りんごの青/BLUE

宇宙のクズになりたかったあっぷるパイ

少ない退職金といい加減な勤務体系

敗戦の翌日の朝。雨。

長崎・・新しく出来たスタジアムを観たくて、新しくできたスタジアム併設ホテルを予約していた。が、もうすぐ無職になるし、ゴールデンウイークには娘たち家族8人連れて離島旅行に行くことになっている、、、「行きたい!」の欲望を抑え込み、キャンセル。

離島旅行で、私の退職金の多くが消費される。「退職金が出るから、みんなまとめて旅行に連れていってあげる!」と、調子に乗って豪語してしまって、のちに少々後悔したが、まあ、私たちの元気なうちにみんなと旅行ができるのだから良しとしよう、と自分を納得させる。そのうち「私は行かな~い」という孫も出てくるだろう。

にしても退職金の少ないこと。中小企業の退職金平均を見て、、、ほうほうそうなんや(泣)。

仕方なし。あのいい加減なボスであるからこそ、いい加減な勤務体系でもよしとされてきた。子供が小さい頃、仕事を抜けて病院に連れて行ったり、学校への送り迎えとか、買い物等の私用で抜けるのも許された、というか何も気にせず「いいよー」と言うボスであるし、どれだけ抜けてもお給料から引かれることはなかった。誰かが抜けて居なくても気づいてなかったのかもしれない。

タイムカードもない、お昼に家に帰っても、多少の遅刻も早退も何も言われない。お気楽な環境やった。これで退職金がもっと欲しい!などと言ったら、キチンと働いている人に申し訳ないか。

数年前からボス妻さんが事務所に来るようになって多少厳しくなっていったが、ボスのいい加減さは変わらない。なにせボスとボス妻さんの仲が悪いのでどうしようもない。

勤め始めたとき娘たちは幼稚園児だった。進級、進学、受験、就職、結婚、出産を経て、現在に至る。お気楽に育児ができたのは、いい加減な勤務体系のお陰だ。