タミヤ 1/48 M4A3E8 シャーマンイージーエイト

M4A3E8 シャーマンイージーエイトは第2次世界大戦から朝鮮戦争まで活躍したアメリカの中戦車です。イージーエイトは多くのバリエーションが有るM4シャーマン戦車でも後期のもので、朝鮮戦争終了後の1954年からは陸上自衛隊にも提供されました。

タミヤの1/48スケールミリタリーミニチュアシリーズにはM4シャーマン戦車の初期型であるM4やM4A1もキット化されていますが、今回はM4A4E8の作例を紹介します。本キットは2018年に発売されました。

本シリーズのM4、M4A1のシャシーはダイキャスト製ですが、M4A3E8はプラスチック製のシャシーに重量感を演出する重りが付属します。

車体前部の鋳造工法による表面のザラザラ感もリアルです。

シャシー後部のマフラーとディフレクターのパーツ構成です。

全パーツを接着すると、2本のマフラーが塗装しづらくなりそうだったので、ここまで組み立ててから塗装に入りました。

6組のサスペンションに4個づつ転輪が付きます。これは塗装前に接着しました。

サスペンションは、塗装前に仮止めして、分割式の履帯を組み立てました。

塗装の工程を考えて、履帯はドライブスプロケットやホイールに接着しないように組み立てています。

仮止めの履帯とサスペンションを取り外して塗装することにしました。

車体のパーツ構成です。

気持ちよくピタリと組み上がります。(^^

細かなパーツを取り付けた状態です。車体後方の後部ラックは塗装後に取り付けることにしました。

砲塔の砲身受け軸はポリキャップ製で、組み立て後も稼働できます。

砲塔のパーツ構成です。

イージーエイトは強力な76mm砲が搭載されています。

アメリカ戦車ではおなじみのM2重機関銃のパーツ構成です。

ここまで組み立てて塗装に入りました。

せっかくなので（？）荷物を幾つか載せてみることにしました。

タミヤの1/48ジェリカンセットはアメリカ軍とドイツ軍のジェリカンやバッグ類が同梱されています。

影になりそうな部分は予め黒を塗っています。

車体のキット指定色はXF-62オリーブドラブですが、この後の工程でフィルタリングやウェザリングで彩度が落ちていいくことを考慮して、フラットイエローを混ぜてかなり明るめにしました。ハイライトになる部分は特に明るくしてみました。

基本塗装を終えた状態です。

この状態でデカールを貼りました。デカールは星マーク4枚だけです。

まずは足回りの泥汚れを塗っていきました。クレオス、ウェザリングペーストのマッドホワイトとマッドレッドをランダムにこすりつけています。

更にクレオス、ウェザリングカラーのスティンブラウンをスミ入れの要領で塗ってみました。

この状態で、サスペンションと履帯を接着しました。本当は車体上部を接着後に、履帯を接着したかったのですが、先にアイドラーホイール（履帯の上部を支える小さなホイール）を先に接着してしまったせいで、車体上部を先に接着してしまうと、後から履帯を入れられなくなってしまったせいで、こんな工程になってしまいました。(^^;