リタイアおじさんの介護とシニアライフ

名古屋市在住の70歳。要介護4(身障手帳1級)の妻を在宅介護しつつ、シニアライフをそれなりに楽しんでいます。

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母の介護サービス費用と医療費

母の介護と医療の費用は?

母の介護付き老人ホームの利用料は月135,000円です。食事代、清掃代、洗濯代、おやつ代等も含まれています。

それ以外の費用はおむつ代(母は今のところ使用せず)、理容代(1回1,000円)、健康診断(年2回、浜松市の補助あり)、日用品の買い物代(最低限必要なものは入所時に揃えました)程度で、それほど費用はかからないと思っています。

ただ高齢(来月には91歳)で体も弱ってきているため、介護と医療の費用(共に別途支払いが必要)がどれくらいかかるか心配なところです。

介護保険サービスの自己負担

母が入居した老人ホームでは一般型特定施設入居者生活介護が提供されています。

www.tyojyu.or.jp

母は要支援2の判定なので当面は介護予防特定施設入居者生活介護サービスを受けることになります。

利用者負担(母は1割負担)は1日当たり309円、1か月(30日計算)当たり9,270円です。

www.kaigokensaku.mhlw.go.jp

ただ、老人ホーム側も早めに介護等級の引き上げ申請を行う予定と言っていますので、近い将来要介護に認定されると思われます。

仮に要介護2にアップすると利用者負担は1日当たり599円(1か月当たり17,970円)にアップしてしまいます。

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そうなると高額介護(介護予防)サービス費の制度が活用できます。

同じ月に利用した介護サービスの自己負担額(在宅でサービスを利用した場合や施設に入所した場合に利用料としてかかった費用の1割~3割)を、世帯ごとに合算した額が「一定の限度額」を超えた場合には、申請によりその超えた部分が個人ごとに償還払いにより支給(払い戻し)されます。

www.city.hamamatsu.shizuoka.jp

母は所得区分(4)(市民税非課税世帯で、合計所得金額と課税年金収入額の合計が80万円以下)に該当しますので限度額は月15,000円となり、それを超えた分は払い戻しが受けられます。

問題は申請手続きですが、浜松市のホームページを見ても手続きが不明(介護保険担当課に問い合わせてくださいと記されているのみ)ですので、介護等級がアップした場合は老人ホームと打ち合わせのうえで、申請手続きを取る予定です。

医療費の自己負担

医療費にも1か月の負担限度が定められています。(高額医療費)

www.shizuoka-ki.jp

母は低所得者(世帯全員が住民税非課税で、世帯全員の所得(年金所得の控除額は80万円として計算)が0円となる被保険者)に該当しますので、1か月の負担限度額は外来が8,000円、外来+入院が15,000円となります。

 

また、入院した際の食事の自己負担(健康保険が適用されない)も軽減されます。

www.shizuoka-ki.jp

母の場合は1食あたりの食事代が100円となります。

他に療養病床(主として長期にわたり療養を必要とする患者のための病床)に入院した場合は居住費も0円となります。

なお、来及び入院時の自己負担限度額や、入院時の食事代等の減額の適用を受けるためには限度額適用・標準負担額減額認定証が必要となります。

www.city.hamamatsu.shizuoka.jp

世帯全員が住民税非課税の被保険者からの申請により交付し、申請月から適用となるようです。母が取得しているかどうか確認しておかなければなりません。

高額介護合算療養費制度を使えばトータルで費用を抑えられる

更に高額介護合算療養費制度があります。

後期高齢者医療制度の世帯に介護保険の受給者がいる場合に、医療保険介護保険の給付を受けたとき、一年間の両方の自己負担額を合算して、所得に応じた自己負担限度額を超えた金額が高額介護合算療養費として支給されます。(上記浜松市の高額医療費のページの下の方に出てきます)

母は低所得Ⅰですから年間19万円が自己負担の限度となります。

母が要介護になると介護費用は上限の月15,000円(年間18万円)になりますので、医療費が年間1万円を超えると合算療養制度の上限が適用され、高額介護合算療養費が支給されることになります。

母は所得が少ないため、医療費・介護費用の自己負担も抑えられている

母の収入は国民年金年金生活者支援給付金を含むめ手取り年479千円)だけですので、老人ホームの費用は賄えず貯蓄を崩したり、私が援助することが不可欠ですが、一方で所得が少ない分、介護費用や医療費の自己負担も抑えられています。

年間19万円が上限で月換算すれば2万円にもなりませんので、負担増は少なくてすみます。介護費用や医療費は高齢のため避けて通れませんが、負担の上限があることで、それほど心配しなくてもよさそうです。