夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
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『脳梗塞・脳出血』から命を守る第1条は、『前触れ』に気付くこと、77歳の私は学び、多々教示されて・・。

2022-01-15 15:49:41 | 喜寿の頃からの思い

先程、ヤフー・ジャパンより配信されたニュースを見ている中で、
『 気のせいとは思わないで!
        「脳梗塞・脳出血」から命を守る第一カ条は「前触れ」に気付く 』、
と題された見出しを見たりした。

私は東京の調布市に住んでいる年金生活の77歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、たった2人だけ家庭であり、
そして私より5歳若い家内と共に、古ぼけた戸建てに住み、ささやかに過ごしている。

「脳梗塞」は突然、倒れて命を失う。
助かっても、寝たきりになることも・・・。


そうならないためには、どうすればいいのでしょうか? 

IMSグループ横浜新都市脳神経外科病院院長の森本将史(もりもと・まさふみ)先生に、
「脳梗塞の前触れ」についてお聞きしました。

☆前触れに気付く☆

☆運動障害

・体や顔の片側に力が入らない

・茶碗を落とす

・よくつまずく


☆感覚障害

・体感覚がにぶくなる

・左右どちらかの足がしびれる


☆視覚障害

・物が二重に見える

・視野が狭くなる、欠ける



☆言語障害

・言葉がうまく出ない

・ろれつが回らない


☆バランス障害

・ふらつく、めまいがする

・足元がフラフラする


☆症状が出たらすぐ病院へ☆

倒れて動かない、しゃべれないなど、明らかにおかしい症状なら、
すぐに救急車を呼びましょう。

すぐにおさまったなら、かかりつけ医にかかってもいいですが、
状態が急変する可能性もあるので、運転は控えて。


脳梗塞を発症した人から、
「あれおかしいな、いつもと何か違うなと思ったら、脳梗塞の前触れだった」
という話を聞いたことはありませんか?

「脳梗塞の前触れは、『一過性脳虚血発作(TIA)』と呼ばれます。
『虚血』とは、血液の流れが不十分で、何らかの神経症状が現れる状態のこと。

一過性脳虚血発作(TIA)は、一時的に脳の血管の血流が悪くなり、
脳梗塞と似た症状が、短時間に出て、消える病気です。

『体や顔の片側に力が入らない』に代表される運動障害をはじめ、
物が二重に見える、体がしびれる、ろれつが回らない、ふらつくなど、
上の図のように、さまざまな症状があります。

前触れは、短いものだと5分以内、60%が1時間以内、
長くても、1日以内に消えてしまいます。

これは脳に詰まった血栓(血のかたまり)が、
幸いにも溶けたり流れたりして、血流が再開するためです。

数分で消えてしまうこともあるので、ちょっと違和感があったぐらいで、
何事もなかったかのように、思ってしまうことがあるのが怖いところです」(森本先生)


☆気のせいと思わず「前触れかも」と思うこと☆

前触れを放置した場合、発症後3カ月以内に、
10~20%が脳梗塞を発症することが分かっています。

そのうちの半数が、2日以内の発症です。

「前触れは自然と消えるため、軽視する人がいます。
しかし、症状が消えても、同じ場所がまた詰まってしまう可能性が、大きいのです。

専門家の間では、前触れの発症直後ほど、
重症の脳梗塞が起こる危険性が高いと、認識されています。

また、前触れが起こってから消えるまでの時間の長さは、
脳梗塞の発症率とは関係がないということも分かっています。

症状がすぐに消えたから大丈夫、1時間続いたから危険、ということはなく、
どちらも危険なのです。

症状が消えた場合でも、いつもとは何か違うと思ったら、すぐに病院にいきましょう。
脳の検査ができる医療機関がベストですが、
近所にない場合は、かかりつけ医に相談を。

何よりも放置しないことが重要です」(森本先生)


☆《救急車が来るまでにすべきこと》☆

●症状がいつから出たのか確認する

   救急隊に詳しく情報を知らせておくと、医師が治療方針の判断をしやすくなります。
   いつからどのような状態だったかを伝えましょう。

●安静にする

   できるだけ安静にさせて、横向きに寝かせます。
   意識があっても、立つことで脳への血流が減る可能性があるため、
   歩かせないようにします。


● 頭痛がある場合はベルトを外す

   頭痛を伴うなら、脳出血の場合があります。
   血圧を上げないように、首元やベルトを緩めて楽にさせて、
   呼びかけたり、揺すったりしないように。


●お薬手帳を用意する
   治療は、病歴で変わることがあります。
   持っていればお薬手帳を、
   なければ普段飲んでいる薬などをメモして救急隊に渡しましょう。

                    取材・文/石井信子  ・・ 》

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