コロナ禍で放置していた各種マイレージ・ロイヤリティプログラムの状況を確認してみた

2020年3月位から全世界においてCOVID-19が蔓延し生活が一変しました。ウィルスの拡散を抑えるために、特に人の接触、移動が大きく制限されることになりました。旅行を趣味にしていた私たちも、2020年3月以降、すでに予約していた複数の海外旅行はキャンセル、一時期落ち着いていた第2波、第3波の合間に国内旅行は行ってきましたが、例年に比べてかなり制限、自粛しています。

行けないのはまあしょうがないのですが、加えて影響があるのは有効期限のあるマイルやポイントになります。保有しているマイルやポイントなどの扱いが各社(活用している部分だけ)どうなっているか、今ある資産への影響を確認してみました。

全日空(ANA)

会員ステータス

ブロンズ(2020年) → ブロンズ(2021年)

私(旦那)が一時期海外出張を頻繁に行ったため2017年にスーパーフライヤーズ(SFC)本会員になっており、私(嫁)はその家族会員になっています。引き続き対象クレジットカードは保有意向のため、ブロンズの会員ステータス自体は失効となってもあまり影響ない状況ではありました。2020年は、2回の国内旅行で獲得ポイントは1,017ポイントということで、2021年は一般会員ステータスにダウンするはずでしたが以下配慮によりブロンズ継続となりました。

→ ANAの配慮で継続

2020年度プレミアムステイタス延長ならびにサービスの一部有効期限延長について

 

アップグレードポイント

8ポイント(2021.3期限) → スカイコインに交換
8ポイント(2022.3期限)

アップグレードポイントは対象運賃にてANA便に搭乗する際に座席のアップグレードに使えるポイントですが、1ポイント=1,000スカイコインで交換できます。2021.3期限のポイントは有効利用する機会がなかったため(楽天トラベルの航空権+ホテルでとった場合にアップグレードできるのか謎で放置していました、未だに分かっていません・・・)、2021年3月に期限が切れる前にスカイコインに交換しました。2022.3期限のものは、、、また考えます。

→ 失効なし

マイル・スカイコイン

スカイコイン:14,000コイン(最短有効期限:2021年9月 2,000コイン)
マイル:248,000マイル(最短有効期限:2023年8月 6,000マイル)

スカイコインは有効期限が非常に近い状態、というか一度切れましたが後述の措置により延長されました。もともとアップグレードポイントの交換と、後はキャンペーンか何かで身銭は切っていないので失ってもそれほど悔しくないというのはありますが、維持できるうちは維持しようと思います。

マイルは、2019年のアフリカ旅で味をしめて、再び2021年夏のアフリカ行き特典航空券(110,000マイル × 2)を2020年10月に予約していたのですが当然ながら行ける状態ではなく、、、たまたま予約していた便がフライトキャンセルとなり、ペナルティなしでキャンセルしてもらえました。また、フライトキャンセルという事情のため、今回利用予定だったマイルは払戻し時点から3年後の期限が新たに設定されたため、最短失効期限は大幅に後ろ倒しとなりラッキーな状況となっています。

参考までに手配していた旅程はこんな感じでした。今回はワルシャワ再訪半日観光と初めてのスイスチューリッヒを半日で楽しんで、再び南部アフリカ&初めてのインド洋リゾート(ヨハネスブルグ → モーリシャスは別手配)、最後はお気に入りのトルコを満喫して帰ってくる10日間の旅程でしたが、1年ではコロナは収まらず残念でした。

期限が間近な場合でも無理に利用する必要はありません。マイルとスカイコインは以下の措置があり、参加登録することで有効期限を延長してもらえます。延長期間は最大半年で大幅に伸ばせるわけではないですが、ANAの方針が変わらなければ、コロナの状況が変わらないうちは引き続き半年ごとに延長されるかと思います。ただし自動ではなく参加登録が必要ですのでその点はご注意ください。

→ 失効なし

マイル・ANA SKY コインの有効期限延長

 

ハワイアン航空

マイル

80,671マイル(2021.4.12より有効期限なしに)

2019年に両親を連れた4人でのハワイ家族旅行でハワイアン航空を利用しました。ハワイ島も訪れる旅程が組みやすくリーズナブルなハワイアンを選択しましたが、ハワイはそれほど頻繁に行く感じではないので ↓ の方法をとって全員分のマイルを1アカウントにまとめました。

ハワイアン航空 Hawaiian Miles攻略

マイル数もそこそこ貯まっており、JALの特典航空券に交換でき利用価値はそれなりにあるので失効するなら何か手立てを考える必要があるかと思っていました。調べてみると2021年4月12日から有効期限がなくなったということで、ありがとうハワイアン!今は気楽に旅行にいけない状況ですので、コロナが落ち着いたら使わせてもらおうと思います。

2021年はエリート会員ステータス取得に必要な条件がだいぶ緩和されているということでそれも魅力的です。

→ 失効なし

HawaiianMilesプログラムの更新

その他航空会社

デルタ航空は、私(旦那)、私(嫁)ともに60,000マイル程度貯まっていますが、これもいつか再び ↓ で使いたいと思っています。もともと有効期限なしですのでゆっくり貯めます。

デルタ スカイマイル特典航空券のお得な使い方はアフリカ!

ユナイテッド航空は使えるほど貯まってないですがこちらもコロナ前に有効期限がなくなりましたので問題なしです。

エミレーツのマイルは、2020年秋のイギリス旅行計画に合わせて一旦ヒースローポイントに交換しましたががコロナで中止に。期限の2023年までに訪英の機会が作れるかどうか・・・2人分合わせて10,000円分位で大した金額ではないですがコロナの影響を受けているといえます。

→ 失効なし(交換したヒースローポイント活用できず、、、という影響あり)

ヒルトン・オナーズ

ステータス

Gold(2020年) → Gold(2021年)

HHonorsのGoldステータスがつく(Web明細、リボ設定などでの割引後)年会費7,000円台の三井住友カードが以前あり、そちらを保有してアップグレードや朝食サービスのベネフィットを活用していましたが、最近ヒルトン系列はご無沙汰ですし、コロナで海外も行けないということで2020年7月に解約しました。カードを年途中で解約してもその年いっぱいまでは有効みたいで2020年末までGold維持でした。

その後ヒルトンの措置で2021年ステータスは2020年ステータスを持ち越すということで、2021年もGoldとなっています。

→ ヒルトンの配慮で継続

2020年は全く泊まってないので今年で終わりかと思いますが、ヒルトンの系列ホテルは日本にそこそこありますし、朝食無料のベネフィットがそれなりに価値が大きいのでもし機会があれば活用できれればと思っています。ポイントはもともと期限ありませんしそれほど貯まっていないので影響は軽微です。

GHAディスカバリー

最近ホテル系のロイヤリティプログラムとして一番活用しているのがこのGHAディスカバリーになります。

日本ではほとんど使い道がないのですが、海外ではそれなりにグッとくるホテルラインナップで、ベネフィットも面白く、またそれほど滞在宿泊数が多くない私たちでもエリートステータスを維持できるプログラム体系だったということで活用していました。

もしご興味があればこちらを参照ください。

GHAディスカバリー(GHADiscovery) 〜HHonorsやBonvoyより強力? 〜

ステータス

Black(2021.1まで) → Black(2022.1まで)

他の航空会社、ホテルと同様の措置が取られ、2021年は2020年のステータスを継続するということで2022.1までは最上位であるBlackを維持できることとなりました。今年は1泊もしていません。

→ GHAの配慮で継続

Local Experience

4Awards(最短有効期限:2021.4 4Awards)

ステータスは延長されましたがこのロイヤリティプログラムは延長なしでした。で、大体1つあたり15,000円位の価値に相当し、それが4つ失効するとなると60,000円相当、、、ちょっと残念な感じです。

Local Experienceはプログラム傘下のホテルにて提供され、宿泊を必須としているStay Requiredのタイプと、宿泊しなくても使えるNo Stay Requiredのタイプがあります。海外にはいけないこの時期、国内の対象ホテルは現時点では1つ「セルリアンタワー東急ホテル」ということで、セルリアンタワー東急の提供エクスペリエンスをちょっと調べてみました。

  • Japanese Samurai Armor Photo Experience
    サムライの甲冑を着て写真撮影(外国の方には人気がありそうですね)
  • Luxury Airport Transfer
    ホテルと成田片道もしくは羽田往復の送迎サービス
  • Teppan-Yaki SAKURA
    鉄板焼きレストランで、2ドリンクつき2名のランチコース
  • Romantic Package
    部屋を花でのデコレーションとシャンパン、フルーツプレート

全てStay Requiredで利用するためには宿泊が必要です。そして食い道楽な私たちにとっては、この中ではやはり鉄板焼きが魅力的ですかね。1泊すると、鉄板焼きランチペア(15,000円相当)のアワードを1つ捨てずに済むのと新たに暦年での新規ブランド開拓になり新たなアワードが1つ獲得(15,000円相当)ということで、合計30,000円分のベネフィットが得られるともいえ、、、泊まっちゃう???ということになりました。

1泊に対して1つのAwardしか使えませんので残り3つ分(45,000円分)は期限切れになりますがしょうがないです。

→ 影響あり。
対策:セルリアンタワーに1泊して1 Award分利用&1 Award獲得する、3 Award分は期限切れやむなし

ということで、2021.4までにセルリアンタワー東急に1泊してAwardを活用、ついでに「現時点で日本唯一のGHA対象ホテルでのプログラムの浸透具合、ベネフィットを確認しよう」計画を実行することにしました。

まとめ

まとめると以下です。

(携帯の場合:スクロールしますーーー>)

プログラム ステータス 影響
ANA ブロンズ ステータス:ブロンズ継続(2021年)、SFCあり → ○ 影響なし
マイル:最短期限切れ2023年 → ○ 当面影響なし
スカイコイン:延長制度あり → △ 現時点で失効なし
ハワイアン航空 なし マイル:有効期限なし → ○ 影響なし
デルタ航空 なし マイル:有効期限なし → ○ 影響なし
ユナイテッド航空 なし マイル:有効期限なし → ○ 影響なし
エミレーツ なし マイル:Heathrow Rewardに変換 → △ 2023年期限
ヒルトン ゴールド ステータス:ゴールド延長(2021年)→ ○ 影響なし
ポイント:有効期限なし → ○ 影響なし
GHAディスカバリー ブラック ステータス:ブラック延長(2021年)→ ○ 影響なし
Local Experience:4つ失効 → × 1つは期限内に活用、3つは失効

全体確認してみて致命的に大きなダメージはなさそうということでまずはホッとしました。

一番活用していて資産的にも大きなANA(250,000マイル弱)は、ステータスはSFCにより影響なし、マイルはたまたま特典航空券のフライトがキャンセルとなったため期限が延びました。スカイコインは一応ANAの救済措置で半年ごとの延長になり、今後方針の変更によっては失効の可能性が残りますが、14,000円程度ですので影響はそれほど大きくありません。

その他航空会社は影響ありません。2番目に大きな資産(80,000マイル)となっているハワイアン航空のマイルは、ちょっと心配でしたが有効期限がなくなったということで対応不要になりました。

ホテル系は、ヒルトンは能動的にあまり活用しない方向になりつつありますがGoldステータスが延長となりました。

そして最近ホテル系ロイヤリティプログラムで一番活用しているGHA Discoveryはステータスは延長となりましたが、ポイントに相当するLocal Experienceは延長がなく、4 Awards(60,000円相当分)が失効しつつあることが分かり、1 Awards(15,000円相当分)はなんとか期限までに利用してみることにしました。そのためにはセルリアンタワーに滞在が必要ですが、滞在自体も楽しめ、30,000円分位のリターンが見込めるのであれば悪くないということで、今はやりのマイクロツーリズムとして、あまり情報のない日本のGHA対象ホテルのベネフィットの定着度を合わせて確認みることにします。

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