ここが変だよ日本人 お金の話 <②現金・預金が多い>
日本の家計金融資産は2021年3月のデータで1948兆円、そのうちの現金・預金は1056兆円と54%も占めています。
この54%という割合は何を意味しているのでしょうか?
少し古い2015年の資料ですが、割合に注目して見てください。
同様に現金・預金の割合は、同年の日本の51.9%に比べ、
米国 13.7%、英国 24.4%と日本の半分以下です。
では、何が多いかというと、間接保有を含む株式や投信投資割合が対照的に
日本18.8%、米国35.7%、英国45.4%と約倍以上になっているのです。
日本が多く持っている現金はそのまま持ってタンス預金をしていても増えません!また同じく銀行に預けている預金も現在の低金利では全く増えません!
それに対し、米国、英国が多く持っている株式、投信投資は、運用されているので長い目で見れば世界の経済成長と共に増えてきているものが多いと考えられます。
このような割合の差が、以下のように年月の経過によりる家計金融資産の増え方の差になっていると考えられます。
ここまでの資料からも日本人はお金を増やすことが上手くないことがわかり、その原因は、
というような金融リテラシーの低い教育が浸透してしまった結果ともいえるかもしれません。
正しい資産形成や運用を学ぶことで、世界の常識に追いついていきたいものですね。
<編集後記>
自分の資産の配分がどうなっているか一度考えてみる必要があると思います。
増えもしないのに銀行に預けているまとまったお金があるのであれば、
もっと良いお金の置き場所を探してあげて育っていくというイメージを持つといいかもしれません。
お金の働かせ方、育て方はいろいろあるのでしっかり自分で勉強するようにしましょう!