あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。
そういや、今年は昭和100年とか。つまり昭和は1926年に始まったわけだが、大正天皇が崩御されたのは12月25日で、このクリスマスの日にすぐ改元がなされている。つまり昭和元年はほんの1週間しかなかった。改元にあたっては東京日日新聞(現毎日新聞)が新元号は「光文と決定」という誤報を号外で流し、5銭で飛ぶように売れたと毎日新聞発行の「昭和史全記録」という大冊の冒頭にある。
昭和100年と聞くと、私は1968年に「明治100年」という式典があったのを思い出す。明治改元の布告が出された9月8日(陰暦)からちょうど100年目にあたる10月23日にその記念式典が行われているのだが、「昭和史全記録」に載る前後の記事は同月20日、社学同の学生が「防衛庁突入」、21日国際反戦デーでは中核や社学同による「新宿騒乱」、翌年正月には東大に機動隊が入り、この年の東大入試が中止になったと、そんな記事が間断なく続いている。
そんなこんなで「昭和100年記念式典」もやるのだろう。とすると、今年のクリスマスということになるのだろうか。その時、巷にはどんなニュースが流れているのだろう?
昭和の空気を腹いっぱいに吸い込んだわが身を思えば、
「隔世の感」
を禁じ得ない私ではあります。