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うーん、何だか縁起がいいなぁ～今年も神だのみと他力本願で頑張るぞ！
昨年末の九州旅行では阿蘇神社で、そして年が明けてから出掛けた熊野
では、花の窟神社と熊野本宮大社で御朱印を頂いて来た。つー訳で、
今日からは熊野のかけ流し温泉と御朱印ゲットの旅の話をおっ始めよう！
例によって愛犬のジープとフレル、そして嫁のセツ子をアルコーバに乗せ、
家を出たのは1月7日の午後遅くなってからだった。
途中、滅多に行けない熱田の高級スーパーサポーレで夕飯を仕入れ、三重
の温泉施設、長島スポーツランドで風呂を済ませて、湾岸長島から高速に乗った。
亀山JCTから伊勢道に入り、安濃サービスエリアに着いたのは20時頃だ。
急ぐ旅でも無いので、今夜はここで休ませて貰う事にする。
フロントグラスに断熱と目隠しを兼ねたシェードを付ければ、今夜のお宿が
出来上がりだ。
おい、セツ子、エサの時間だ！
オレは嫁にそう優しく声を掛け、ダイネットのテーブルに買って来たステーキ
重1380円也をレンジでチンして並べた。しかしこれは高級スーパーサポーレ
では安い方で、2500円くらいする殿上人が食うとしか思えない値段の弁当も
あるのだ。あそこはオレ達貧乏人の行く所ではない。
セツ子も弁当を前に手を合わせ
ありがてぇ、ありがてぇ、ナンマンダブ、ナンマンダブと経を唱えている。
他にも筍の煮物と
1本ずつだが、春巻きだってある。
ああた、盆と正月がいっぺんに来たみたいね。っと言って涙を流すセツ子
を見て、思わずオレも目の前が滲んでしまった。
翌朝はすっかり日が昇ってから目が覚めた。何台か停まっていた他のキャン
ピングカーはとっくに出発した様だ。ジープとフレルを散歩させ、ご飯をあげて
からオレ達の朝飯だ。
SAの食堂で食ったのは、オレが松坂牛の焼肉重、おお、デジャヴだ。最近
これに似た光景を見たことがある.....
セツ子は松坂牛のすき焼きうどん定食だ。どちらも少々味が濃くて65点。
サポーレの弁当の方が数段上なのが悲しいが、悲しさより意地汚さが
勝るオレ達は見事完食してみせた。
勢和多気JCTから気勢道へ、この時期殆どの車は伊勢方面に向かうので、
こちらは空いている。
途中、奥伊勢PAに寄っておにぎりを買う。ここのおにぎりはオレのお気に入り
なのだ。以前は延々と山道を走って紀伊長島に抜け、更に海沿いを走って
やっとこさ尾鷲に行ったものだが、今では片側1車線とは言え、高速が出来た
お陰で尾鷲の先の鬼ヶ城手前まで行ける様になった。
終点の熊野大泊インターで高速を下り、左折して311号の鬼ヶ城のトンネルを
抜けると、
目の前には見渡す限り続く七里御浜と真っ青な太平洋が広がっている。
最初の目的地花の窟神社はこの道を数キロ走った所だ。
イザナミノミコトを祀る花の窟神社は日本書紀にも出て来る日本最古の神社
だそうで、御神体は見上げる様に巨大な岩壁だ。ここを含む紀伊山地の霊場
と参詣道は世界遺産にも登録されている。と案内には書かれているが、そんな
事を無知＆無学をモットーとするオレが知る由も無い。
でも、御朱印は頂いた。今年も運と神頼みに人生を任せよう。
左手にキラキラと輝く海を見ながらのんびりと走り、通り掛かりのスーパーで
酒とツマミを買って
熊野川に掛かる橋を渡り、オレ達は和歌山県に入った。
明日熊野本宮大社に詣でる為、今日はこの川に沿って溯り、川湯温泉に
寄ってから湯の峰温泉に向かう積りだ。
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