覚えておくべきお金の知識<7.投資と投機>
多くの日本人は「投資」と言う言葉に危険とか心配なイメージを持っているという感じがします。
しかし、それは正しく理解されていない為ではないかを思わざるをえません。
前の投稿で、ドルコスト平均法や複利の力を学び、逆にインフレ、円安(円の価値)等の影響を考えるとお金を働かせないことや1つの通貨に資産をまとめておくことのリスクが少しずつ分かり始めてきたのではないかと思います。
投資=お金を働かせること
の「重要性」に気がつき、投資に対する「不安・心配」よりも「重要性」の方へ傾いてきたあなたに、そもそも投資に対して多くの皆さんが勘違いしている部分を今回は説明したいと思います。
○投機とは
おそらく皆さんの投資のイメージは、ハイリスクハイリターンではないでしょうか?このイメージが投機です。
例えば株の場合を例にしても、株で大もうけした又は株で大損したという話しを聞くとこのように考えませんか?
- 1つの銘柄に(集中)
- 一気にお金を投じて(一括)
- 短期的な売買(短期)
投機取引とは、機会に乗じて利ざやを得るために短期的な売買をするような取引です。また、これを繰り返す場合も同様です。
この場合、確かにハイリターンの可能性もありますが、大きく損をしたり最悪は無くなってしまうことも理解しておく必要があります。
簡単に言えばギャンブル的要素がかなり大きいということです。
○投資とは
投機の説明を読んで、やはり投資は「危険だ!不安だ!」と思った方は、ここからがその誤解を解く説明になります。
先ず、投機は投資の中の一部のやり方でしかありません。
そして、敢えてあなたがそれを選ばなければリスクを低くする方法はあるのです。
例えば、冒頭にも出てきたドルコスト平均法による積立ても資産形成という投資の方法です。資産形成は長期・積立・分散なのです。時間はかかりますが複利の力も使って長期的に資産を増やしていくリスクの低い投資の方法です。
また、長期投資も長期的な視野で資産を投じて、利益や配当を得て行くものですが、株とかでいえばその企業の成長を見ながら長い期間でその企業とともに資産を成長さ
せていくもの、また、今の日本の金利では難しいですが、定期預金もこの類です。
○投資の種類とリスク
投資の種類を知り、理解を深めていくと気が付くでしょう。それは、
投資には良い悪いは無く、あるのはリスクの違いだけです!!
投資のリスクについてまとめた図も参考にして下さい。
お分かりのようにお金の預け場所の違いでリスクが変わってきます。
ハイリスクにある相場の物は上がるか下がるかは50%50%であり誰も未来のことはわかりません、また、事業性の物はその事業の先き行きに大きく作用されます。投じた資産に対してハイリターンも期待できる反面、0(ゼロ)になるリスクも有ります。
ミドルリスクの物はハイリスクに比べ価値が全くの0(ゼロ)になることは少ないかと思いますが、ある程度の知識を付けてチャレンジするべき内容です。また長期に考えることでリスクを軽減することも気に留めてきましょう。下がったからと言ってすぐに手放すのが良いかはよく吟味する必要があり、そういった意味でも知識を付けておくべきだと思います。
ローリスクの物は、比較的安心です。しかし、日本国内で買える商品は手数料が高めの傾向があり最終的なリターンが得にくいです。また、今の銀行の金利では72の法則からの試算でも明白ですがなかなか増えません。
日本国内だけでなく世界に目を向けてよりローリスクでハイリターンなものを検討してもいいかもしれません。
まとめると、リスクを知ってそれぞれのリスクにあった判断をして資産を配分すれば何も怖くはありません。
お金を働かせるということにきちんと向き合い勉強することから始めることが重要と言えるでしょう。
<編集後記>
大切なお金ですから、しっかり勉強して活かしていきたいと思っています。
いろいろな本も読んでいますが、またお勧めの本についても投稿する機会を作っていこうと思います。
本日もありがとうございました。