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オレ達は2021年12月30日の朝を長崎自動車道の川登サービスエリアで迎えた。
風が強く寒いが、幸い昨夜降っていた雨は上がっている。今日の夕方には
新門司からフェリーで九州を離れるのだ。長い様で終わるとなれば、短くも
思える旅だった。
SAには陶器で名高い佐賀だけに、皿の形をしたモニュメントが置かれている。
そこには「家族そろって佐賀県へ」の文字とともに、県内の観光地が案内されている。
その中には、これから向かう武雄温泉も有ったが、暫く眺めていたセツ子が
ああた、あたし呼子のイカが食べたいわ。っと言い出した。
はいはいわかりましたよ。
まったく佐賀高速道路事務所は余計な物を置かないで欲しい!
武雄温泉は武雄北方インターから15分ほどの所にあった。34号を武雄高校前の
交差点で右折して、JR佐世保線の踏切を超えると、昔ながらの温泉街があり、
お目当ての武雄温泉元湯はその一番奥にある。
まるで竜宮城の様な楼門がスンバラシイ建物は明治9年に建てられ、温泉施設
としては日本最古のものだそうだ。
営業は6時半からで、風呂は内湯の元湯、蓬莱湯、露天の鷺乃湯そして
江戸時代に鍋島の殿様の為に作られ、シーボルトも入ったと言う貸切りの
殿様湯に家老湯、柄崎亭がある。
お代は内湯の元湯と蓬莱湯は450円、露天の鷺乃湯は680円、殿様湯は
さすがの1時間3800円、家老湯はちょっと下がって3000円、柄崎亭は3400だ。
ならば、朕は殿様湯に入ってみたいぞよ。っと思ったが、残念ながらこちらは
10時からの営業だそうだ。
まぁ、そんな訳で元湯に入ってみた。
※画像はネットより拝借
天井に時代を感じさせる立派な梁が通った元湯は、あつ湯とぬる湯の湯船が
あり、ぬる湯と言っても案外熱い。掛け流される透明な湯には少しぬめりが
あり、何とも気持ちいい。ああ、こんな風呂に毎朝入れる地元の方が本当に
羨ましい。
風呂から出て、すっかり温まりタコの様に上気した顔で、呼子のイカを食いに行く。
ありがとう武雄温泉、必ずまた来るよ!
呼子は西九州自動車道の北波多インターで50号唐津波多線に入り、唐津の
入り組んだ入り江の先端だ。
お目当ての店「イカ道楽」さんは先端からさらに呼子大橋を渡った加部島に
ある。
人気の店らしく駐車場には他府県ナンバーの車も多い。店内には数組待って
いる客も居たが、15分ほどでオレ達も座敷に案内された。
と~れとれ、ぴ~ちぴち♪どうしても浪花のモーツァルト キダ・タロー先生の
あの曲が唇から漏れてしまう。
席に案内してくれた仲居さんが、今日のイカはアオリイカだと説明してくれた。
なるほど、イカは季節によって違うのだろう。しかしアオリなら文句は無い。
夏のケンサキ、冬のヤリも美味いが、食味ではアオリはイカの王様だ。
まずはお通しの塩辛2品、麹とゆずだったかな?ビールが飲めないのが残全だ。
続いてイカシュウマイ、これはお土産で良く見かけるが、当地が発祥だそうだ。
そしてメインの活きイカの姿造り、当たり前だが本当に生きているので、皮の
部分を突くと、色素胞がインクを零した様に色が変わる。
刺身はもっちりと甘い。そう言えばこの旅の初めにも別府の市場でアオリの
刺身を買ったっけ。何しろオレはイカならアオリが一番好きなのだ。
最近は餌木で堤防からも気軽に狙える獲物として人気が高いが、店で食うと
値段も高い。
案外期待していなかったが、釜飯も美味かった。
お茶碗3杯ほど有ったが、セツ子も完食していた。
茶碗蒸しは、まぁ普通で
ゲソは最後に天ぷらにしてくれる。これも美味いが、この頃には既に腹の中は
イカで一杯だ。ちょっと苦しいっす。
食後、ジープとフレルを散歩させた店の前の堤防はイカの墨跡だらけだった。
ここで釣って店で売ったらさぞ儲かるだろうが、まさかそんな事は無いだろう。
よし、あとはどこかで豚骨ラーメンを食えば悔いはない。
オレは150キロ先の新門司港に向けてアルコーバを走らせた。
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