新済州に住んでいた2か月間の想い出をふりかえっています。
 
今回は僕たちが住んでいたマンション「メルヘンハウス」と新済州の(というか済州島の)ランドマーク「ドリームタワー」について。
 
まずはメルヘンハウスから。
メルヘンハウス(메르헨하우스)は新済州ではわりと名の知れたマンションのようです。
新済州のど真ん中にあり、家賃もそこそこということで、昔から人気のよう。
僕らが入った時点では、そこまでキレイでもないわりに家賃は高いなぁという印象でしたが。
 
↓メルヘンハウス外観

 
このメルヘンハウス、場所柄もあってか外国人が多数居住しています(まあ、僕もそうですが)。
特に中国人が多いようで、エレベーターの前に貼ってある注意書きには、わざわざ中国語の翻訳が入っていました。
聞いた話だと、ここに住んでいる中国人は、建築業や農業などの肉体労働をしている人が大部分とのこと。
済州島の農業は中国人労働者なしではなりたたないと聞いたことがありますが、その労働者の相当数はここに住んでいるようです。
 
僕の見た感じではメルヘンハウスには中国人以外にも、ベトナム人らしき人々や、中東っぽい人、南アジアっぽい人、国籍不明の黒人・白人などもかなり住んでいるようでした。
なかなかの人種の坩堝。
リトル・アメリカ。
社会の縮図。
云々。
 
↓エレベーター前の貼り紙。中国語は翻訳機で訳したのそのままのようですが、だいたいの意味と強い意気込みは伝わってきます。
 
そんなメルヘンハウスからも見えるのが、済州島のランドマーク「ドリームタワー」(DREAM TOWER/드림타워)です。
 
↓ドリームタワー外観
 
このビルは中国の不動産企業「緑地集団」が建て、2020年にオープンした複合リゾートビルです。
アメリカ系のホテルグループ「ハイアットホテル」が入っており、高層階には高級レストランもあります。
高さは169メートルで、済州島で最も高い建物とのこと。

 

↓ドリームタワーの公式ホームページ

 

やや中国趣味を感じさせる派手な照明が売りのドリームタワー。

高いだけあって、新済州だけでなくかなり遠くからも見えます(済州大学からもちょっと見える)。

 

もちろんメルヘンハウスからはバッチリ見えるのですが、この2つの建物を一緒に見ていると、なかなか面白いです。

かたや肉体労働者系外国人の多く住む老舗マンション、かたや中国企業の建てた超高級リゾート。

メルヘンな若者たちがコリアンドリームを抱いてハウスからタワーを眺めているような感じがしなくもない。

まあ、そこまで大層なものではないんでしょうが。

 

ちなみに、メルヘンな私はドリームタワーに一度も入ったことがありません。