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【M-1グランプリ2022完全解説】ウエストランドが見せた奇跡の逆転劇!優勝者の点数から審査員の採点傾向まで徹底分析

 【M-1グランプリ2022】、あなたはその結果をご存知ですか?

過去最多7,261組の頂点に立ったのは、意外にも

3位からの大逆転を果たした『ウエストランド』

彼らの優勝を決定づけた要因とは何だったのでしょうか。

 本記事では、【M-1グランプリ2022】の全貌を徹底解説します。優勝者の軌跡はもちろん、審査員の顔ぶれや採点基準、決勝進出者の得点と順位、さらには大会記録や社会的反響まで、あらゆる角度から大会を振り返ります。

 この記事を読めば、【M-1グランプリ2022】の熱狂と感動を追体験できるだけでなく、お笑い界の新たな潮流や、次回大会への展望まで見えてくるはずです。漫才ファンはもちろん、お笑いに興味のある方必見の内容となっています。

【M-1グランプリ2022】の優勝者と決勝結果

 【M-1グランプリ2022】の決勝戦は、2022年12月18日に開催され、激戦の末に『ウエストランド』が優勝を果たしました。過去最多となる7,261組の頂点に立ち、第18代 M-1 王者の称号を手にしています。決勝戦は10組によって争われ、ファーストラウンドと最終決戦の2段階で勝敗が決められました。

 ファーストラウンドでは、以下の結果でした。

  • 1位:「さや香」667点
  • 2位:「ロングコートダディ」660点
  • 3位:「ウエストランド」659点

 この上位3組が最終決戦に進出しています。注目すべき点として、「ウエストランド」は決勝戦で10番目にネタを披露し、その直後に最終決戦1番手として再びネタを披露するという、有利な順番となりました。

最終決戦の結果

 最終決戦では、7人の審査員による投票が行われ、「ウエストランド」が6票を獲得して優勝を決めています。「さや香」が1票「ロングコートダディ」が0票という結果でした。

 「ウエストランド」の優勝は、審査員の多くが毒舌漫才を好む傾向にあったことや、連続でネタを披露できたことが要因として挙げられています。

「ウエストランド」の優勝の意義

 「ウエストランド」の優勝は、M-1グランプリ史上初めて、2年連続で吉本興業以外に所属するコンビが優勝したという点です。また、ファーストラウンドで10番目にネタを披露したコンビが優勝したのも初めてのことでした。さらに、ノーシードからの優勝という快挙も達成しています。

 

 優勝後のコメントで「ウエストランド」は、「観ている人が奇跡的に怒っていないことを祈ります」と述べ、その毒舌キャラクターを貫いています。この優勝により、「ウエストランド」は今後のテレビ出演の増加が予想され、2023年のバラエティ番組に新風を吹き込むことが期待されています。

 このように、【M-1グランプリ2022】の決勝は、予想外の展開と新たな記録の樹立により、漫才界に大きな衝撃を与えた大会となりました。

 

 

【 M-1グランプリ2022】の審査員と採点基準

 【M-1グランプリ2022】の審査員と採点基準は、大会の公平性と質を保つ上で重要な要素となりました。今回の大会では、審査員の顔ぶれに注目すべき変更があり、それに伴い採点方法にも微妙な変化が見られました。これらの変更は、大会の結果に少なからず影響を与えたと考えられます。

審査員の顔ぶれと変更点

 2022年のM-1グランプリ決勝の審査員は、以下の7名で構成されました。

  • 松本人志
  • 中川礼二
  • 富澤たけし
  • 塙宣之
  • 立川志らく
  • 博多大吉
  • 山田邦子

 この顔ぶれの中で変更点が2つありました。

1つ目は、長年審査を務めてきた「オール巨人」と「上沼恵美子」が勇退したことです。2つ目は、新たに「博多大吉」が5年ぶりに審査員に復帰し、「山田邦子」が初めて審査員として参加したことです。

 

 この変更により、審査員の平均年齢は前年より3歳若返り、53歳となりました。また、「山田邦子」の起用については、SNS上で驚きの声が上がる一方で、「大物女性芸人枠として考えたら自然」という意見も見られました。

 興味深いのは、「山田邦子」が審査員就任を決めた理由です。彼女は「M-1を見ていて、『あの人たちに負けたくない』と思ったから」と語っており、現役芸人としての競争心が審査に反映される可能性を示唆しました

【 M-1グランプリ2022】の採点方法

 【M-1グランプリ2022】の採点方法は、基本的に前年と同様でしたが、新しい審査員の加入により、微妙な変化が生じました。ファーストラウンドでは、各審査員が100点満点で採点し、その合計点で順位を決定しました。最終決戦では、審査員が1組に1票を投じる方式を採用しています。

 注目すべきは、新審査員の「博多大吉」が公表した独自の採点基準です。彼は80点をベースとし、構成力3点、新しさ4点、共感度3点、ボケの魅力2点、ツッコミの技術2点、所作2点、その他(時間・噛み方など)4点という細かい基準を設けていました。この基準は、漫才の多面的な評価を可能にし、より公平な審査につながったと考えられます。

 また、「山田邦子」は自身の YouTube ライブ配信で、平均点を80点と設定していたことを明かしました。これは他の常連審査員の90点という基準と比べて低めであり、全体の点数分布に影響を与えた可能性があります。

 さらに、「松本人志」の採点傾向も注目されました。彼は10通りの点数を使用し、完全に1位から10位まで順位付けを行っていたことが明らかになりました。この明確な順位付けの意図は、大会全体の評価に一定の影響を与えたと推測されます。

 

 これらの採点方法の微妙な変化により、【M-1グランプリ2022】は例年以上に審査員個々の視点が反映された大会となりました。結果として、審査員の評価が分かれる中で、総合的に選ばれた上位3組が誕生するという、非常に珍しい現象が起きたのです。

 このように、審査員の採点基準が公開されたことで、視聴者がより深く漫才を楽しめるようになったと言えるでしょう。例えば、「博多大吉」の採点基準を参考に、視聴者自身が採点を試みるなど、新たな楽しみ方が生まれました。これは、M-1グランプリの透明性を高め、視聴者との距離を縮める効果があったと言えるでしょう。

 

【 M-1グランプリ2022】決勝進出者の得点と順位

 【M-1グランプリ2022】の決勝戦は、10組によって争われ、ファーストラウンドと最終決戦の2段階で勝敗が決められました。その結果、激戦の末に「ウエストランド」が優勝を果たしました。

 それでは、ファーストラウンドの結果と点数、そして最終決戦の結果と投票内訳について詳しく見ていきます。

ファーストラウンドの結果と点数

 ファーストラウンドでは、各審査員が100点満点で採点し、その合計点で順位が決定されました。結果は以下の通りです。

 

 

順位 コンビ名 ファーストラウンド
得点
1位 さや香(吉本興業) 667点
2位 ロングコートダディ(吉本興業) 660点
3位 ウエストランド(タイタン) 659点
4位 男性ブランコ(吉本興業) 650点
5位 真空ジェシカ(人力舎) 647点
5位 ヨネダ2000(吉本興業) 647点
7位 オズワルド(吉本興業) 639点
8位 カベポスター(吉本興業) 634点
9位 キュウ(タイタン) 620点
10位 ダイヤモンド(吉本興業) 616点

 

注目すべき点として、1位「さや香」の667点は、新【M-1】になってから2019年「ミルクボーイ」の681点に次ぐ2位の記録となりました。また、3位「ウエストランド」の659点は、最終決戦への最下位ボーダーラインとしては史上最高点を記録しています。さらに、トップバッターの「カベポスター」が634点を獲得し、これは2021年の「モグライダー」637点に次ぐ史上2位タイの記録となりました。トップバッターは、その後の得点の基準となるので、審査員の評価が厳しくなる傾向にあります。

 興味深いのは、上位3組の点差がわずか8点と非常に接近していたことです。これは、M-1グランプリ史上最も僅差な上位争いの一つとなりました。また、5位タイが2組出たことも珍しい結果でした。

最終決戦の結果と投票内訳

 最終決戦では、ファーストラウンド上位3組(さや香、ロングコートダディ、ウエストランド)が進出し、7人の審査員による投票が行われました。結果は以下の通りです。

 

コンビ名






















ウエストランド  
さや香            
ロングコートダディ              

 

 ファーストラウンドで1位だった「さや香」が最終決戦では2位に、3位だった「ウエストランド」が優勝を果たしたことです。これは、最終決戦でのネタの出来栄えや、審査員の好みが大きく影響したと考えられます。

 「ウエストランド」は決勝戦で10番目にネタを披露し、その直後に最終決戦1番手として再びネタを披露するという、有利な順番となりました。この連続でのネタ披露が、審査員の印象に強く残り、高評価につながった可能性があります。

 

 「ウエストランド」の優勝は、【M-1グランプリ】史上初めて、2年連続で吉本興業以外に所属するコンビが優勝したという点でも注目すべきです。さらに、ノーシードからの優勝という快挙も達成しています。

 

 以上のように、【M-1グランプリ2022】の決勝戦は、予想外の展開と新たな記録の樹立により、漫才界に大きな衝撃を与えた大会となりました。ファーストラウンドでの高得点争いから、最終決戦での逆転劇まで、見どころの多い大会だったと言えるでしょう。

 

【出典】

 

【M-1グランプリ2022】審査員の採点傾向と特徴的評価

 【M-1グランプリ2022】の審査員の採点傾向は、大会の結果に大きな影響を与えました。今回は7名の審査員が、それぞれ独自の視点で採点を行いましたが、その中でも特に注目を集めたのが新審査員の「山田邦子」の採点傾向です。また、審査員別の最高点と最低点の分析からは、各審査員の評価基準の違いが浮き彫りになりました。

 それでは、再度審査員の採点結果を見てみましょう。

 

コンビ名
























さや香 667 92 96 95 97 95 97 95
ロングコートダディ

660

94 92 94 96 96 95 93
ウエストランド 659 91 93 93 94 98 96 94
男性ブランコ 650 86 91 92 95 94 96 96
真空ジェシカ 647 95 92 92 92 94 94 88
ヨネダ2000 647 91 91 96 91 97 90 91
オズワルド 639 87 93 90 90 95 92 92
カベポスター 634 84 94 92 93 89 92 90
キュウ 620 87 90 88 90 89 90 86
ダイヤモンド 616 86 90 88 88 88 89 87

 

 これらの採点傾向を詳しく見ていくことで、【M-1グランプリ2022】の結果をより深く理解することができます。

新審査員「山田邦子」の採点傾向

 「山田邦子」の採点は、大会開始直後から注目を集めました。特に、1組目のカベポスターに84点、2組目の真空ジェシカに95点をつけたことで、その採点基準に疑問の声が上がりました。しかし、大会全体を通して見ると、「山田邦子」の採点は決して突飛なものではありませんでした。

 

 「山田邦子」の採点の特徴は以下の通りです。

  • 得点分散が審査員の中で最大(標準偏差3.58)でしたが、これは極端に大きな値ではありませんでした。
  • 平均点は他の審査員よりやや低めでしたが、点数のバリエーションは7通りと、他の審査員と同程度でした。
  • 最高点95点、最低点84点の11点差は、他の審査員と比較しても普通の範囲内でした。

 

 「山田邦子」は自身の YouTube ライブ配信で、平均点を80点と設定していたことを明かしています。これは他の常連審査員の90点という基準と比べて低めでしたが、山田は「決勝戦で甘口ばかりもどうかと」と述べ、自身の採点基準を説明しています。

 また、「M-1を見ていて、『あの人たちに負けたくない』と思ったから」と審査員就任の理由を語っており、現役芸人としての競争心が採点に反映された可能性があります。

「博多大吉」独自の採点方法

 「博多大吉」は独自の採点基準を公表しています。

それは、80点をベースとし、構成力3点、新しさ4点、共感度3点、ボケの魅力2点、ツッコミの技術2点、所作2点、その他(時間・噛み方など)4点という細かい基準を設けていました。

審査員別の最高点と最低点

 各審査員の最高点と最低点を比較すると、興味深い傾向が見えてきます。

 

審査員 最高点 最低点 傾向
松本人志 96点 86点 10通りの点数を使用し、完全に1位から10位
まで順位付け
を行っていました。
中川家・礼二 97点 89点 点差が小さく、全体的に高得点をつける傾向があ
りました。
 富澤たけし 97点 88点 中間的な採点傾向を示しました。
博多大吉 96点 90点 最高点と最低点の差が6点と最も小さく、バラつ
きの少ない採点
を行いました。
山田邦子 95点 84点 得点分散が最大でしたが、極端な採点ではありま
せんでした。

 

 これらの採点傾向から、【M-1グランプリ2022】は審査員の個性が強く反映された大会だったと言えるでしょう。各審査員の独自の視点が、結果的に公平で多角的な評価につながったと考えられます。

 また、審査員の採点基準が公開されたことで、視聴者がより深く漫才を楽しめるようになったと思います。例えば、「博多大吉」の採点基準を参考に、視聴者自身が採点を試みるなど、新たな楽しみ方が生まれました。

 

「ウエストランド」の【M-1グランプリ2022】優勝の要因

 【M-1グランプリ2022】において、「ウエストランド」の優勝は多くの人々に驚きを与えました。ファーストラウンドでは3位に留まりながらも、最終決戦で見事な逆転劇を演じ、栄冠を手にしたのです。そこで、「ウエストランド」が優勝を勝ち取った要因について、審査員からの高評価ポイントと最終決戦での逆転劇の観点から詳しく分析していきます。

審査員からの高評価ポイント

 「ウエストランド」の漫才は、審査員から高い評価を得ました。特に注目されたのは、彼らの独特な「毒舌漫才」のスタイルです。

 松本人志は「窮屈な時代なんですけど、キャラクターとテクニックさえあれば、こんな毒舌漫才もまだまだ受け入れられると夢を感じた」とコメントしています。この評価は、ウエストランドの漫才が単なる攻撃的な言葉の応酬ではなく、巧みな技術と独自のキャラクター性に裏打ちされていることを示しています。

 立川志らくも「今の時代は人を傷つけちゃいけないってなっているけど、あなたがたがスターになってくれたら時代が変わる」と述べ、ウエストランドの漫才が新しい時代の笑いを切り開く可能性を評価しました。この評価は、彼らの漫才が単に面白いだけでなく、社会的な意義も持ち合わせていることを示唆しています。

 さらに、ウエストランドの漫才の構成力も高く評価されました。特に、「あるなしクイズ」という形式を用いながら、井口浩之の主張を全面に押し出した独創的な構成が審査員の目に留まりました。この構成は、観客を飽きさせることなく、次々と笑いを生み出す効果的な手法として評価されたのです。

 

 興味深いのは、ウエストランドの漫才が、審査員の中でも評価が分かれた点です。

例えば、山田邦子は最終決戦でウエストランドに投票しましたが、ファーストラウンドでは比較的低い点数をつけていました。この評価の変化は、ウエストランドの漫才が多面的な魅力を持ち、見る度に新たな発見があることを示唆しています。

最終決戦での逆転劇

 ウエストランドの最終決戦での逆転劇は、【M-1グランプリ2022】の最大の見どころとなりました。ファーストラウンドでは659点で3位に留まっていましたが、最終決戦では7人中6人の審査員から票を獲得し、見事「逆転優勝」を果たしたのです。

 この逆転劇の要因として、まず挙げられるのが出番の順序です。ウエストランドは決勝戦で10番目、最終決戦では1番手としてネタを披露しました。この連続した出番が、審査員と観客の印象に強く残る結果となりました。

特に、最終決戦でのネタが1本目の流れを引き継ぎながらも、テーマを変えて新鮮さを保っていたことが高評価につながりました。

 また、ウエストランドの漫才が、他のファイナリストとは一線を画す独自性を持っていたことも逆転の要因となりました。彼らの毒舌漫才は、「傷つけない笑い」という風潮さえも覆すドラマ性を持っていました。この大胆な挑戦が、審査員の心を掴んだのです。

 さらに、ウエストランドの優勝は、M-1グランプリ史上初めて2年連続で吉本興業以外に所属するコンビが優勝したという点でも注目されました。この「アウトサイダー」としての立場が、逆転劇にさらなるドラマ性を付与したと言えるでしょう。

 忘れてはいけない着目点としては、「ウエストランド」はノーシードからの優勝を果たしたことです。これは、M-1グランプリの歴史の中でも稀有な例であり、彼らの実力と成長を如実に示しています。

 

 以上のように、「ウエストランド」の【M-1グランプリ2022】優勝は、彼らの独自の漫才スタイル、巧みな構成力、そして最終決戦での絶妙なタイミングと演出が組み合わさった結果だったのです。この優勝は、お笑い界に新たな風を吹き込むとともに、M-1グランプリの歴史に新たな1ページを刻むこととなりました。

 

【M-1グランプリ2022】の大会記録と話題

 【M-1グランプリ2022】は、過去最多となる7,261組の頂点を決める大会として注目を集めました。この大会では、いくつかの新記録が生まれ、また様々な話題を呼びました。ここでは、歴代最高得点と最低得点の記録、そして視聴率と社会的反響について詳しく見ていきます。

歴代最高得点と最低得点

 【M-1グランプリ2022】では、いくつかの注目すべき得点記録が生まれました。

 まず、1位のさや香が獲得した667点は、新M-1になってから2019年のミルクボーイ(681点)に次ぐ2位の記録となりました。旧M-1を含めても、2004年のアンタッチャブル(673点)、2009年と2010年の笑い飯(668点)に次ぐ、歴代6番目の高得点です。

 また、3位のウエストランドが獲得した659点は、最終決戦への最下位ボーダーラインとしては史上最高点を記録しました。これは、大会全体のレベルの高さを示す指標となっています。

 さらに、トップバッターの「カベポスター」が獲得した634点も注目に値します。これは2021年のモグライダー(637点)に次ぐ、トップバッター史上2位タイの記録となりました。

 

 一方で、歴代最低得点にも触れておく必要があります。M-1グランプリ全体の歴代最低得点は、2001年の「チュートリアル」が記録した483点(700点満点中)です。

しかし、この年は採点方法が特殊だったため、一般的には2002年の「アメリカザリガニ」の525点が実質的な最低得点とされています。

 興味深いのは、2022年大会の最低得点が616点(ダイヤモンド)だったことです。これは歴代の最低得点と比較しても非常に高く、大会全体のレベルの高さを示しています。

視聴率と社会的反響

 【M-1グランプリ2022】の視聴率は、関東地区で平均世帯視聴率17.9%、関西地区で30.1%を記録しました。特に関西地区での高視聴率は、お笑いへの関心の高さを示しています。最高瞬間視聴率は、最終決戦で審査員7人の票を発表する場面で、関東地区が23.1%、関西地区が36.8%に達しました。

 個人視聴率においても、関東地区で12.1%、関西地区で21.6%と高い数字を記録しています。これらの数字は、【M-1グランプリ】が依然として多くの視聴者を引き付ける人気番組であることを示しています。

 

 社会的反響としては、特に SNS 上での盛り上がりが顕著でした。例えば、にゃんこスターのスーパー3助が、一緒に見ていた三四郎の小宮浩信がウエストランドの優勝に号泣する様子を捉えた動画を X(旧 Twitter)に投稿し、多くの反響を呼びました。

 また、ウエストランドが最終決戦で「R-1 には夢がない」と R-1 グランプリをネタにしたことも大きな話題となりました。これに対し、R-1 王者たちが X(旧 Twitter)で反応し、特に三浦マイルドは「お互い芸人なんやし板の上でネタの勝負しようや」と挑発的なコメントを投稿しました。

 さらに、ウエストランドの優勝後、井口浩之が「観ている人が奇跡的に怒っていないことを祈ります」とコメントしたことも話題を呼びました。この発言は、彼らの毒舌キャラクターを貫きつつも、視聴者への配慮を示すものとして注目されました。

 

 このように、【M-1グランプリ2022】は単なる漫才コンテストを超えて、お笑い界全体に波紋を広げる大会となりました。高視聴率と社会的な話題性の両面で成功を収め、次回大会への期待も高まる結果となったのです。

 

【M-1グランプリ2022】の出場者と見どころ

 【M-1グランプリ2022】は、過去最多となる7,261組の頂点を決める大会として注目を集めました。決勝に進出した10組は、それぞれ個性豊かなネタと独自の魅力で観客を魅了しました。ここでは、決勝進出10組の特徴と敗者復活戦の結果について詳しく見ていきます。

決勝進出10組の特徴

 【M-1グランプリ2022】では、「男性ブランコ」、「ヨネダ2000」、「カベポスター」、「キュウ」、「ダイヤモンド」の5組が決勝進出を果たしたことは注目すべきです。これは、M-1グランプリの歴史の中でも珍しく、新しい才能の台頭を示しています。

 今回の決勝では、舞台上を動き回る個性的なネタが多く見られました。

例えば、ロングコートダディの「マラソン世界大会」、男性ブランコの「音符運び」、ヨネダ2000の「餅つき」などが挙げられます。これらのネタは、従来の漫才の枠を超えた新しい表現方法として注目されました。

 一方で、しゃべくり漫才のさや香や、毒舌漫才のウエストランドなど、王道の漫才スタイルを極めたコンビも上位に食い込みました。この多様性こそが、【M-1グランプリ2022】の大きな特徴と言えるでしょう。

 興味深いのは、決勝進出者の平均年齢が33.6歳と、過去最高齢だったことです。特に、ウエストランド(37歳)、さや香(36歳)、ロングコートダディ(39歳)など、30代後半のコンビが上位を占めました。これは、長年の経験が漫才の質の向上につながったことを示唆しています。

敗者復活戦の結果

 敗者復活戦は、決勝直前に行われ、最後の1枠を巡る熾烈な戦いとなりました。出場者は以下の18組でした。

 

シンクロニ
シティ
ママタルト ヤーレンズ 令和ロマン ななまがり ハイツ友の
THIS IS
パン
カゲヤマ ダンビラム
ーチョ
ケビンス ストレッチ
ーズ
オズワルド
ミキ からし蓮根 かもめんた
コウテイ マユリカ ビスケット
ブラザーズ

 

 この中から、「オズワルド」が見事勝ち上がり、決勝の舞台に駒を進めました。「オズワルド」は3年連続の決勝進出を果たしており、その実力は折り紙付きです。しかし、今回は準決勝で敗れてしまいました。

 敗者復活戦の勝者が決勝で好成績を残すケースも多く、「オズワルド」の決勝での活躍が期待されました。実際、オズワルドは決勝で7位という健闘を見せ、敗者復活戦からの勝ち上がりながら、多くの観客を魅了しました。

 

 このように、【M-1グランプリ2022】は、新しい才能の台頭と、実力派コンビの復活劇が織りなす、非常に見応えのある大会となりました。多様な漫才スタイルが競い合う中で、最終的に「ウエストランド」が栄冠を手にしたことは、お笑い界に新たな風を吹き込む結果となったのです。

 

【M-1グランプリ2022】の放送情報とタイムテーブル

 【M-1グランプリ2022】は、「テレビ放送」と「動画配信サービス」を通じて多くの視聴者に届けられました。それでは、放送日時と配信情報、そして大会当日のスケジュールについて詳しく見ていきます。

放送日時と配信情報

 【M-1グランプリ2022】の決勝戦は、12月18日18時34分から22時10分までABCテレビ・テレビ朝日系列24局で生放送されました。この3時間36分にわたる放送は、漫才の頂点を決める熱い戦いを余すところなく伝えました。

 注目すべきは、今回初めて動画配信サービス「TVer」でも同時配信されたことです。これにより、テレビを持っていない視聴者や外出先でも大会を楽しむことができるようになりました。ただし、ライブ配信では約30秒程度の遅延があったため、SNSでのネタバレには注意が必要でした。

 また、敗者復活戦も同日14時55分から17時25分まで放送されました。これにより、決勝進出を逃した実力者たちの最後の戦いを見ることができました。

【M-1グランプリ2022】世界最速大反省会

 さらに、大会終了後には「GYAO!」で「M-1グランプリ2022 世界最速大反省会」が生配信されました。ここでは、決勝戦を終えたばかりのファイナリストたちの生の声を聞くことができ、大会の余韻を楽しむことができました。

 

 今回の【M-1グランプリ2022】は、Amazonプライム・ビデオでも配信されたことで、大会後も繰り返し視聴することが可能となり、見逃した視聴者や何度も楽しみたいファンにとって便利なオプションとなりました。

大会当日のスケジュール

 【M-1グランプリ2022】の当日は、朝から夜遅くまで盛りだくさんのコンテンツが用意されていました。以下が大まかなスケジュールです。

  1. 14:55~17:25 敗者復活戦(生放送)
  2. 17:25~18:34 出番順抽選会(LIVE配信)
  3. 18:34~22:10 決勝戦(生放送)
  4. 22:10~ 世界最速大反省会(GYAO!で生配信)
  5. 24:00~ M-1打ち上げ(YouTubeで生配信)

 出番順抽選会が LIVE 配信されたことで、視聴者は決勝戦の出場順が決まる瞬間をリアルタイムで見ることができました。抽選結果は各コンビの戦略に大きく影響するため、この配信は大会の見どころを予想する上で重要な情報源となりました。

 また、深夜 0 時からYouTubeで配信された「M-1打ち上げ」は、千鳥が MC を務め、ファイナリストたちの素顔や本音を垣間見ることができる貴重な機会となりました。

 興味深いのは、大会当日の朝9時から

「M-1グランプリ2022 決勝直前SP」

がABCテレビで放送されたことです。この特別番組では、決勝進出者のプロフィールや過去の名場面、さらには審査員の予想などが紹介され、視聴者の期待を高めるのに一役買いました。

 

 このように、【M-1グランプリ2022】は単なるテレビ番組の枠を超え、一日中楽しめる総合的なエンターテインメントイベントとして構成されていました。様々な媒体を通じて提供されたコンテンツは、視聴者の期待に応え、お笑いファンを満足させるものとなりました。

 

まとめ

 【M-1グランプリ2022】は、多くの話題と記録を残した大会となりました。ここで、本記事の要点をまとめてみましょう。

 ✅優勝者はウエストランドで、最終決戦で見事な逆転劇を見せました。

 ✅審査員には山田邦子が新たに加わり、採点基準にも微妙な変化がありました。

 ✅決勝進出者の得点は非常に接近しており、大会のレベルの高さを示しました。

 ✅審査員の採点傾向には個性が見られ、特に山田邦子の評価が注目を集めました。

 ✅大会は多くの視聴者を魅了し、SNS上でも大きな反響がありました。

 ✅決勝進出10組はそれぞれ個性的なネタで観客を楽しませました。

 ✅放送はテレビだけでなく、配信サービスでも視聴可能でした。

 

 この大会は、お笑い界に新たな風を吹き込み、次回への期待も高めています。M-1グランプリの進化と共に、漫才の魅力はますます広がっていくことでしょう。

 

【出典】

 

 

 

 

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