ASBeeアプリのリニューアルにより会員数106万人達成とMAU5倍に

株式会社DearOneは、株式会社NTTドコモの新規事業型子会社であり、靴の小売業を展開する株式会社ジーフットが提供する「ASBee(アスビー)アプリ」を、アプリ開発サービス『ModuleApps2.0』を使用してリニューアルしました。さらに、ユーザー行動分析ツール『Amplitude』とマーケティングオートメーションツール『MoEngage』を導入し、デジタルマーケティング施策の強化を支援しました。リニューアルの結果、会員登録数は1年間で約106万人、月間アクティブユーザー(MAU)は旧アプリの5倍に急増しました。

導入背景

ジーフットはイオングループに所属する靴専門店で、ASBee(アスビー)やGreenbox(グリーンボックス)などのブランドを展開しています。2025年2月時点で622店舗を展開し、「健康で履きやすい魅力的な靴をリーズナブルに提供する」というテーマのもと、様々な商品を取り揃えています。

ジーフットは、2024年3月にWAON POINT SDKの実装とアプリのダウンロード数の利用率向上を目指し、『ModuleApps2.0』による「ASBeeアプリ」のリニューアル、並びに『Amplitude』と『MoEngage』を導入しました。

新たなアプリでは、店頭でのダウンロードや会員情報登録を促進し、『Amplitude』と『MoEngage』を活用したデジタルマーケティング施策の強化を実現しました。ユーザーの行動に基づくリアルタイム施策が効果的に実行できるようになりました。

導入効果

リニューアルから1年で会員数は約106万人に達し、月間アクティブユーザー数(MAU)は旧アプリの5倍に増加しました。加えて、クーポン施策についても好反応を得ており、旧アプリと比べてクーポン利用率(利用したユーザー数の全体ユーザー数に対する割合)はおよそ3倍に増加しました。

この成果は、クーポンのリマインドや、クーポン獲得のためのゲーム性のあるスクラッチ施策によるものです。アプリ内施策がクーポン利用率向上と売上増加に寄与していることが伺えます。

ASBeeアプリでは、アプリ内(ModuleApps2.0)で収集された行動データを『Amplitude』によって分析し、その結果を『MoEngage』を通じて施策の配信に活かしています。『Amplitude』の導入により、データを統合せずとも行動に基づく洞察が得られるようになり、新たな示唆が増加しました。『MoEngage』を使用することで施策の実施頻度も向上し、ユーザーとの接点を増やしています。

株式会社ジーフット マーケティング・EC事業本部デジタルマーケティングマネージャー 高松 良太郎 氏のコメント

「アプリのリニューアル及びAmplitudeとMoEngageの導入により、データに基づいた仮説検証や、店舗が主体的に販促企画に参加できる環境が実現しました。これまでも店舗別施策を行いたいと考えていましたが、運用は難しいものでした。ユーザーを店舗に引き寄せることが旧アプリの課題でしたが、現在ではうまく活用が進んでいます。今後は店舗データとECデータを統合し、より一層のパーソナライズとリピート促進を図っていきたいと考えています。」

出典元:株式会社DearOne プレスリリース

コマースピックLINE公式アカウント

コマースピックメルマガ