手術直後:手術から退院まで1 | とっとらいふの乳がんブログ

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「5月26日 手術直後」

 

 

ーーー麻酔で意識がなくなってから一瞬。ーーーー

 

「とっとさーん!」

 

と声をかけられ意識が戻った。

 

「わき・・・脇は?」

 

「大丈夫ですよ〜!リンパ節には転移してませんでしたよ!」

 

夫くんも顔を覗き込んでいる。

 

リンパ節が無事で夫くんもいてホッとして涙がボロボロ出てきた。

「よかった・・・」

 

「あらら、泣いちゃった」と看護師さん

 

・・・そしてまた意識が無くなった。

 

ーーーー

 

また気がついたら部屋に戻って来ていた。

 

「痛みは無いですか?」

 

「あ、そうですね痛いです」

 

「どのくらいの痛み?鎮痛剤入ってるけど追加する?」

 

「お願いします」

 

鎮痛剤の点滴が追加されたが、何も変わらなかった。

よく考えたら、そんなに痛く無いかもしれない(汗

 

ぼーっとしているが、いろんなものに繋がれているのが分かる。

 

左の手の甲に点滴の針が入っている。これが痛い。

おしっこの管(尿道カテーテル)も入ってる。気持ち悪い。

胸の下あたりにもドレーンが出てる。

心電図のモニターのために胸や指先からコードが出ているし

鼻には酸素チューブ・・・

 

右胸がとにかくジンジンする。

それに寒い。

 

看護師さんが手を握ってくれた。

「手がすごく冷たくなっているね!電気毛布入れる?」

「お願いします」

「手術室が寒いからね、ガタガタ震えながら帰ってくる人も居るんだよ」

ああ、それで寒いのか。

首のあたりまで布団をぎゅっと詰めてもらう。

 

とにかくベッドから動けない。

だけど事前に聞いていた吐き気などの気持ち悪さは全くなかった。

 

今朝から絶食、10時からは水も飲んではダメだったが全く喉は乾いていない。

何時か確認したら16時過ぎだそうだ。

 

「スマホ、頭の横に置いとくね。」

「できそうなら軽く寝返り打ってもいいよ」

 

と言われたが、いろんな管が抜けてしまったら・・・と思うと怖くて動けない。

ああ〜明日までこのまま動けないのかぁ…しんどいな、と思った。

 

先生も来てくれた。

 

「先生ありがとうございます。脇のリンパ大丈夫でしたか?」

「転移してなかったよ。1つだけ取っただけだよ。良かったね。」

「本当にありがとうございました。」

 

15分、20分、30分、と看護師さんがチェックしに来てくれる。

 

「この点滴、いつ取れますか?」

「点滴は明日の夕方くらいかな。尿道カテーテルは明日の午前中で抜けるよ。」

 

どっちも嫌だけど、動けないし痛いので点滴の方がとってもらいたい・・・!

 

この点滴は水分や電解質を補うもののようだ。だから喉が乾かないのかな。

でも、唇は乾いてガサガサになっていた。

 

「ちょっとお水飲む?」と行って水差しでお水を飲ませてくれた。

唇が潤ってちょうど良かった。

 

一番早く取ってもらえたのは、鼻の酸素チューブと心電図モニターの線。

少し身軽になり、ちょっとづつ大胆になって行き、スマホをなんとか手に持ったのが20時。

 

夫くんからLINEが入っている。

【脇のリンパ大丈夫だったみたいだよ!良かったね!】

返信してみよう。

【本当に今日はありがとう!】

【あれ、スマホする余裕あるの?痛く無いの?】

【痛いけど動けないほどでは無いよ!だんだん痛みもマシになってきた。それより点滴と尿道の違和感の方が気になるくらい。】

【思ったより大丈夫なんだ!驚き!】

 

21時頃になると暑くて暑くてどうしようもなくなって来たので、足をもぞもぞさせて布団をはねのけた。

尿道カテーテルが違和感ありありで気持ち悪い。

少し頭をもたげて下半身を恐る恐る見てみると、オムツを履いていた…!

 

様子を見に来てくれた看護師さんが私の布団がずり下がり、横から足が出ていたので

 

「暑い?電気毛布どけようか。」

「お願いします、すごく暑くなって来ました。」

 

熱も測ってもらったら、37度台になっていた。

 

これは寝ないと時間がもたない…。

寝ないと色々しんどい。

こんなに「はやく次の日になって欲しい」と思った事は今まで1度も無かった。

 

断続的に寝たり起きたりを繰り返し、朝を迎えた。

 

 

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