HBD in Liaodong Peninsula

ぶらぶら街歩き日記です。北京編4年目です。

青島 陵県路34号建築 - コロニアル都市の名もなき老建築

2023-01-16 | 山東を歩く
青島旧市街を歩いているときに見かけた2階建ての老建築です。



陵県路と広東路が交わる場所で、住居表示は市区陵県路34号です。

消防関係の製品を扱っている会社のようですが、人気がなく玄関が空きっぱなしになっており、空き家のような感じもあります。



戦前は何に使われていたのか調べてみましたが、わかりませんでした。

築年もわかりません。
20世紀前半であることは間違いないと思いますが、ドイツ時代の建物なのか、日本時代なのか民国時代なのか判然としません。どの時代のものと言われても、そうかなという気がします。

空いていた玄関から中を覗いていました。



くねくねした螺旋階段がとてもおしゃれです。

こんな遊び心のある作りですから、西洋人が設計したのだろうと思います。旅順ヤマトホテルの階段がこんな感じでした。



階段に沿って斜めに縦長の窓枠が4つ嵌められています。これもしゃれています。

建物を観察したところ、文物や保護建築に指定されていることを示すプレート類は確認できませんでした。

したがって、保護を受けてきたからこの状態を保っているのか、たまたま残ってきたのかはわかりません。

青島旧市街にはこういう20世紀前半の老建築がひしめきあっていて、独特のコロニアルな雰囲気があります。散歩がとても楽しい街です。

願わくば、いつかこの街でのんびりと休暇を過ごしてみたいと思います。
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