今回の満月は、山羊座22度です。
(太陽・蟹座22度/月・山羊座22度)
月の遠地点リリスは、蟹座15度にあり、月の位置とは対向の位置関係になります。
遠地点の反対側の満月であるため、地球から近い位置で起こる満月になります。
スーパームーンです。
満月は、2022年7月14日(3時38分)です。
ホロスコープ作成:Star Navigator | ARI 占星学総合研究所
満月は山羊座22度です。(月・山羊座22度、太陽・蟹座22度)
アセンダントは蟹座8度、MCは魚座20度
チャートルーラーは月で、山羊座22度です。
ファイナル・ディスポジターを見てみると、山羊座冥王星ー水瓶座土星ー牡牛座天王星ー双子座金星ー蟹座水星ー山羊座月ー水瓶座土星のループになっています。
蟹座太陽、牡牛座火星、牡羊座木星もこのループの流れに入ります。
魚座海王星だけが別に存在する形です。
アスペクトを見てみると、太陽と月の対向関係に対して、ドラゴンヘッドが調停する位置にあります。
私はアスペクトを見るとき、度数をかなり絞ってみるのですが、今回の満月では、月と冥王星のコンジャンクション、太陽と冥王星のオポジションに注目する解釈が多いようです。
月-冥王星・・カルマ的なつながり
太陽ー冥王星・・根本的な変化
という解釈になるようです。ドラゴンヘッドとも角度をとる満月になることから、運命的な変化という解釈もできそうです。
また、満月は天王星、海王星とは親和的な角度をとります。いわゆるクレイドルという形です。
また、石井ゆかり先生のLINEブログでみてみると、双子座金星も海王星、冥王星と角度をつくっていきます。
満月のサビアンシンボルは、山羊座22度「敗北を優美に認める将軍」です。
「将軍は、戦いに負けることと引き換えに、高貴さを称えられ、精神的な意味での勝利を得る」
「将軍は負けることで、より優れた可能性への抜け穴を見出します」
と解説されています。
実際、成功した場合よりも失敗した場合のほうが学ぶことは多いのかもしれず、失敗は次の段階へのステップ、というような解釈ができそうです。
月の対向の位置にある太陽は蟹座22度で、サビアンシンボルは「ヨットを待つ女」です。
松村潔先生の「サビアン占星術」では、「人の集まる場所では決して手に入らない、もっと夢に満ちた強烈な幸福を求めてまだ来ない船を待ち続けているのです」とあり、また「待つ」という部分から、それを受動的な精神を表している、と書かれていました。
Larisa KoshkinaによるPixabayからの画像