授業形態などを十分に考慮した上で検討すると良いでしょう。

シートタイプ

 吸着力や磁力、静電気などを利用して壁面に張り付けて使用する、薄いシート状タイプのホワイトボードです。

 コピー用紙サイズの小型のものから横幅3000mmを超える大型のものまで、用途に応じて様々な大きさのものがあります

ゆうき塾長
ゆうき塾長

7000mm (※7m)
以上のもの
もある
みたいですね。。
で、デケェ…。

壁掛け・固定タイプと同じく場所をとらない省スペース仕様でありながら、取り付け・取り外しの手間がかからないというのが魅力です。

 しかし、商品によって壁に張り付く原理が違い、それぞれ上手く張り付けられる壁・すぐ剥がれてくる壁があるとのこと。

ゆうき塾長
ゆうき塾長

壁面に凹凸があるとダメ
だとか色々ありますので
注意して下さい。

 商品によってはマグネットがくっ付かない時間が経つと文字が消し辛いなどのデメリットもありますので、購入する際は事前に商品説明をよく読んでおきましょう

ノートタイプ

 A3~A5サイズ程のノート型タイプのホワイトボードで、複数枚の両面ボードが綴られていてページをめくるノート感覚で使えます。

 流石に普通のノートよりは重めですが、それでも他のタイプと比べて格段に携帯性に優れ、気軽に持ち運びできるのが特長です。

 集団指導には使えそうにないですが、個別指導で質問対応する際に紙の代わりとして使うことで、紙の節約になるでしょう。

ゆうき塾長
ゆうき塾長

ただでさえ学習塾では
アホみたいに紙を使い
ます
からねぇ…。

 ですが、ノート感覚で使用する場合には注意すべきこともあります。

 閉じて隣のページと擦れると文字がかすれたり数日放置すると文字が消えにくくなったりしますので、書いた情報を残しておくには多少不便かもしれません。

 商品によっては、ページ同士の擦れを防ぐための透明なシートが挟まっていて文字がかすれにくくなっているものもありますので、気になる方は購入する前に確認しておきましょう。

コピーボード(電子黒板)タイプ

 板面に書いた内容をスキャン・電子データ化して、接続したプリンターやパソコン・スマホなどに送信できる機能などが備わったタイプですね。

 商品によってはプロジェクタの投影が可能なだけでなく、マーカーで書き込んだ内容と投影画像を合成して電子データに変換できるものもあります。

(「ネットワークボード」とか「デジタルホワイトボード」など、いくつか違う名称で売られているものもありますので、検索する際にはご注意ください)

 ホワイトボードや黒板を使っていると

「あー、この板書残しときたいなぁ~」

なんて思ったことが一度はありませんか?

ゆうき塾長
ゆうき塾長

僕は結構ありますねぇ。
何気なく書いた板書が
会心の出来になった時

とかメッチャ思います。

 その場にいない生徒や講師にも板書内容を共有したい!

 でも、消さないと次の板書ができない…っ!

 悩んだ末に、苦肉の策としてスマホでホワイトボード丸ごと撮影するも、板書内容が見え辛くて共有するにも不便な微妙画像に…

 このコピーボードタイプであれば、そんな目も当てられない惨事になるのを防ぐことができるでしょう。

 授業や問題の解説を書いた板面を、画像ファイルとして送ったりプリンタ出力して配布することで、クオリティーを保ったまま手軽に共有できます。

ゆうき塾長
ゆうき塾長

時間をかけて描いた
ホワイトボードアート

なんかも、綺麗に残す
ことができますよ。

 見た目は脚付きタイプと同じですが、ボードに厚みがあったり操作パネルが付いていたりと若干の違いが見られます。

(プリンターが取り付けられている一体型なんかもありますね)

 ただ、一つ問題があるとすれば価格でしょうか。

 控え目に言って高い

ゆうき塾長
ゆうき塾長

モノにもよりますが、
普通に2桁万円超えは
当たり前
です。

 魅力を感じて購入したいと思った場合でも、使用頻度はどれ位か・コストに見合ったメリットは得られるかなど、しっかりと事前に検討して決めた方が良いでしょう。

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ホワイトボードの材質

 さて、ここからは特に学習塾で一般的に使用されている

壁掛け・固定タイプ
脚付きタイプ

について、購入する際のもう一つの判断材料である「板面の素材」について見ていきましょう。

え?素材って違いとか
あるの?見た目どれも
同じじゃない?

ゆうき塾長
ゆうき塾長

確かに見た目には全く
同じですが、それぞれ
特徴があるんですよ。

 といっても、大きく分けて2種類しかありませんし、基本となる素材はどちらも鋼板です。

 それでも違いが生じるのは、鋼板の塗装や仕上げ加工の仕方に理由があります。

 詳細は以下で説明していますが、いずれにせよ2種類それぞれで特徴がハッキリしてますので、それほど選ぶのに悩むことはないでしょう。

 上記2タイプどちらかの購入を検討されている方は、判断材料の一つとしてご覧ください。

 それでは、どうぞ!

スチール製

 鋼板を白く塗った後、硬化型特殊アクリルというものを上塗りすることで、ボード表面を固く滑らかにしています。

 後述のホーロー製と比べて若干軽量価格が安いのが最大の特徴です。

 ですが、書いて消してを繰り返すうちにインクの消し跡が残りやすくなったり、キズが付き易いなどのデメリットがあります。

ゆうき塾長
ゆうき塾長

市販のコーティング剤
(再生コート)
を使えば
多少は回復するみたい
ですけど…。

 頻繁に書き消しをする必要がある場合には、扱いやメンテナンスに気を配った方が良いでしょう。

ホーロー製

 鋼板をメッキ加工した後、ガラス質を含む釉薬を塗り高温で焼き付ける「ホーロー加工」を施すことで、耐久性が高くキズ付きにくくなっています。

(ホーロー加工を「ガラスコーティング」と表現している商品もありますが、意味は同じです)

 前述のスチール製と比べると少々重め値が張りますが、実際の使用感についてはこちらに軍配が上がるでしょう。

 繰り返し使用しても消し跡が残りにくく経年による変色・色あせに強くて長期間使用できます

ゆうき塾長
ゆうき塾長

頻繁に買い替えるのは
手間だし費用もかさむ

ので、長く使えるのは
イイですね。

 ただし、商品によっては鋼板を使用せずマグネットがくっ付かないものもありますので、事前に確認しておくと良いでしょう。

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最後に

 というわけで、いかがでしたか?

 ホワイトボード、意外と奥が深いですよね。

ゆうき塾長
ゆうき塾長

正直、どれも大差ない
思ってませんでしたか?
←思ってた。

 自身の指導スタイルや塾の指導形態によって、使い勝手の良いものは異なります

 日用品と比べて大きな買い物になりますので、安易に決めて後悔することのないよう気を付けましょう。

 ホワイトボードの購入に迷っている読者の皆さんが、最適な品を見つけストレスなく質の高い指導ができることを願っています。

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