未来のことなのに現在形? 時・条件を表す副詞節について総整理!

文法

未来のことを言ってるのに現在形?

Hello everyone!

ご覧いただきありがとうございます。
TOEIC 実験記の Delph (デルフ) です!!

今回は「時・条件を表す副詞節」をテーマにして
いろいろと実験していこうと思います。

セータ君
セータ君

時・条件を表す副詞節って、確か構文に気を付けないといけなかったような…?


そうですね!

この構文は少し注意が必要ということは
覚えていると思いますが、

ついうっかり間違えてしまう
…ということありませんか?

今回は、そういう構文を
今一度整理してみたいと思います。

この記事を見ると
次のようなことが分かるようになります。


  • 時・条件を表す副詞節についての基本事項
  • 「節」および「副詞」の確認(副詞節を理解するために)
  • 時・条件を表す副詞節で使われる接続詞


是非とも最後までご覧くださいね!



それでは始めていきましょう!
Now let’s start!

時・条件を表す副詞節の構文


まずは、時・条件を表す副詞節がどのようなものなのか
確認していきましょう。

それは、次のようなものです。

「時や条件を表す接続詞 (if ,when 等) を含んでいる方の文」が
副詞・・の役割をしているとき、

その文時制は未来のことであっても「現在形」か「現在完了形」で表す



セータ君
セータ君

そんな感じのルール確かにあったね!


例文でも確認していきましょう!

If you arrive at the station, please give me a call.
(もし駅に着いたら、電話をしてください)


この地点ではまだ目的の駅に到着しておらず、
駅に着くのはもう少し後の未来のことになります。

なので、未来を表す will を使いたくなるのですが
時制をよく見ると「現在形」になっています。

セータ君
セータ君

ホントだ! 未来のことなのに「現在形」で使われてる!


もう少し文を広く見てみると
条件を表す接続詞の if があります。

この if があると、カンマの部分までの文の内容が
未来のことでも「現在形」にする必要があります。

セータ君
セータ君

ポイントは、時・条件を表す接続詞に注目することだね!



そうですね!

まずは、その接続詞があるか注目します。

もし見つけた場合
「未来のことなのに現在形で使われる構文かも!」
と注意しながら読んでみてください。

こういうちょっと違和感のある構文なのですが
思い出してきましたでしょうか?

副詞節って何?

時・条件を表す副詞節について確認できたところで、
今度はこの言葉を少し深掘りしていきましょう。


「時・条件」については言葉の意味から
分かるかと思いますが、

恐らく、一番頭に引っかかってしまうのが
「副詞節」ではないでしょうか?

セータ君
セータ君

確かに、「副詞節」っていうのが良く分かんないかも…


というわけで、その「副詞節」を
詳しく見ていきましょう!

「節」について


まずは「節」について見ていきますが、

これと対になっている言葉になっている
「句」もセットにして覚えておきましょう!

セータ君
セータ君

「節」だけなのに「句」も覚えるの?



こうした方が、対比が分かりやすく
より区別が出来るようになるからです。

とはいえ、それほど難しいことでもないので
一緒に説明していこうと思います。


「節」 と「句」を見分けるポイントは
次のようになります。

語のカタマリの中で S + V が含まれているかどうか

  • S + V が含まれている語のカタマリ →「節」
  • S + V が含まれない語のカタマリ →「句」

セータ君
セータ君

え?たったそれだけ?


そうですね!


ここまでを踏まえると

「時・条件を表す副詞節」の文構造は
次のようになります。

  • 接続詞(時・条件) + S V ~ , ….
  • … 接続詞(時・条件) + S V ~.

    ※ V の時制は 現在形・現在完了形  



また、「句」と「節」についてさらに知りたい方は
文のカタマリの中身は? 句と節の違い
に詳しく書きましたので併せてご覧ください。

「副詞」について

次に、「副詞」について
見ていきたいと思います。

セータ君
セータ君

副詞って、確か詳しく説明する言葉だよね?


そうですね!

補足すると、副詞は動詞や形容詞、他の副詞を
詳しく説明する言葉です。

「とても」「少し」「最近」「この頃」
みたいな感じで

程度や頻度、場所、時間などの意味を付け足して
文を詳しく説明します。

とはいえ、副詞は「詳しく説明する」だけなので
それがなくても文としては成立します


先ほどの例文を使って見てみましょう。

If you arrive at the station, please give me a call.
(もし駅に着いたら、電話をしてください)


この文から副詞の役割をしている文だけ抜くと…

If you arrive at the station, please give me a call.
もし駅に着いたら、 電話をしてください)


もの寂しい文になりましたが、
文としては成立していますよね。

また、副詞を抜いたとしても
言いたいことは変わっていない
というのが
分かるかと思います。

セータ君
セータ君

たしかに、「電話をしてください」ということは変わらないね!



副詞がない文は、良くも悪くも
「最低限」の情報しかないので

物足りなくて、もっと何か説明してほしい
という感じの印象を受けますが

副詞があろうとなかろうと、
文の意味自体が変わってしまうということは

ありません


まとめると、

  • 接続詞(時・条件) + S V ~ , ….
  • … 接続詞(時・条件) + S V ~.

    ※ V の時制は 現在形・現在完了形  


の構文において、

…の部分を詳しく説明する役割をするのが、
「時・条件を表す副詞節」というわけです。


セータ君
セータ君

副詞について詳しく書いた記事があるよ!すぐ下の「あわせて読みたい」をチェックしてね!



時・条件を表す接続詞

ここまでで「副詞節」について
見ていきましたが、

今度は 時・条件を表す接続詞について
見ていきましょう。

ただし、同じ接続詞であっても文の構造によっては
名詞節になる場合があります
ので、
その時は意味が違ってきます。

「この接続詞が来たら必ず副詞節」
というわけではありません
ので注意しましょう。

時を表す接続詞

接続詞 意味 接続詞 意味
when ~の時 once 一旦~すると
while ~する間 as ~するにつれて、~の時
before ~する前 as soon as ~するとすぐに
after ~した後 by the time ~するまで
until ~するまでずっと every time ~する時はいつも

 

条件を表す接続詞

接続詞 意味 接続詞 意味
if もし ~ なら as long as ~する限り
unless ~しない限り even if たとえ ~ としても
once いったん~すると in case ~に備えて

 

おわりに

今回は「時・条件を表す副詞節」について
少し深く見ていきました。


間違えやすい文法のひとつで、
大学入試で良く問われるところですが

TOEIC の Part 5 でも見かけることがあります。

「未来のことだから will を含んだ選択肢が答えだ」
と飛びつきたくなりますが、

もしかすると、その選択肢は引っかけるための
ダミーかもしれません。

ここは少しこらえて周りの文を良く見てみましょう。

  • 時・条件を表す接続詞が含まれていないか
  • その接続詞が含まれている文は副詞の役割をしているか 



この二つをチェックしてから選んでいくと
より確実に正解できるようになりますので、

このチェックポイントは忘れずに
しっかりと抑えておきましょう!


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それでは、今回はここまで!
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