ゆめ
大きな精神科病院なのに医師が6人しかいないらしい
イスラム圏の女の人
深夜
脱走して徘徊してる患者
雨の中交差点のど真ん中で座り込んでいる
黒いランドセルを背負った男の子
足を怪我しているようで血が出ている
心配して声を掛けたら
頑なに大丈夫だと言う
絆創膏か何か無かったかとカバンを探していたら
その男の子の母親らしき人が来て
男の子の手を強く引っ張って連れて行った
汽車
クラスで、病気で来られない男子がいて
その子のために
一日2回、決まった時間に
70度のお湯に3分つけて温めた10円玉(昼)か、500円玉(夜)を用意して
変な箱?池?に投げ入れなきゃいけない
精神病院のまわり
深夜
患者着を着た大きな男性が
患者着をもう一枚前を向かせた状態で抱き締めるように持っている
近づいて来て
「先生、今朝からお腹が痛い痛いと苦しんでいるんです」
と言ってきた
どうやら私たちのことを医者だと思い込んでいるらしい上に、
話し方からして
多分、この男性も精神的におかしい様子で
その一声で『この、持っているペラペラの患者着がこの男性にとっては生きている人間、しかも大事な人なんだな』と察したので
問診という形で色々聞いてみることにした。
お腹が痛くなったのはいつからか?
便通はあるか?あるなら下痢ですか?
付き添い人のあなたは、健康、元気ですか?
それに対して男の人は
やっぱりその抜け殻の患者着に何かボソボソ聞いてウンウンと会話しながら
「昨日の夜からおなかに違和感があったらしいんですけど、今朝いきなり痛み出したと言ってます」
「そういえば便秘かもしれないね、ずっと下痢もしていないもんね?」
「僕は見ての通りとても元気です。この、母の事が心配なんです」
と受け応えるので
どうやらその見えない、抱いている患者はその男性の母親らしいとわかった
それも、多分ある程度高齢、見えないからわからないけど
「きっと便秘で、おなかにガスや硬い便が溜まって痛がっているようだから、温かい牛乳やお茶を飲んで沢山水分をとってお腹をマッサージしてみてください」
と立ち去ろうとすると
その男性は
先生ありがとうございます。誰にも相手にしてもらえず困っていました、ありがとうございます。と何度も頭を下げていた
朝になり、
改めて病院のまわりをぐるりと歩いてみたら
壁沿いに、たくさんの人たちが等間隔でずらっと体操座りして列?になっていて
しかも一人一人全員聴診器を首にかけている
そして全員明らかに様子がおかしい
みんな口をぽっかり開けて空を見上げて体操座りをしている
口の中は真っ暗闇でシュールな粘土細工みたい
「あれは何?」と聞いたら
「医師が6人と少なくてとても対応出来ないから、毎朝こうやって検診を外で車でやる」
と説明された
その例の先頭には
救急隊が使うような、ガラガラする足つきの担架ベッドがあり
透明なドーム型の覆いがされていて
すぐそこに救急車というより、献血カーみたいなワゴン車が停車していて、
救急隊員のような、ヘルメットをした隊員が2.3人いた
列先頭にきた人はその中に入って
寝そべりながら、救急隊員のような人たちに問診?されていた
流れ作業みたいな事務的な感じで捌かれていく