FPが考える今日のお題「100万円あったら」
今週のお題「100万円あったら」
わたしも1人のFPとしてこのお題を考えてみました。
前提としてこの100万円は思いもよらず今手に入ったということとしますね。
考え方のポイントは3つ
- 時期
- 方法
- 効果
ポイント1. 時期
先ず考えるべきは、100万円を実際に利用する時期だと思います。
それによって行き先が消費か資産かに分類されます。
使うのはいつか?
少し古いですが「今でしょ!」という人は、欲しかったものを買ったり、ぱぁ~と飲みに行くという消費に変わります。すなわち何かと交換されて100万円のままでは残らないということです。
直ぐではないという人は、貯金?投資?少し先の消費まで保留?とかでしょう。
貯金、投資の人は、100万円がさらにお金を生み出す可能性のある資産に変わる可能性があるということになります。
少し先の消費は、もちろん消費ですね。しかし消費までの時間があればその間は資産として考えることもできます。
ポイント2.方法
次に方法です。
消費の場合は、何に使うかということを考えるということになります。
資産に換える人は、「どのようにお金を働かせるか?」という方法を考える必要があります。
例えば、100万円をタンス預金した場合は、お金を増やしてくれるという意味での資産にはなっていません。
全く増えずに年月過ぎると100万円の額面は変わりませんが、お金の価値はインフレにより下がってしまう可能性が高いと考えられます。
資産に換えてお金を働かせる場合の方法は、複利を利用して時間をかけて確実に大きく増やす良い場所に置くことが私はとても良いと思います。
ポイント3.効果
消費する場合の効果は、まずは満足感なのでしょう。
しかし、無駄使いをしたなを後で後悔しないようにすべきですね。
新たな人脈や絆、または何かの効率を上げるアイテムに変わるような活きたお金の活用にすれば、瞬間の満足感だけではない豊かにするものになるかもしれません。
資産にする場合も効果は重要です。
方法とも関連しますが、選んだ方法はどんな効果やリスクがあるのかをよく考えておきましょう。
効果が最大限にできて活用できれば、資産は大きく成長して人生をより豊かにしてくれる可能性が出てきます。
複利は絶対に活用したいですね。
まとめ
時期、方法、効果というポイントで考えてみましたが、前提のように思いもよらず手に入ったお金こそパーキンソンの法則により消費してしまいがちです。
もちろん、100万円を手にしたあなたの自由なので、どのような使い方も自由に選択できますが、後で後悔しないようにしたいものです。
普段からお金についての考え方を勉強しておくと、少なくとも無駄にぱぁ~と消費してしまい後で後悔するようなことは避けれれるかもしれません。
<編集後記>
100万円が思わず入ってきた想定でしたが、
あなたにとって100万円の価値はどのくらいなんでしょうか?
その人の価値観によっても考え方は変わる質問だったのかなとも思います。
十分な資産があって、すでに十分にお金を働かせている人であれば、少しリスクの高いところに投機するのも面白いかもしれませんし、逆に生活がギリギリの人であれば、本当に助かる生活費の補填となるでしょう。
人生の為にお金は必要であり大切ですが、お金のために人生を左右されるようなことにはなりたくないものです。
自分の人生は、自分で満足のいくものにしていきたいですね。