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口からイカゲソが飛び出すほど腹が一杯のオレが運転するアルコーバは
西九州自動車道の福岡西本線料金所から福岡都市高速に入った。
大体は首都高だの都市高速だのは、あっちこっちと枝分かれしてややっこしいが、
福岡の都市高速は片側2車線で案外スッキリしている。
左手に博多の海を見ながら、現れる案内板に、ああこの辺りが天神かぁ~
もう1日あったら、とり田で水炊き食って、大地のうどんで、ごぼう天うどんも
食って~っと妄想するが、今更どうしようもない。
福岡インターで九州縦貫自動車道に入り、古賀サービスエリアで土産を買い、
フードコートのフードコートらしい豚骨ラーメン一杯をセツ子とシェアして食い。
新門司港で17時30分発の阪九フェリーいずみに無事乗船した。
本来ドライバー以外は歩いての乗船だが、ジープとフレルを船内のペットケージに
預ける為、セツ子も同乗許可を貰う。
船は案外空いているみたいだ。
売店でビールとツマミを仕入れ、7階の船室へ。
時節柄アレがアレなので、ちょっと贅沢だがスイートを取っておいた。風呂も
トイレもあるので、極力外や大浴場にも行かずに済む。
ベッドも慣れたとはいえ、やはりアルコーバのベッドより広いし寝心地もいい。
阪九フェリーが推す、フネコのタオルとお菓子もある。
船室のポリバスで7日間に及ぶ高知、大分、熊本、長崎、佐賀と名だたる
名湯巡りの疲れを癒す本末転倒
何はともあれ、事故、違反、故障などのトラブルも無く九州を離れる事が
出来て何よりだ。ありがとうオレ。
船は定刻通りに出港し、波穏やかな瀬戸内海にすべり出した。
さらば九州またくるばい。オレは風呂上がりの全裸で窓辺に立ち、陰部を
隠すことも忘れ、遠ざかる門司の港に向かい、そう呟いた。
さて、船の中でやる事と言えば、飲んで食って寝るだけだ。
夕飯はビュッフェスタイルのレストランでもつ煮込みとビール、と
ステーキ丼ってのを食ったが、もつ煮込みにはせめて、刻みネギくらいは
乗せて欲しい。味?ノーコメントだ。
まぁ、いい。ウィスキーを呑んで、寝てしまえば明日の朝には大阪に着いている。
翌朝、塩じゃけとベーコンエッグの英国式モーニングを食っていると、船内放送で
強風の為、本来着くべき泉大津には入れないので、神戸に入港するとアナウンスが
あった。
マジかぁ~っと思ったが、悪天候で千歳に降りる予定が、稚内で降ろされる
よりはマシだ。それでも定刻の6時から2時間以上遅れて、いずみは神戸港に
接岸した。
ここからはどこへも寄らず一気に名古屋まで帰る事にする。
強風に煽られながらも、阪神高速、名神、新名神、伊勢湾岸と走り続け
昼前には名港トリトンを渡り、名古屋へ戻った。
日本列島を覆った強い寒気のせいで、九州とは言え、寒さに震える旅だったが、
幸いな事に雨に降られたのは1日、しかも夜だけだった。犬連れの旅では晴れ
ほどありがたい事は無い。これはオレの慎ましく清らかな日頃の生活と行いの
賜物に違いない。いや、そうに決まっている。
しかし、今日は12月31日大晦日だが、家で疲れ果てたオレを待っているのは
休息ではなく、セツ子に命じられた大掃除とアルコーバの洗車と言う重労働だ。
助けて神様。
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