白を知って紅を知る | さびしいときの哲学

さびしいときの哲学

大切なひとを失った方、一人ぼっちで寂しいと思う方へのメッセージ

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今年は、赤椿に沢山花がついたが、そのなかで、白や、白に赤の筋が入った花が混じっていた。

 

 

2年前も、赤椿に白椿が咲いたが、一輪のみだった。

 

紅は白を知って、自分が紅たることを知る。

 

わたしは母や父によって子供としての自分を知り、夫によって妻としての自分を知り、弟によって姉としての自分を知る。

 

そこには、いろんな自分がいるわけだけど、それは関係性によって編まれた自分であり、関係性に縛られた自分でもある。

 

紅はいろんな色に出会って紅を知る。

 

他者との出会いによって、他者によって知らされ、顕わになる自分。それは潜在的な自分であり、自分の本質に向かうもの。

 

その他者によって顕わになった自分が、関係性に囚われた自分を解放して、逆にその関係性に新たな光を当てる。

 

紅は白を知って、自分が紅たることを知る。

 

どんな白が、自分のどんな紅を顕わにしてくれるのか、ワクワクしている自分がいる。