雪による事故を防げ!【車による雪道での事故編】

防災・減災
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雪害では、どのような災害が起こるのか

雪害の代表的ものとしては、雪崩、除雪中の転落事故などの豪雪地帯特有の災害のほか、路面凍結などによる交通事故や歩行中の転倒事故など、豪雪地帯以外でも発生する災害・事故があります。

また、雪の降る地域の住民だけでなく、冬山登山やスキー、観光などで豪雪地帯を訪れる多くの人々も被害に遭っています。雪害に遭わないためにも、雪に対する正しい知識を深めておくことが大切です。

下記の5つのケースに分けて、雪害を説明していきます。そして、今回の記事では、車による雪道での事故に絞ってお伝えします。

1.除雪中の事故

2.車による雪道での事故

3.歩行中の雪道での事故

4.雪のレジャーでの事故

5.雪崩による事故

走行中、雪道で注意すべきこと

降雪時、降雪後には路面の凍結や視程障害(吹雪等による視界不良)による事故に注意が必要です。

こんなときは路面の凍結に注意!

・降雪が1cm以上あり、雪が降った後早い時期(おおよそ24時間以内)

・アイスバーン(氷のようになった路面)に注意!

・冷え込む夜間や朝方や日陰などは、凍っているように見えなくてもブラックアイスバーンに注意!

こんなところでは路面の凍結に注意!

・信号交差点
 車が発進や停止を繰り返すことによって、路面が非常に滑りやすくなることがあります。

・橋梁(橋げた)
 ほかの路面が凍っていなくても橋の上だけは凍結していることがあります。

・トンネルなどの出入口
 日陰になることが多く、局所的に路面が凍結している場合があります。

視界の悪い時に注意!

空気中に浮遊物があると、私たちの目に届く光の量が少なくなり、周りの景色が見えづらくなります。 これを視程障害といいます。また、地吹雪などで視界が真っ白になり、他に何も見えない状態になること(ホワイトアウト)もあり、冬の道路では、実際の視程よりかなり悪く感じることがありますので注意が必要です。

雪道での運転のポイント

凍結路面での運転のポイント

・坂道走行
 あらかじめ適切なギヤにシフトダウンし、アクセルを一定にしましょう。急ブレーキやシフトダウンは尻振りやスピンを招きます。(下り坂はエンジンブレーキを効かせましょう)

・カーブ走行
 カーブ手前で十分に減速してから進入し、カーブ中は控えめな速度を一定に保ち走行しましょう。

・ブレーキング
 急ブレーキをかけるとタイヤがロックしてグリップを失い止まれません。ブレーキは普段より手前からソフトにじわっと踏んで止めましょう。

四輪駆動車やABS(アンチロック・ブレーキ・システム)がついていても過信せず、カーブや交差点の手前では十分にスピードを落として走行しましょう。

視界の悪い時の運転のテクニック

・吹雪の中での運転はライト点灯、スピードダウン、車間距離!
 存在を知らせるため、ライトをつけ、スピードを控えめにして車間距離を十分に取りましょう。

・大型車の雪煙に注意!
 大型車が巻き上げる雪煙で視界が悪くなるので、ワイパーを早めに作動し減速しましょう。

・車に雪が付いたら安全な所に止まって落とす
 ヘッドライトやテールランプ、ワイパーに付いた雪は道路から離れた安全な所で落としましょう。

・疲れたり、運転に危険を感じたら休憩を

 疲れたり危ないと思ったら路上では止まらず、道の駅やパーキングエリアなどで休みましょう。

アクシデントに対応できる用具を必ず装備しておきましょう

冬道の運転は冬山の登山と同じようなもので、事前の点検・整備と、天候の急変等による様々なアクシデントにも十分対応できるような装備品を必ず装備しておきましょう。

・タイヤチェーン・ジャッキ・牽引用ロープ・工具・ブースターケーブル・スノーヘルパー

・防寒具・雨具・長靴・作業衣類・手袋・軍手・タオル・着替え・毛布・使い捨てカイロ

・スペアタイヤ(冬道用タイヤ)・滑り止め用砂・除雪用ブラシ・停止表示板・発煙筒

・スコップ・非常用の水・食料・旗(目立つ色の布)・懐中電灯(電池)・ラジオ

雪のない地域から積雪地域に行くときの注意点

一面の銀世界をドライブする爽快感の裏には常に危険が潜んでいます。慣れない雪道で思わぬハプニングに巻き込まれる前に、スノードライブの基礎知識を身に付け、充分に準備をして安全で快適なドライブにしましょう。

参考資料

・首相官邸HP
・国土交通省HP




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