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昨年の11月中旬、私宛のハガキが届いた。
高校時代の同級生からの年賀欠礼状だった。

通信面は印刷文のみ、それは全く問題ないのだけれど、とある一文を読んで少し吃驚してしまった。
「皆様の年賀状はいつものようにお待ちしております」

数年前に、夫の母から同様の文章が書いてある年賀欠礼状が届いたと聞いたことがあった。
しかし、実際に手元に届くと当惑してしまうものですね。

ネットで検索すると、最近はこういう記載が珍しくなくて、文例もたくさんあった。
「喪中のためこちらから年賀状は出せない、でも受け取ることが駄目なわけではない。」らしい。

はぁ、そうなのですか、はい…
長年、喪中の人は今年のリストから外す、ということをしてきた身からするとなんだか腑に落ちないような。

「年賀欠礼状を出した相手から年賀状が届いた。宛名も手書きでなく印刷することが多いから、適当になっているのだろう、嘆かわしいことだ。」
みたいなことが、新聞の読者欄に投稿されているのを読んだ記憶があるしな~。
まあ、大学時代のことなので20年前の話だ。
その間に、年賀状に対する考え方が変わったのだろうか。
それとも、私が気づいていないだけ?
年賀欠礼状と寒中見舞いのやり取りは何度も経験があるし、私が数年前に喪中だった時には年賀状を送ってくる人はいなかった。


ただ、「お待ちしております」とのことなので、例年通り年賀状を送ろうと決めて作成を始めたものの…
今度は、喪中の人に対して他の人と同じ内容で良いのだろうか、という悩みが。
「祝」とか”Happy”とか使って大丈夫なのだろうか?

またまたネット検索したら、「賀、お慶び…などの言葉は避けましょう。」というコラムがあった。
それなら、年「賀」状を送ること自体、やはり避けるべきなのではないの
う~、それなら寒中見舞いじゃぁ駄目?
でも、「年賀状はいつものようにお待ちしております」って書いてあったんだっけ。

すっかり面倒くさくなって、賀詞が無くて色が控えめなイラストと手書きの一言を入れて、12月下旬にポストに投函した。


ハガキって通信面がフルオープンじゃあないですか。
受取人だけではなく、他の人でも簡単に読むことが出来るので非常に気を使ってしまう。
手紙ならもっと気楽に書けるんだけどな、と毎回年賀状の季節に思う文通好きな私。




昔はもうちょっと長く、なんだかんだ1月10日位までは到着していたように思う年賀状。
我が家ではここ数年、5日以降に届くことはなくなっている。
年賀状じまいをする人も増えているなと感じる。
「昔は年賀状なんてものがあったんだよ」と話すことになる日も近い、のかも。
ただ、数が少なくなっても毎年「どうしよう」と悩むことがあって、思いがけず時間を取られてしまう。

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