筆者は自分の鉄道模型レイアウトにカーブポイントを採用するか相当悩みました。筆者の知る限り16番またはHOゲージの場合道床付きなら海外製があり、実際にトリックス(TRIX)のカーブポイント(62671、62672)を所有しています。なお本文中に登場する5桁の数字は商品番号です。
同社の曲線線路(特に半径360mmと437.5mm)を組み合わせることで単線から複線へ(またその逆も)移ることなどができ、ある意味使い方次第で直線ポイントよりも便利かもしれません。
そこで上述の組み合わせ例以外でもうまくいくかをSCARM(Simple Computer Aided Railway Modeller)にて試したところ、筆者にはどうもしっくりこないのです。その点では上述の組み合わせがしっくりくるものの、気になる点は外側線路の部分に内側線路と同じ半径の曲線(ここでは62130)が含まれることです。筆者所有の全ての車両が半径360mmの曲線線路を編成単位にて通過できず、計画は凍結しました。またこのカーブポイントをよく見ると分岐する直前までは直線が含まれており、同じ半径360mmの曲線線路が2本ずらして(平行移動?)並べられているようです。もしこのカーブポイントが半径360mmと437.5mmの曲線線路だけから構成されていれば、と思いましたがある程度の長さがあってはじめて完全に分岐されるようなので商品化を見送ったものと推測します。(仮にできたとしてもそれなりの大きさとなりそうです・・・・・・。)
上の画像はSCARMによる半径360mm(62130)と437.5mm(62230)の曲線線路を重ねた場合(角度として60度に相当)です。この長さにてようやく分岐できそうですので、ポイントの選択式化・非選択式化などを考えると筆者の力量では面倒に思えます。現在はレイアウトに使用していませんが「試験線」として使える時のために最低限の整備をしています。
今回も最後までお読みいただきありがとうございます。