ゑびす丸　大漁小言

どうですか？
このブリッブリな魚体。



４９の見事なＢＵＦＦですよね～～～




これも、やっとこさ葉っぱをクリアしたＢＵＦＦですよ。
身の厚さったら、煮込んでもハギハギしないと噛めませんよ。

２３は勤労感謝の日だ。
勤労に感謝すんなら休まなくてもいんじゃないか？？？
と、思ってはいけません。
なんせ、ＢＵＦＦが寄ってきてんすからね。




先週縋ったイカダを６ケ所巡って、散々フグとタナゴにやられてさぁ～～～
ったく、仙台から４千円買って来たエサがみるみるうちに無くなる。
天秤の片方にのみエサ付けする始末だ。

で、いけ好かない野郎が寄ってきて。あそこのイカダで釣れてるみたいだぞ、、、
お前の情報何ぞ、いらん！！
あ～～あそこのイカダね～～
なんか、誰かの船縋ってたな？？？
走ってる途中、サイコーガン見くれてやった船だな、、、
釣れてんなら行ってみっか、、、
これも、頭ん中で光ってたんだね。

そのイカダはロープ郡とイカダの境目の辺りで、２２日に上げ終わたばかりらしい。
なんだ、フグだらけだべよ、、、
と、先に縋っていた船の若いモンにに聞いてみると、マコの反応が良いですよ！、、、と。

まあ、降ろして（仕掛け）みらい。



１っ発目でこいつが喰ってきた。
フグ、フグ、フグで、参ったかけてる右手に、手応えのある竿しなり。
居るな！

続けて。４５と４９のＢＵＦＦを掛ける。
ガツンとくる春マコのような食い気じゃないけども、喰った！　と竿合わせた時のしなり具合や
リール巻いてる時のドラグの軋みは、もう堪らんですよ！！！
迷うことなく、タモ入れしてのゲットです。

やっと、脇ノ沢では普通サイズが上がってきました。
まあ皆さん、これ掛けるまでに３時間フグと格闘すんすよ。
出来ます？？？

その間、何時喰ってくるか分からんけども、喰ってくるだろうとの確信の基に竿振るんすよ。
振れます？？？　緊張感を持続してさ？？？　３時間も？？？
春マコの様に一気に食いあげては来ないから、フグの当たりとマコの当たりを見分けないとさ～～

これですね、掛けのスタイルも喰わせのスタイルも違わないんですよ。
鉛を真ん中とした、仕掛けの揺れ、動きを感じて、傍にいるであろうＢＵＦＦに如何に食い気させるか？
これなんですよね～～～

天秤でも、２本バリ直結でも、この思考からの誘いは変わらない。
事実、ヒザはメインが三浦屋ショートだし、オラは終始天秤だしね。
直結ならば、如何にして口を上向かせるか、、、
天秤ならば、如何にしてシモリの揺れを感じるか、、、

なんかウロウロしてるよな？？？　との感覚は仕掛けとラインからしか伝わらない。
物理的にはその通りです。
教える側と教わる側とで、共通した法則でしょう。

でも、５感を超越した感覚があると釣り上げた時の至福は、女抱くのと同等だ。
ま、外れも多いんですけどね、、、

気荒らしです、、、
思いっきり寒くなりました。
ったく、体がついていかない

日曜日、若いモンと６時半に出船。
頭が寒い、、、手がチベタイ、、、
イカダに縋って見りゃ、気荒らしだもんな
神々しい朝日を背に、露払いの如く沸き立つ蒸気。
なんか、シーズン開幕を告げるかのようだ。

外気が冷たいから、ゴム手して海水に突っ込めば、手が温くて気持ちい。
手袋して竿振れば、フグ、フグ、フグ、、、
まだまだ幕が開けないね～～




どうでしょう？
先週ヒザと縋ったイカダで若いモンに喰ってきた葉っぱ。
以外にグリングリンと肉質だぞ



３．４か所巡った後に戻った同じイカダで、天秤の片方でフグが暴れたのに反応した葉っぱ。
グリングリンと容易に掴ませてくれない。
サイズはものの見事に葉っぱなんだが、いい塩梅になってきたようだ。
これは、楽しみですな～

アイナメがイカダ毎に１本づつ暴れてくれるから、スイッチ入れてくれたようだ。
次週はもっといいんじゃないかな？　と期待させるぜ！

新月だからかも知らんが、食い気出てきたんだと思う。
やっぱ、人の体にガツンと見舞う自然の威力がないと釣れんのだろうな。
安穏とした緩～～い釣りでは、それなりでしかないんだろう。
４ケ月間船出すことも無く、竿振ることも無く、女抱く毎日ではダメなんだゾ！

ヨシ！！　決意を改めて、新しい女を抱くとしょう。



このフグのデカさよな。
まだまだ、こんなんだぞ。
イソメの９割がこいつにさ～～～

人間が悪いんでしょ！
番犬飼えばいいでしょ！
クマだって必死で生きてんのに！！

と、世の擁護論者は叫んでいるが、その大抵は都市部に住んでるんだろう。
番犬てな？
なら、お前が喰われてみろ！
現場を知らん輩だけに始末に負えない。
クマが、サルが、イノシシが必死だろうが、そんなん当たり前だ。
人も同じく必死に生きてる。
食ってく！　ってのは生物は皆同じだろう。



タコだって食ってくのに必死だぞ。

久方ぶりにヒザが降臨。
も、渚のイカダはタコとフグばっか。
手応えなんぞ皆無だ。
ヒザを動かすまでもない。



見てみ！　ヒザゆすってね～～もん



沖定置でさえ、タコが喰ってくる。
３５ｍでタコに喰われたら、上げんのに必死だぞ、、、
メタルトップに泣きが入るぜ。

潮具合を見て、広田の延縄の牡蠣ロープに行って見た。
小舟が１０艘ほどいる。
ムム、もしかして良いんじゃない？？

外れ！
皆さん手釣りでタコ引いてるし、、、
曇が張って、上げ具合とフグが居ない、雰囲気は抜群。
も、、、何の反応も無い。
５か所くらいロープ移動したが、１時間竿振って何も無い、、、無い、、、無い。

まあさ、１０艘タコ引いてんだから、そんだけタコ居るんだろう。
魚が寄る訳ないよな。
タコに喰われまいと必死ださね～～



定置に戻って、ヒガレで慰みだ。
やれやら、女だくしかね～～なこりゃ！

別にさ、クマを好かない訳じゃね～～んだ。
パイセン大好きだしな。
危害は腹だけだしさ。

何してるん？　パイセン！
そろそろ里に下りて来い！

ステラ！　　ステラ！！　22ステラ！！！
んな特別に欲しくもなかったんだけどさ～～～
ゑびす丸が安モン持つわけにはいかんでしょう。
要求しましたよ！




こんにちは。
今年もスズキさん一家がやってきた。
ダンナさん、ステラ持ったそうじゃないスカ～～？
何？　見せろってか？　



仕方ないね～～～
スコーピオンにアイマサスケからの～～～22ステラＣ3000ＸＧだ。
う～ん、やっぱ、ワーシャとジャークソニックが必要だな。
そうか？？　揃ったところでさっぱり喰わねぇじゃな～～か。



パラパラと釣れた6月。



小雨をついて一路、北海道はえりも町へ。
息子の嫁のご実家へ、妻と共にご挨拶。
つうか、なんで、お前も来るん？
北の女抱けねぇじゃねぇかよ！



つうか、なんでお前と同じ部屋？
フェリーでナンパ出来ねぇじゃねぇかよ！

最近のフェリーは揺れないし、中も快適だ。
高田から八戸まで3時間半、フェリーの待ち時間と乗り時間で8時間掛かって苫小牧へ。
そこから3時間半かけての、えりも町。






何も無かった、、、
誰も居なかった、、、
ただ、風が吹いていた、、、
神は何故に、ここへ住めと仰ったんだろうか、、、

同じ時間掛かっての八戸から盛岡の末娘んとこに。
フェリーで6時間たっぷり寝てるから、疲れることもない。



末娘は満を持しての、さんさデビュー！
東北の短いが故の夏だからこそ、あらん限りの生命感でもって演じる、さんさ踊り。
すばらしい祭りだ。
ささやかな感動を覚えつつ、さぁ、毎日に帰ろうか。






孫ができた。
齢、59にして初孫だ。
可愛いな、、、が、都会暮らしするから我が家の毎日には何の変化もない。
孫よ、遠い空から見守ってるぞ。




タチも今年はバカバカ釣れない。
暑い！　熱すぎる海。
水温は３４度。
風呂か！！

たった2週間で抱卵した牡蠣が船底にびっしりと張り付く。
こんなの今まで経験したこたぁ無い。
堤防際にはベラやチョウチョウウオの熱帯魚が泳いでいる。
今まで見たことが無い。
真蛸が盛んに獲れてる。
魚が寄る訳が無い。
一体、どうなってんだ？？？





町民運動会の時期はバンバン釣れてる頃だから、役員と言えど尻が落ち着かなかったのに。
今年は余裕あり過ぎてさ。
魚いねだもん。








4年ぶりの大祭も、バカバガ釣れてる頃なのに、今年は余裕あり過ぎて。
曳舟海上渡御では、警戒船に乗って海上監視。
も、前日の朝からモッキリ呑んでパヤパヤしての操船。
海上を見渡すと、松原沖に不審な釣り船が一艘竿を垂らしてやがる。
50馬力にフルパワーをくれてやり、マックスで寄せ波を浴びせながら寄り付く。

コォラ～！　ここで何しとるんなら～～！　さっさと退かんかい！
誰に許可得て釣ってるんなら～～！　爆弾積んどるんかテメ～～！　

陸に上がると見てた人全員に、警戒船の船頭を警戒しなきゃならんと言われた。
案の定月曜日には役場の水産課から小言を言われた。
どうやら、ヨットハーバーに係船してる連中で、チクったんだろう。



大祭の次の日は、市民マラソンの手伝いへ強制参加。
会場について車から降りた途端に、ヴぇ～～～っと。
どんだけ飲んだんですか？？
察しろ、、、



この夏、どんだけ海に出た？
どんだけ竿振った？
どんだけ精進した？

全ては、この、キレイな手が物語っている、、、

アザス！
全く釣れないんで、ブログ面倒いんで書いてませんでした。
すんませんでした～～～～！
野球部なら、ボコボコにされてる。

５月連休以降は全く釣れません。
ま、そこそこは上がるんですが、ブログ乗っけるような釣りではないんすよ、、、
ヒザは、釣れるじゃないですか～～って、毎週来てましたけど、、、７月までは。

クマ出没！！！
脇ノ沢の船曳き場に、大型の月の輪が出没。
のっしのっしと我が物顔で歩いてましたね～
住民としてはハイコーキの釘打ちガンか、消防で使うアックス（斧）で立ち向かうとこなんですが
警戒？？？に来ていた警察に止められる。

行かないでください！　そっとしといてください！！　　近寄らないで！！！
ってお前よ、そっとしとけは無いべよ。
なら、お前の鉄砲撃てや！　お前警察だろうが！！　お前は住民を守るのが至上だろうが！！！

何もしねんだぞ、、、
警察ってのは、まあまあ恥知らずだな。
津波ん時から知ってるけども、住民のためにならん組織だ。
鳥獣保護法？　動物愛護法？？　愛護団体による熊擁護論？？？

ってさ、熊だぞ。
すんませ～～ん、チョットお庭横切らせてもらっていいスカ？
なれば、喰いモン恵んでいただければ幸いなんですが？
なんて聞いてこね～べよな。

クマ騒ぎの後は、、、何も釣れね～～広田湾。
６月には地元の居酒屋主催のカレイ釣り大会。
頼まれて船出したが、雨降ってくるし、乗ってきたのはド素人百姓だし、、、
どうでもよかった。



父ちゃん！　セイジん家が燃えてる！！
何を～～～～
初夏に向かう日曜夕方の静寂を破っての近所の火事。
行って見りゃ、若いモン家の２階が盛大に燃えてる。
この家の長女を津波の時に引き上げてやった。
この家の祖母ちゃんと次女の遺体を、瓦礫の下から引きずり出してやった。
バカ野郎が！　　二度と泣かせてやるもんか！！

未だ２階が落ち切らないうちに飛び込んで、子供らのランドセルやら制服やら
目に付く範囲で必要と思われるものを運び出す。

危ないですから出てきてください！
またぞろ、役に立たない警察が、いい加減な風で叫んでる。
うるせ～～～！　引っ込んでろ！
こっちは３０年も消防やってたんだ！　お前の生まれる前から火に飛び込んでんだ！

１階に隣接する掛下げの小屋のドアを開けて、灯油タンクを掻き出す。
危ないです！　もう１階に火が回ってますから～～～
うるせ～～～～！
と言いつつも、２階は既に落ちて、目の前でバンバンとスプレー缶やらガラスやらがはじけ飛んでる。
それを掻い潜って台所に達して、ガス給湯機のコックを締め、勝手口を蹴破る。
裏口のガスボンベはほぼ満タンで重いが、何とかのクソ力で畑の中に引きずり出す。

やっとポンプと本署が来て消火作業が始まり、団員でないのに指揮し、２時間後に鎮圧。
団長と署長に、もう退団してんだから無茶しないでください、と諭される。
仰る通りだが、目の前で伸ばしてる手を放すわけには如何のです。
引き波で流されるハルを引きあげた時の、あの脅えた眼を忘れられんのです。
二度とあんな眼はさせないかなら、、、と、言ったのに

津波で1階が浸かり、修理してからの、、、全焼。
気の毒で言葉もないが、しっかりしろ！！　と若いモンに気合を入れる。
優しい言葉何ぞ、俺には似合わない。
俺が当事者でも、優しい言葉何ぞは掛けてもらいたくない。

しっかりしろ！　お前の役目はまだ終わってない！
ギッチリと目を見開いて、この後の人生を生きろ！
大丈夫だ、ハルも無事だし、何よりお前は生きてるじゃないか！
かけがえのないものは、残ったじゃないか！
壊れた物は必ず治る、新しくなるんだ。


互いに煤だらけ、泥だらけ、びしょ濡れになって、泣いてる若いモンを優しく抱きしめてやった、、、