日本人の多くは、モルディブというと、新婚旅行を連想するひとも多いかもしれません。確かに、モルディブでのホテルや滞在にかかる諸々の費用は、一生のうちの大事なイベントとして利用するにふさわしい金額とも言えるでしょう。
おそらく一生に一度(新婚旅行だけ)と決めてしまうため、水上ヴィラ、食事、気候、ダイビングなどは後悔の無いようにしたいと思われている方も多いかと思います。
私もシンガポールに訪れるまでは、モルディブに対してはそのようなイメージを抱いていました。
旅費はひとり50-100万と言われていますが、それは「一生に一度」の最高なプランだと思います。色々と調べてゆくうちに、せっかくシンガポールに住んでいるのだから、もっと気軽に旅行できるプランを考えられるのではないかと思うに至りました。
今回私は、「ちょっと贅沢な」週末旅行として、モルディブがどんな場所なのかを知るためのプランを考えました。近隣アジア旅行と比べたら高いけれど、アメリカやヨーロッパ旅行よりかは少し手頃。
そんなプランにするためにいくつかの条件を絞ってみました。
訪れる時期
モルディブのベストシーズンは、1月下旬~4月中旬です。ただし、この時期は本当に人気なので、とっても値段が高くなります。調べてみたところ、倍以上値段が変わってくるみたいで、特に中国の旧正月の時期(1月下旬-2月上旬)は、すでに予約が埋まりつつあるみたいです。旧正月時期の観光地の混み具合といったらちょっとびっくりします。
せっかくリゾートに来ているのに、リラックスできなかった、という口コミもしばしば見受けられます。
私の場合は、あえて6月に行ってみました。ちょうど雨季のシーズンです。
雨季とは言っても、スコールが一時的に降ることがある程度で、わたしが訪れたときも夕方に少しだけ降りましたが、ほとんど快晴でした。
実際に行ってみて、時期にそこまでこだわる必要はないなと感じたので、これだけでも収穫です。
宿泊する場所
大人気の宿泊地は、大抵空港から水上飛行機でアクセスするような場所が多いです。
しかし、今回は空港からボートで10〜15分ほどの、アクセス重視でホテルを決めました。この旅は週末旅行なので、気軽さが重要です。
選んだ宿泊先は、「Sheraton Maldives Full Moon Resort & Spa」。
空港からすぐの場所にもかかわらず、素晴らしく美しい海で、かなりリラックスできました。
雨季であれば、海の目の前のコテージでも一部屋5、6万で宿泊できます。
(最安のお部屋で3万くらい)
水上ヴィラについて
女性の憧れである水上ヴィラは、一度は試してみたいもの。
ただし水上ヴィラは、ロケーションにかなり左右されるように感じました。このへんは綿密な下調べ(口コミなど)をすることをお勧めします。
場合によっては、水上ヴィラにこだわらず、海の目の前のコテージにしたほうが海も美しく、泳ぎも楽しめるというケースもあります。
今回宿泊したシェラトンホテルにて、水上ヴィラの周りを泳いでみました。
立地の関係上か、かなり波が強く、すぐに流されてしまいます。
そんな場所だからか、お魚はほとんどいませんでした。水中が濁り、視界も悪く、泳ぐにはちょっと危険だと判断し、すぐ岸のほうに戻りました。
お魚もゆっくり泳ぎたいのか、岸付近の水上ヴィラの柱に集まって泳いでいました。
水上ヴィラの魅力は、美しい海を一望し、そのままヴィラから海へ泳げるところだと思いますが、このホテルではそのどちらも楽しむことはできないようです。
本当に水上ヴィラに宿泊したい!ということであれば、なぜ水上ヴィラにしたいのか、そしてその理由に適ったホテルを選ぶことをおすすめします。(こういう情報は大抵口コミに載ってたりします)
海の前のコテージ
色々と調べてみましたが、みなさんやっぱり水上ヴィラ派が多かったので、今回はコテージがどのような感じなのかを試してみました。
結果は、試してみてとってもよかったです。もちろん、もっと空港から離れた閑静なホテルであれば、水上ヴィラは至高かもしれません。
ただ、今回のシェラトンホテルでは、このコテージが一番良かったのではないかとおもいます。(実際に従業員の方もそうおっしゃっていました笑)
このホテルの様々な場所を泳ぎました。レストラン前、水上ヴィラ周辺、船着場周辺…
その中で、コテージの目の前の海がもっとも素晴らしかったです。
ニモらしきお魚も発見しました。
エイが岸際を優雅に泳いでいて、驚くべきことに、コテージの椅子に座っていても、海の透明度によってエイが泳いでいることがわかります。
わたしにとってほんとうに幸運だったのが、サメに出会えたことです。
毎夕、サメの餌やりショーを行っているため、翌日の朝、さまようサメの子供にでくわしました。きっと迷子になってしまったのでしょう。
ほんとうに、ジョーズみたいに背ヒレを水上に出しながらおよぐので、どこにいるかはすぐにわかります。
しかし、怖いという印象はなく、その陶器のようなまっしろなからだは、とても神々しい、美しい生き物のような印象を与えました。
そのあと、コテージの前で泳いでいたら、お母さんらしきサメに遭遇しました。
いるかもしれない、とは思っていたけれど、結構びっくりしました。
お母さん?もそんなに大きくはなく、体長1メートルほどでしょうか。
警戒していたのか、素早く姿を消してしまいました。子供に会えたらいいのだけれど。
コテージ詳細
このコテージはちょうど椰子によって日陰になっており、快適です。
白と青を基調に、そしてアクセントに木を活かしたとってもお洒落な室内。
なんとシャワーは半分外です。
露天風呂ならぬ露天シャワー。夜は星空が見れて最高です。
お風呂はこんな感じです。
ワインを飲みながら入っていたのが一目瞭然ですね。笑
コテージの玄関はこんな感じです。
なんだか秘密の楽園みたいでした。早朝はほとんど貸切ビーチです。
「212」このお部屋はとってもおすすめです。
旅行中、ずっと同じペールエールを飲んでいました。おいしい。
青と黄緑を基調としたファブリックは、美しい海と空にとっても合っていました。
まとめ
シンガポールからモルディブへは直行でいけます。(空港からはボートなど)
約5時間かかるので、近隣アジアへ行くよりは遠く、日本に行くよりは近いような身軽さでモルディブに行けました。
2泊3日/6月(雨季)/コテージ宿泊 の場合
- 航空券3万〜
- ホテル5〜6万
- 食事2万〜
- ツアーなど1〜2万
2人で行く場合は、うまくいけば10万前後に抑えることも可能です。
週末旅行でなくとも、週末+1、2日お休みをとれば、十分楽しむこともできます。
ちょっと贅沢なモルディブ旅行だけれど、うまくやりくりすれば、リーズナブルで大満足の旅になることは間違いありません。来年の旅行プランに検討してみてはいかがでしょうか。