夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

都立の『神代植物公園』の美麗なバラ、気まぐれに鑑賞して、早や15数年・・。

2021-10-15 11:59:07 | 喜寿の頃からの思い

私は東京の調布市に住む年金生活の満77歳の身であるが、

私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、たった2人だけ家庭であり、
そして私より5歳若い家内と共に、古ぼけた戸建てに住み、ささやかに過ごしている。 

昨日の朝、ぼんやりと天気情報をテレビで視聴すると、
朝の6時は16度、昼下がりは28度、夜の6時は20度が予測され、
曇り空より昼近くから爽やかな秋晴れの一日となります、と報じられていた。

私は午前中のひととき、自宅の周辺3キロ以内にある遊歩道、小公園などを散策しているが、
本日は都立の『神代植物公園』を散策してみよう、
と思い立ったりした。



★ 今回、掲載した写真のすべては、昨日『神代植物公園』で撮ったものである ★


私の住む地域の都立『神代植物公園』に於いて、

数多くの薔薇(バラ)が披露される恒例の『バラフェスタ 』が、
春のひととき、そして秋のひととき、毎年開催されてきた・・。

しかしながら今年は、新コロナウィルスに伴う三密(密集、密接、密閉)」を配慮して、
『春のバラフェスタ 』は公園全体が閉鎖となり、

『秋のバラフェスタ 』は中止、と報じられていた。

こうした中で、公園としては、新型ウィルスの対策の三密(密集、密接、密閉)」を避けたく、
ここ数カ月は、入園は事前に予約(上限3000名)となっている。

そしてバラ園は、新コロナウィルスに関係なく、

百花繚乱のように多彩なバラの花が、ある期間は彩(いろど)っているので、
この時期は土曜、日曜日に限り事前に予約(上限8000名)となっている。



そして開花中は毎年人出の多い中、ゆっくりと鑑賞が出来ないと思われる上、
新型ウィルスの対策の三密(密集、密接、密閉)」を避けたく、
平日の木曜日の14日に訪れた・・・。



私は1944年(昭和19年)の秋に、農家の児として長兄、次兄に続いて三男坊として生を受け、
そして妹ふたりの間に育ち、長年サンドイッチのような中で、過ごしてきた。

やがて小学2年生の頃から、父の妹である叔母が未婚だった当時、
都心に住んでいる友人が来宅して、私は言葉、しぐさ、表情に魅了されて、
素敵な綺麗なお姉さん・・と感じたりして以来、何かしら女性に憧憬を深めたりしてきた・・。  


       
     
私は幼年期に農家の児として育てられた為か、父の妹である叔母が畑の一角に、花壇を作り、
仏様とかお墓にささげる花を育てるのを見たりしてきたので、
里花には愛惜を秘めているひとりである。


或いは田圃(たんぼ)とか遊歩道の片隅に咲いている野花も恋しく、
長年に見惚(みと)れたりしている。


そして家内は中学生の頃から茶事を習ってきたので、私は婚約の頃から茶花を教えられて、
魅了されたりしてきた・・。

このように里花、野花、茶花に関しては、少しばかり知っているが、
洋花に関しては、殆ど無知な男である。


          

こうした中で、薔薇(バラ)の花に関しては、何かしら気品のある女性が高価なドレスを召したような、
或いは裕福な家庭で育っている高嶺の花のような女性と感じたり、
私は定年退職した60歳の頃まで、近寄りがたく気後(きおく)れしまい敬遠してきた・・。

そして何かと卑屈と劣等感を秘めてきた私でも、
遅ればせながらイギリス、フランスなどの文化を知る為には、
やはり薔薇(バラ)は欠かせない、と確信を深めたりした。




やがて年金生活の60代に国内旅行で『バラ園』があった時、鑑賞する時もあったりし、
私の住む地域の都立『神代植物公園』に於いて、恒例の『春のバラフェスタ 』、『秋のバラフェスタ 』などで、
数多くの美麗な薔薇(バラ)を鑑賞して、感性の衰えた私でも、魅了されてきた。

何かしら公園のパンフレットには、
春のバラは409品種5,200余本、秋のバラは約300品種5,000余本、花期は年2回。
春は5月下旬の頃が盛りで、秋は10月中旬からです、と記載されていた。


          

今回、この時節に彩(いろど)る秋のバラを鑑賞するのは、
ここ一カ月としては、地元の身の気安さから2回ばかり鑑賞してきたが、
     
やがてバラ園に着くと、お待ちしていましたわょ、と微笑まれたような
数多くの麗(うるわ)しきバラに、めぐり逢えた・・。




それぞれのバラの花形が美しく、
やはり高貴な女性の容姿だよねぇ、と心の中で呟(つぶや)きながら、

私は下男のように跪(ひざまず)いて、撮ったりした。
          


周辺にいる私と同世代の10数人は、カメラの愛好家にふさわしく、
一眼レフの中でも高価なカメラ、優れた望遠レンズを使用して、撮られたりしていた。

私の所有しているデジカメの性能、そしてデジカメの技量の乏しい私は、
せめてバラに魅了された若葉マークのような初心者として、
心の思いは誰よりも・・、と思いながら30数枚を撮ったりした。
                  


こうした中で、恥ずかしながら少しポケてしまった写真は3枚もあったりしたが、
こうしたことは高貴の女性の前では、私は幾つになっても、オドオドしてしまい平常心をなくしていた、
と後で気付いたりして、独り苦笑をしたりした。


                

このように一時間半ばかり、麗(うる)しい数多くのバラに、
綺麗な高嶺の人、と思い深めて過ごしたりし、
感性の衰えた私でも、身も心も秋麗なひとときを過ごせたなぁ・・
と心の中で呟(つぶや)いたりした。












この後は、園内でいつも鑑賞している野花、里花などを
遊学し、
やがて『神代植物公園』に別れを告げて、帰宅した。
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2 コメント

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ばら (白桂)
2021-10-16 09:36:12
おはようございます。

秋バラがとてもきれいですね。
近くに枚方公園のバラ園があるのですが、コロナ自粛の
クセがついてしまって人中はさけてしまいます。
何かと三密を避ける習性が・・。 (夢逢人)
2021-10-16 18:36:31
白桂さま。

先程、貴兄よりのコメントを頂いた事に気付き、
大変失礼を致しました。

>秋バラがとてもきれいですね。
>近くに枚方公園のバラ園があるのですが、
>コロナ自粛のクセがついてしまって人中はさけてしまいます。

私も新コロナウィルスの烈風以来、何かと三密を避ける習性が出来まして、
我ながら戸惑いながら過ごしてきている次第です。

コメントありがとうございました。
今後ともよろしくお願い致します。

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