世捨て人的な生活をしている自嘲しつつ
ある意味ではそう言う感じを自己プロデュースしている部分もあって
一番わかりやすいのは外見なので
割と去年からの金髪が髪の毛にまだらに入っているのが気に入ってました。
あれは僕の若かりりし頃にはメッシュという言い方をしていて
薬屋さんなんかで自分で髪を染める染め粉が陳列棚のある程度を占める盛況ぶりでした。
最近はドングリなのかマッシュルームなのかそういう髪型をする男の子が増えて
髪を染めるなんていう不経済な行為は流行らないんでしょう。
もちろん僕も髪を染める行為について
美容室でやってもらえるほど裕福ではなかったので
そういった製品を利用していました。
髪を切りに行くのに1万円なんていうのは考えられなかったんですが
僕ももう34歳なので髪を染めてもらうことを
プロに依頼できるまで成長したということです。
でも相変わらず未だに(ほぼ)1000円カットに行く僕は
少しでも安い方がいい
予約は不要な方がいい
時間がかからない方がいい(かからなそうな方がいい)
というような優先順位で探していました。
たまたま一昨日MOOBZ?様という近隣の床屋さんのチラシが病院に投げ込まれていまして
予約不要、しかもクーポン有りということで
早速向かいました。
出てきてくださったのは叔父様で
若いお兄ちゃんやお洒落お兄さんだと話も合わないので
やや胸を撫で下ろした次第でございます。
そこでメッシュ、メッシュと僕は言うのですが
向こうはスクリーミング?みたいな感じで話がなかなか噛み合いません。
この前タイに行ったときに
白人の方が何かを僕に一生懸命伝えようとしてくれます。
なぜか全く理解できないので
数分は伝え合おうとしますが
結局そのおっさんは僕に微笑んで
僕も微笑んで
握手しておっさんはどこかに行きました。
あのスマイルには色々な感情が含まれていて
何だかそんな雰囲気になってきました。
でもそこはお互い日本人。
今みたいな感じにしてくれればいいという僕の提案を叔父様は快諾してくれたのでした。
僕は矯正視力0.2とかで運転免許更新の視力検査で前に人がいないと引っ掛かります。
なぜかそういう時に発揮される変な能力で
警察の指すパターンやどこに何があるのかを覚えてしまいます。
つまりはメガネがないと全く何も見えません。
鏡なんて全く見えないんです。
何だかやたら長いなー時間がかかるなあと思っていました。
3時間近くかかって完成。
鏡で見る自分は
んーメッシュじゃないけど
これから洗えば抜けてくるんだろうなという印象。
一つ注釈を加えると、ここの床屋さんはめちゃくちゃ丁寧でびっくりしました。
そういう意味では非常におすすめですし
多分また行きます。
病院に帰ると院長はいい色にしたねと。
ん?前と似たような感じのはず。
〇〇さんみたいと院長。
え?そんなことないしょと僕は苦笑。
2階に上がると妻が
なんでそれにしたの?と爆笑。
ちゃんと鏡を見てみると
DJ社長みたくなってるやん!
(大袈裟)。
妻が出してきた推測は珍しく納得感のあるもので
メッシュとアッシュを間違えたんじゃない?ということでした。
確かーに。
ここで得られる教訓は
あんなに歳行った方でもこんなに綺麗な色が出せるということと
やっぱり客商売やる上では
事前の完全なる申し合わせは必要だということでした。
おしまい。