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【前編】新型コロナウイルスでもアート留学・MFA留学にいけるのか?コーディネーターに聞いてみた

皆さんは留学に行かれたこと・検討されたことがありますか?ちなみに私は学生時代オーストラリアに半年、フランスに半年留学をしていました。そして社会人になって考えたデザイン留学・・・・しかしデザイン留学は仕事と新型コロナウイルスのためキャンセルになってしまいました。

新型コロナウイルスも落ち着き、そろそろアートやデザインを学びたい欲がふつふつと湧いてきましたので、今回は留学をコーディネーターの佐藤さんに現在の留学事情やアート・デザイン留学について伺いました。

聞き手:こんにちは、はじめに佐藤さんについて聞いていきたいと思います。留学コーディネーターのお仕事をはじめてどれくらいでしょうか?

佐藤さん:今日はよろしくお願いします!留学コーディネーターになって7年以上ですね。大学を卒業してから留学コーディネーターのキャリアを歩み始めました。お客様の留学を手配したのは20カ国ほどですね。アメリカやカナダ、メキシコ、アルゼンチン、オーストラリア、ニュージーランド、フィジー、フィリピンタイ、ベトナム、カンボジア、フランス、スペイン、ドイツ、イタリア、アイルランド、イギリス、韓国、台湾、中国などですね。

聞き手:留学コーディネーターのお仕事は具体的にどのようなことをしますか?

佐藤さん:留学に行きたいお客様の要望を聞いてお客様が満足できる留学を叶えるのが仕事ですね。留学に行きたい方の要望は本当にバラバラです。車で例えると、「ベンツが欲しい」という方でも実は長距離走っても快適な車が良いとか、リーズナブルな車が欲しいと考えていることがあると思います。そうすると、そのお客様に合う車はご要望と変わってくることがあります。お客様の本当のニーズをしっかり理解することが大切になっていきますね。

聞き手:なるほど。そうなんですね。どんなお客様が多いのでしょうか?

佐藤さん:当社では手数料のかからない留学を提供しています。ですので、安さ重視の方が多いですね。あとは人気のカナダやオーストラリアでワーキングホリデーを検討しているお客さもいらっしゃいます。

聞き手:どうしてカナダやオーストラリアは人気なのでしょうか?

佐藤さん:ワーキングホリデーのビザがあるのはもちろんですが、専門学校に通うなどその先の選択肢が選びやすいため希望される方が多いですね。

聞き手:しかし新型コロナウイルスで留学が減っているのではないでしょうか?

佐藤さん:そうですね。一旦冷え込んだ業界ではあります。しかし問い合わせがゼロにはなっていなかったですし、今後新型コロナウイルスが落ち着き、留学に行けなかった方が盛り上がってくるので、マーケット的には発展していくと思います。つまり留学自体は減ったけれど留学希望者はかなり増えてるということです。

佐藤さんと留学先の学生

聞き手:なるほど、新型コロナウイルスが蔓延してから留学のマーケットは変わりましたか?

佐藤さん:変わりましたね。中高生の割合が増えてきたと思います。新型コロナウイルスを経て日本はこれからグローバル化されていかなければならないと危機感が高くなったと思います。また最近では語学だけでなくデザインやプラスアルファの技能を学べる留学も増えていると思います。

聞き手:英語の文法や発音などを勉強するのではなく、英語を使って授業を受けて学ぶことで知らないうちに英語力も伸びそうですね。

佐藤さん:そうですね。英語「を」勉強するのでなく英語「で」何かをするのは大事なことです。アート留学に関しては油絵や彫刻というよりイラストレーターやフォトショップの使い方、デザイン思考についての授業が多いです。フィリピンやオーストラリア、カナダなどの専門学校でWebデザイン、デザイン留学やコンピュータサイエンスを学ぶことができます。中級くらいの英語力があれば入学してしっかり理解することができるそうです。TOEICでいうと500点から600点ぐらいですかね。

聞き手:ありがとうございます!次回は実際に留学ではどのような準備がいるのかを聞いていきます。留学に興味のある方はぜひコチラまでご連絡ください

ABOUT ME
しおり岡
編集長/ライター。小学生の頃はエジプト文化、中学生では西洋美術、高校生は日本の歴史にハマり、大学在学中に仏像に恋をして、学芸員を取得。卒業後、大手人材会社で営業を経験。その後、飲食店の広報・デザイナーを経て、アメリカ・NYにて転職。コロナウイルスのため帰国し、現在は日本に滞在中。趣味は「美術館や遺跡を経験するための海外旅行」。今まで40カ国以上を旅行をし、世界の建築や文化、食事、アートに触れる。